コンスタントに制作と発表を続けておられますが
長岡市近郊での個展開催は極めて少なく、この界隈の皆様にもご覧いただけるよう、展示を叶えていただきました
◆2017年「 Kaede Gallery + full moon 」さん(新潟市中央区)での個展
「かさなりとかたまり」より
「 重なる箱_5 」
7つの木の箱が組み合わさった作品
「実際のかたちはイメージしきれない要素を持っていて、
シンプルなのに把握しきれない不思議を経験します」
(作品ファイルより)
緻密な「計算や計画」によって
こうした複雑な箱も造ることのできるお方ですが
それでも図面からは計り知れないことがあり
制作してみることで確かめ、実感することに主目的がある様子
壁面にはアヤさんがうつくしいと感じる
箱の内と外の接合、組み合わさりの拡大写真
造形美にも目を奪われてしまっていい様子
◆2018年「gallery RO-BA-YA」さん(新潟市西区)での個展
「つづくうつしかえ」より
「 a loop 」
「板から紐を彫る作業は、通常の文脈的なアプローチでことを為すのとは違って、
道すじのないところから、異なる層にある方法で回路が開けていく様子に似ている」
(作品ファイルより)
紐のオブジェではなく
あやとりの紐をスケッチしたものを、板から掘り出した作品です
板から紐を彫るってどういうことか、
紐の板への「うつしかえ」を
実際に手を動かすことで知りたかった、というシリーズ
「制作に関わるスケッチと散文」を
公開してくださっているのも必見です
「かたちに背景や含蓄を持たず、ただただそれを注意深く、
そして自然に見ることについて、理解したり把握することの難しさや可能性について
そして自然に見ることについて、理解したり把握することの難しさや可能性について
目を向け続けていたいと思っています」
(作品ファイルより)
この↑「かさなりとかたまり」展の添え書きの結びの一文に
ひとつの示唆を得ます
芳名帳台にある各作家作品ファイルと併せて
コイズミアヤさんの作品集(販売中)もどうぞご覧ください
喫茶室の棚にはアヤさんが「箱」作品を提供したという
CDのライナーノーツも展示しています
【略歴】 Aya KOIZUMI
1971年 東京に生まれる
1994年 武蔵野美術大学造形学部空間演出デザイン学科卒業
2009年~長岡市在住