猪爪彦一展 -忘れられた物語Ⅱ- が始まりました
たびのそら屋では昨年6月に続き2回目の開催となる猪爪彦一展
昨年は、まずは展覧会をしっかり開催することだけで精一杯でしたが、
「いずれ展覧会の中で演奏会などもできるといいですね」と仰った猪爪先生のご希望を、
この度、素晴らしい音楽家のお二人が叶えてくださいました
白澤亨さん(リュート等)・風間左智さん(ソプラノ)
特別企画・ソプラノと古楽器の演奏会
「~古(いにしえ)の歌 リュートとともに~」
猪爪先生が制作の折に聴いていることが多いという、
ヨーロッパ中世からルネサンスの音楽を中心にプログラムしてくださった演奏会
合間合間に白澤さんが、様々な貴重で珍しい楽器を、ユーモアを交えてご紹介してくださって、
会場はなごみ、笑い声もこぼれながら、
白澤さんの奏でるいにしえの音色と、
風間さんの慈愛に満ちたソプラノによる異国の言葉の響きに
鳥肌をたてながら酔いしれた、ひととき… ならぬ、予定を超えてたっぷりと
演奏していただいた、とてもとても贅沢な初秋の夕暮れ時
終盤とアンコールに選んでくださった日本の歌は、
風間さんが言葉を添えて下さったとおり、
日本語の美しさをしみじみと感じさせてくれるもので、感動はマックス
帰りがたさいっぱい、
けれども待つ人のもとへ、あるいは帰るひとを待つために、明日の自分のために、
帰ろうか、、、、
そんな心もちになった終演でした
各地でイベントごとの多い日でしたが、定員を超えるご来訪をいただき
皆様、会場の設営にも快くお手を貸してくださいました
会場はあたたかく、やさしい空気で満ち、
本当に素晴らしい、特別な時間にしていただきました
開催の告知にご協力くださいました皆様、
ご多忙の中をお越しくださいました皆様、
そしてこの小さな演奏会のためにも入念な練習を重ねて臨んでくださいました
素晴らしい演奏者のお二人、そして猪爪彦一先生に、
こころから感謝申し上げます
どうもありがとうございました
当の猪爪先生は会場の最後列で、背の高いスツールに腰かけて聴いておられました
「手元まで見渡せて一番いい席でした、誰よりもたのしませていただきました」
そんなふうに仰って下さる先生の、描き続ける世界「 忘れられた物語Ⅱ 」
展覧会は10月15日(火)までです ※10/10は休廊日
OPEN 11:00~17:00 ※最終日は16時まで
油絵・銅版画・ボックスアート
そして日々描き綴られる「NOTE BOOK」
作品の数々をどうぞご高覧ください