長岡造形大学 造形研究科 彫刻 を修了したのち、
素材として惹かれた「漆」を学ぶべく、石川県輪島市の塗師・赤木明登さんに弟子入りし、
5年間の厳しき修行と年季を終えて2年前に独立、
長岡で工房を構える不破妙子さん
「 隠された主体 」
今も師匠の仕事の一翼を担いながら技を磨きつつ、
「自分の作品」といえるものを模索してきた彼女が切り拓いた、新たな境地の作品
和紙と漆を用いたこの「彫刻」は、
お客様から「ランプシェードみたいに灯りがもれたら素敵ね」などと言っていただきながら、
観る人のこころを自由にはばたかせつつ
主張することなく、静かにたたずみ、
柔らかに見えて、確かな質実のある、
溌溂と、力強く、変わり、伸びゆく彼女そのもののように
感じられます
「自分のため」の彫刻作品と併せて
「使うひとのため」の実用のお品もご出展
そのどちらもが彼女の世界
材から切り出し、拭き漆で仕上げた杉板皿はサイズが4種類
即時お渡しできるお品は僅かとなりましたが
オーダーをお受けできます
現物をお手に取っていただき、
裏面の丁寧な仕上げなども、ぜひご覧ください
細やかな彫りの刻まれた小さな取り箸
大きな箸は、地の粉の入った漆で先端が補強されています
古材の「ほぞ」を活かした箸置きは
フォーク・スプーン・ナイフをセットで乗せるにもちょうどよい長さ
金属が当たる音も静かです
杉板皿の一番小さいサイズは喫茶室でオーダーさせていただいた寸法
お飲み物に茶菓子を添えてお出しするのにピッタリでした
この時は矢尾板克則さんのカップと益子の陶芸家・鈴木宏美さんの小皿
美味しいわらび餅をいただいたのでちょっと特別
美味しいわらび餅をいただいたのでちょっと特別
日頃はカジュアルなお菓子です(。-_-。)
漆の器は食器と同様の扱いで、食べ物を直接乗せても大丈夫
あぶら染みを気にする必要もありません
和菓子やケーキ、お寿司やチーズ
お茶にも食事にも、和にも洋にも
特別感ある格調がありながら、日常にも馴染んでくれそうな
不思議なあたたかみのある存在感です
特別感ある格調がありながら、日常にも馴染んでくれそうな
不思議なあたたかみのある存在感です