展覧会ごとに異なるお店から取り寄せてご紹介している喫茶メニュー「旅コーヒー」。
今回は、群馬県高崎市にある tonbi coffee さんのお豆です。
2020年に開催した「どうぶつアート展」の折、
出展作家の 吉村浩美さん(乾漆彫刻)にご紹介いただいて以来、3度目のご登場です。
幅広い個性で取り揃えられたブレンドがどれも美味しくて、時々、思い出しては飲みたくなります。
前にオーダーしたのはいつだったかと思い返せば、長谷川由香さんの前回2021年の個展年)の時でした。
どちらも2年ぶりに、ようこそ、ようこそ。
夏に飲みたいコーヒー、ご用意しています。
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◆Tobi-iro(鳶色) フレンチロースト
鳶色(とびいろ)すなわち、こげ茶色のことです。
香味のイメージはクーベルチュールチョコレートです。やわらかな苦味、 深みと粘性のある触感、微細な酸に彩られた深煎りコーヒーです。煙臭さや焦げ臭のないクリーンな苦味をぜひ一度ご体験ください。
別ブレンド「くちばし」から入ったお客様がいつかこの鳶色ブレンドの深い香味においしさを感じてもらえたらという願いもあります。
豆のセレクトから、ロースト、ブレンドと他では味わえない香味の世界を目指した、「艶美ブレンド」と並ぶメインブレンドです。
※アイスコーヒーはこのお豆でご用意しています。
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◆Enbi(艶美) シティロースト
香味のイメージは読んで字のごとく、あでやかで、美しいこと。
やわらかで滑らかな質感、やさしい酸、かすかな苦味のあるブレンドです。コーヒーの持つ魅力と奥深さをバランスよくまとめました。
しっかり淹れても、さっぱり淹れても楽しめる当店のメインブレンドの1つです。
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◆青田のピーヒョロ シティロースト
店主のきまぐれブレンドですが、一応、しっかり考えて作ってます!
今年の青田のピーヒョロも、夏でも飲み易いホットコーヒーを目指しました。
ハーブを思わせる清涼感ある香りに、アンズや柑橘の明るく甘い風味。
シロップのようなトロリとした質感が特徴的ですが、後味は程よくさわやかです。
飲み進めるほどに甘くジューシーな風味がより感じられ、暑いこの時期でもとても飲み易いブレンドです。
使用豆
・インドネシア・スマトラ「マンデリン・オナンガンジャン」
・コスタリカ・タラス「ドン・マジョ/エル・ハルディン」
・コスタリカ・レオンコルテス「モンテス・デ・オロ/カリサル・アリバ」
7月は、日本のあちこちで田んぼに植えられた苗の緑がとても清々しく、そしてまぶしく見える時期ですね。また、すくすくと成長する苗がとてもたくましく思えます。そんな理由で今月は、青田のピーヒョロです。ぜひ、お試しください。
季節によって●●ピーヒョロという感じで、全く違った味に仕上げます。
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◆Tonbi no Kucibashi ハイロースト
香味のイメージはみずみずしいピーチです。
さっぱりとした清涼感のなかにピーチのような甘みをさがしてください。
「くちばし」と名づけたのは、当店のコーヒーへの入り口という意味もあります。
コーヒー初心者の方はもちろん、幅広い方に喜んでいただけるコーヒーです。
この香味が軽く感じましたら、次は、「えんび」、「とびいろ」と進んでみてください。
ブレンドのネーミングがとても素敵なtonbi coffee さん。
私は平野育ちゆえか広々とした眺めが好きなのですが、
会期中は、ほぼ街なかで過ごすため、空(そら)不足、平野不足、海不足。。。
今回、伸びやかなお味の「青田のピーヒョロ」と、爽やかな「トンビのくちばし」ブレンドに、
風そよぐ青田を上空から眺めるような、晴れ晴れとしたここちをいただいています。
ネーミングマジックでしょうか。込めた思いでしょうか。。。
至福☕✨🌿
上の画像は開幕前、新潟市からの道中、
青田越しの弥彦山。
ピ~ヒョロ~~🗻✨🐤