2024年12月2日月曜日

この道の先には/蓑輪朋和

Tabinosoraya Presents ーこの道の先にはー

猪爪彦一(油絵・銅版画) 在廊予定 12/3,7,15
蓑輪朋和(金工)             在廊予定 12/7,8,14,15
______________________

2024.12.3(tue)~15(sun)
open     11:00-17:00
last day 11:00-16:00
closed   12/5(thu)、11(wed)







◆蓑輪朋和 / MINOWA Tomokazu

Instagram@ 
minowmw


猪爪さんとの出会いは20年程前になります。

グループ展でご一緒させていただいたり、お互いの作品を鑑賞するなかで、若い頃にとても励まされた思い出があります。

作品には「何か」近いものを感じていたので、今回は二人で空間を作れることを楽しみに制作しました。

たびのそら屋さんには企画していただき大変感謝しております。

それぞれのフィルターを通した世界を感じていただけると嬉しいです。







作家略歴

1979年 上越市生まれ 燕市在住
2002
年 長岡造形大学産業デザイン学科卒業
2002
年 株式会社玉川堂 入社
2003
年 新潟県美術展覧会 新潟日報美術振興賞
2011
年 個展 ギャラリーエムスタジオ(新潟市)
2013
年 個展 ギャラリーゆうむ(新潟市)
2024
年 新潟県美術展覧会 奨励賞

グループ展 多数





《 らしさ 》




今年、11年ぶりに県展に出展し奨励賞を受賞した作品。


二人展のための制作に取り組む中で、
ひとつの節目として位置付けた出品であったとのこと。


職人としての仕事と並行して作家としての制作をするにあたり
逃げられぬ期限を設け、第三者の評価軸も意識しながら、完成度を追求し、仕上げていく。。。


そんなふうに臨んでくださったのだとお聞きすると、うれしくも
蓑輪さんの厳しき日々を垣間見る思いですが、


すくっと誇らしげな様子でありながら、
どこかユーモラスで、観るひとによって、いろんな物語がありそうな、、、


鍛金の様々な技巧に魅入りながらも、
おおらかな気持ちにさせてくれるやわらかさを感じます。






たびのそら屋で前回ご出展いただいたのは、2022年7月の企画展《ヤマノヨブコエ》でした。
この時は「山道具」を意識した実用のお品をご出展。

ヤマノヨブコエ⇒
ヤマニヨバレテイル⇒


今回は喫茶室奥のガラス棚に、勤務先の玉川堂さんで手掛けておられる
コーヒーポットとドリップポットを参考作品として展示していただいたほか、

最初の在廊日12/7(土)には、オリジナルのコーヒー用のメジャースプーンを
追加納品してくださる予定です。
(開幕冒頭にご来場の皆様にはご覧いただけなくてすみません)





こちら2点は玉川堂さんでお求めいただけます
お気軽にお手に取ってご覧ください




今回の喫茶メニュー「旅コーヒー」は、蓑輪さんからのご紹介で、
軽井沢で珈琲焙煎所を営む「NAKAJI」さんのお豆です ⇒

13年前に玉川堂さんに見学にいらした際に蓑輪さんがご案内したのがご縁で、
当時、開発を担当することになったドリップポットについて相談させていただいて以来のお付き合いとのこと。

そんなこともあって今回はコーヒーアイテムを展示していただいたり、
もうひとつのうれしいコラボがもたらされている展覧会《この道の先には》。


週末からは荒れ模様の天気予報ですが、来し方、行く先を思いながら、
師走のひととき、どうぞゆっくりとおたのしみください。







猪爪彦一《異族》

蓑輪朋和《アンテナ》




2024年12月1日日曜日

この道の先には/猪爪彦一

Tabinosoraya Presents ーこの道の先にはー

猪爪彦一(油絵・銅版画) 在廊予定 12/3,7,15
蓑輪朋和(金工)             在廊予定 12/7,8,14,15
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2024.12.3(tue)~15(sun)
open     11:00-17:00
last day 11:00-16:00
closed   12/5(thu)、11(wed)
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作家メッセージとプロフィールを順次、ご紹介いたします。






《異郷》

F50×2 作品部分(2024)


◆猪爪彦一 / INOTSUME Hikoichi

蓑輪朋和氏とはいつか2人展ができたらと思っていました。

彼の作品にはいつも心惹かれています。
同じ空間に展示することにより、それぞれがまた新たな発見ができ
次のステップに挑戦するきっかけになればと思っています。

これからまだまだ旅は続いていくようです。






手前/蓑輪朋和 《心を観る》






《 夜 》 F4

 

猪爪彦一  /  INOTSUME Hikoichi

1951
年 新潟市生まれ
行動美術協会会員・新潟県美術家連盟理事・県展運営委員・新潟市美術協会参事

1974年 第29回行動美術展  初入選【以後毎年出品】
1978
年 第33回新潟県展  版画県展賞

1981年 第36回行動美術展  行動美術賞
1982
年 第25回安井賞展【以後8回出品~’92
     第37回行動美術展  安田火災美術財団奨励賞
1984
年 第1回青年絵画展(日本橋三越)【以後5回出品】
              第3回安田火災美術財団奨励賞展  新作優秀賞

1990年 第1回西洋の眼現代絵画展(日本橋三越)【以後5回出品】
1995   シリーズ新潟の美術 ’95(新潟県民会館ギャラリー)
             画集「かぐわしき風の中で」(新潟日報事業社刊行)
1997年 安井賞展入選作家4人展(新潟・雪梁舎美術館)
1999年 7の視点展(東京・井上画廊)【以後9回出品】

2004年 新潟の作家100人展(新潟県立万代島美術館)【同’06出品】
2005
年 にいがたの美の系譜(新潟県民会館ギャラリー)
2007
年 漂泊の位置展(東京・ギャラリー風)【以後毎回出品】
2009
年 ドローイングフィフティーン(東京・あらかわ画廊)
     個展「猪爪彦一の世界展 ー原風景を求めて」(弥彦の丘美術館)

2010年 銅版画作品集「夜の風景」(羊画廊刊行)
    「物語の絵画」(新潟県立万代島美術館)
2011
年 個展「猪爪彦一の世界 幻想の銅版画展」(弥彦の丘美術館)
      「新潟の画家たち」(新潟県立万代島美術館)
2012  「みんなでつくるコレクション展」(新潟市美術館)
      「びじゅつのあそびば」(新潟県立近代美術館)
            GUN 新潟に前衛があった頃」(新潟県立近代美術館)

2013年 「風ノナマエ:20展」(東京・ギャラリー風)
    「こころのかたち」(新潟市美術館)

2014  「第17回 木の会」(東京・鈴木美術画廊)【第1回より出品】
             個展・油彩(豊栄地区公民館区民ギャラリー)
             個展・版画(柏崎・遊文舎)
           Pegasusの会展」(新潟市美術館市民ギャラリー)【同’15・’17・’18・’19開催】
           「コレクション展 さがしてみつけて」(新潟県立近代美術館)

2017   個展(池田記念美術館)

2021年 「LOVELIFE コレクションより愛をこめて」(新潟市美術館)
 「Pegasusの会展」(maison de たびのそら屋)【同’22・’23・’24開催】

2023年 「美術と考古でみる、ここらへんの生活。」(新潟市新津美術館)

2024  個展「異郷」(東京・日本画廊)











猪爪彦一さんはギャラリーに油絵、喫茶室に銅版画を展示しています。
立体作品はすべて蓑輪朋和さんの作品です。
色彩は実作品を再現できていません。

ぜひ会場で、お二人の作品が織り成すケハイや空間、丸ごとおたのしみください。