2019年4月22日月曜日

次回展覧会のお知らせ

5月10日(金)~19日(日)※15(水)休廊
川鍋木八 × ひと葉 
 ー 木の器、草花の輪 ー
11:00~17:00

【作家在廊】
川鍋木八 5/18(土)・19(日)
ひと葉 5/12(日)・18(土)・19(日)




川鍋さんには、昨年の開廊記念企画
ーあらたなはじまり展- 第Ⅱ期「クラフトの光」にご参加いただきました
現在は「川鍋木八」と作家名を改めて活動しておられます

お客様から大変好評いただいた「秋田杉のプレート」
(年輪を縦にスライスして拭き漆で仕上げたもの)や
節穴を生かした黒柿の盆はとても印象的でした

「素材を活かす」ということ、そもそもの「木」という素材について

ハッと考えさせられる川鍋さんの作品たち


今回はその手仕事の美しさも十分に感じていただけるよう
ゆったりとした空間での展示です
どうぞお手に取ってご覧ください


その川鍋さんが大切にされていることと、表現のカタチは違えども
根底に通ずるものを感じる、ひと葉さんの草・木・花、植物を用いたワーク

「リース作家」としてのひと葉さんをご存知の方は多いと思いますが
今回はあえて 草花の輪」 です

近年、「リース」の概念を大きく超えゆくワークに取り組まれているひと葉さん
昨年、新潟市で開催された個展での出来事は、こころ躍る衝撃でした


今回、どんな展示になるのか、私の想像は追いつきませんが
おそらくそれはライブ、あるいはダンス


搬入・展示から、開幕、そして閉幕まで、
瞬きをする間にも刻々とかたちを変えていくであろう春の草花たち
との時間を生きる、ひと葉さんのワーク

それこそが作品であるにちがいないと思うのですが

それは、全ての作り手の方々に言えることかもしれません


私は、彼らの指先から生まれるものを待つとします

お近くの方にはぜひ、
会期の始まりと終わりにお立ち合いいただけたらと思います


「空間で見ていただきたい」
という思いから実現する、またとない組み合わせの二人展です
どうぞおたのしみに、お越しください



【御礼】野田英世スケッチ展-ちかしさ-

4月12日から開催しました「野田英世スケッチ展-ちかしさ-」は
桜の満開から葉桜へと向かう日々の中、穏やかな感動を醸しながら閉幕しました



20日(土)に開催された「スケッチの中の演奏会」は
おそらく会場の全てのひとの予想を超えた展開で

チェロによるクラシカルな演奏を期待した方もおられたかもしれませんが
野田さん企画がその域におさまるはずもなく

演者二人は陽気ならぬ妖気をまとい
作品世界と、季節の移ろい、夕暮れ時のひかりの変化を捉えつつ
枠を超えた世界を奏でていくその様は、

舞台のようであり

第2部でサプライズ登場した野田英世さんと
チェロの西村優輝さん、歌・声の早川美穂さん3人のステージは

まるでジャズのセッション

緊張感と興奮に、こころ湧きたつ演奏会となりました




目力のスゴイ西村さんと
缶カラ三味線で対峙する野田さん

遠目にも伝わってくる気迫でした



何が素晴らしいって
挑戦者たち

西村優輝さん、早川美穂さん

未知なるものに足を運んでくださった皆さま

そして一期一会のこのとき
愉しみ尽くす姿を見せてくださる野田さん

素晴らしい展覧会、そして演奏会を、どうもありがとうございました



喫茶室に展示された蛇腹スケッチも大好評でした


参加したイベントのこんな愉しみ方も
見せてくださいました


野田英世さんの今年の挑戦はまだまだ終わりません
9月には新たな作品による「二人展」を予定しています
どうぞおたのしみに




次の展覧会は、GW明けの5月10日より
こちらも新たな挑戦に満ちた展覧会です


5月10日(金)~19日(日)※15(水)休廊
川鍋木八×ひと葉 
 ー 木の器、草花の輪 ー
11:00~17:00

自然の素材のありのままをいつくしむ二人の作家による展示です
「ありのまま」の魅力をどうとらえ、いかに表現するか

お二人それぞれの挑戦を、感じていただきたいと思います

※作家在廊日など、後日改めてアップします


2019年4月19日金曜日

スケッチの中の演奏会

4月20日(土)16:30 より
野田英世スケッチ展-ちかしさ- 
「スケッチの中の演奏会」

展示室にて、西村優輝さんのチェロと、早川美穂さんの歌と声
による演奏会を開催します





お二人の演奏を聴いたことのある野田さんが
自身の個展会場で演奏してほしいと、自らご依頼して実現した企画です

即興演奏を得意とするお二人による
この日、この展覧会のために生まれ、奏でられるハーモニー

またとない演奏会は
休憩をはさんで70分程度の予定です

野田英世さんの作品と一体となった音楽のパフォーマンスを
どうぞたっぷりとおたのしみください





定員20名・ご入場1,000円 

小学生500円・未就学のこどもさん無料

まだお席はございます
ぜひご予約ください

たびのそら屋 0258(77)2981
md.tabinosoraya@gmail.com





当日は16時15分ごろから座席の設営に入ります
喫茶室と観覧時間の終了が早まりますがご容赦ください

2019年4月18日木曜日

野田英世スケッチ展・葉桜に向かうころ

開催中の「野田英世スケッチ展-ちかしさ-」
いよいよ会期終盤
4月21日(日)17時までです



※20日(土)は16時半より演奏会開催のため、
16時10分ごろより客席設営等、準備に入らせていただきます




この展覧会に向けて冬の間に描かれた作品には
長岡の冬の空がそのままに




たびのそら屋での開催、ということもあって
「旅」を意識してくださったという野田さん

ふと目にとまった「旅」の看板の向こうには
高速バスを待つ人の姿

よく見ればここはかつての村松駅で
鉄道が使われなくなっても旅の起点であり続けているという
行っては帰るなつかしい景色




どこ、という特別な名所ではない日常の中で
朗らかなぬくもりが横切るクロスロード




ギャラリー窓から見える桜の花は
会期と足並みを揃えるように散りはじめ、葉桜に向かいつつあります

名残惜しくも、見渡せば勢いよく動き始めた雪国の春の
なんとうつくしいこと




そうだ
季節の巡りはこうだった。。。




久しぶりに再確認するような気持ちで過ごしています




立ち止まること
眺め、観察すること

いとおしむこと
おもしろがること


しずかに
からだに力がゆきわたるような

うれしい展覧会です


2019年4月13日土曜日

旅コーヒー・自遊木民族珈琲さん

4月12日より開催中の「野田英世スケッチ展-ちかしさ-」

内にも外にも、大変素晴らしい景色が繰り広がっています
※4/21(日)17時まで / 4/17(水)は休廊日です




今回の喫茶室メニュー「旅コーヒー」は、前回に続き
青森在住の陶芸家・陶工房ゆきふらしの猿田千帆さんからご紹介いただきました

青森県は上北郡野辺地町にある「自遊木民族珈琲」さんのお豆です

HPを拝見すると・・・
https://www.jiyubokuminzoku-coffee.com/

実にワクワクします☆☆☆



今回のラインナップは2種類(どちらも無農薬栽培・中深煎り)

◆ルワンダ・チングワ(地区)

◆エチオピア・シダモG1・シャキッソ 
(シダモ州シャキッソ村の最上級グレード)






落ち着いた甘苦いルワンダと、
香りよく果実感がありながらコクもあるエチオピア

どちらも大変いいお味ですが、
私はこのところエチオピアのお豆が気になっておりまして
今回もとても好みのお豆です


サステイナブル(持続可能)であることを、暮らしにもなりわいにも
大切な柱として実践しておられる様子のお店さん

私の暮らしなどは恥ずかしくなるくらい異なるのですが、
いろんな立場のひとが、出会ったり、つながったり
影響されたり、おもしろがったり。。。

そういうことを尊く思う気持ちは
きっと通ずることのような気がします


人生を愉しんでおられる野田英世さん
(本人はそうかなぁ?と首を傾げられるのですが)の展覧会で
自遊木民族珈琲さんのお豆をご提供できて、とてもうれしいです



うつくしい梱包にもシビレました



「旅コーヒー」はだいたい2種類をメニューに乗せて、お好みでお選びいただいていますが、
このところは両方飲んでくださるお客様もおられて、
ささやかな喫茶室ながら、毎回のコーヒーを楽しみにしてくださる方がいらっしゃるのは
うれしい限りです

前回の「flow展」から、作家さんつながりで
まだ訪ねたことのないお店からお取り寄せするシリーズ(?)を始めましたが

かつて訪ねたことのあるお店や店主の方を懐かしみながら飲むコーヒーも
まだ訪ねたことのないお店やその町を思い描きながらいただくコーヒーも
旅ごころふくらむ、いい時間

それを一緒に愉しんでくださる方がいてくださるのは
この上ないしあわせです


ですが、「コーヒーの味はわからないので」と照れながら「どちらでも」
とお任せくださる方ももちろん、

隠れ人気のミルクココアや、
実は選りすぐりのハーブティーのご注文も、

展覧会の中のいい時間にしていただいていることが
同じように、とてもとてもうれしいことです



桜は満開

鳥たちのさえずりの中
ギャラリーと喫茶室、行きつ戻りつ

どうぞゆっくりとお過ごしください



いつの日かお訪ねしたい

2019年4月11日木曜日

野田英世スケッチ展-ちかしさ-

2019年4月12日(金)~4月21日(日) 
※4/17(水)休廊日
OPEN 11:00~17:00



建築設計の仕事のかたわら、町歩きスケッチを重ね
日常の小さな発見をスケッチにより伝え続ける
野田英世さんの個展です


ーちかしさー


日常の中に旅ありて

旅の中になつかしさあり



桜の準備も整いました



馴染みの景色がいつになく輝いて見えたり
初めてなのにどこかなつかしい

野田英世さんの描く街角の旅、
見知らぬ小路にいざなわれるひと時を
満開の桜景色と併せて、どうぞお楽しみください



2019年4月7日日曜日

flow展・ルーツ

只今開催中の、開廊一周年記念企画展- flow 展 - は
2019年4月7日(日)16時までです

今回ご出展の、村山陽先生の作品の中にある一枚


知道橋と「びんのかけら」


上越・高田からのお客様には懐かしんでいただいております

かつて「たびのそら屋」がcaféとして誕生したのがこの建物、
青田川のほとりに建つ、オレンジ色の屋根瓦のアパートの1階です

この地で長年、営なんでおられた名店「びんのかけら」さんが
郊外へ移転することを偶然にも知ったことから
「たびのそら屋」の物語は始まりました


傍らに立つくるみの樹に見守られながら過ごした
7年7か月

月日とともに、拠り所としてくれるひとが増えていったのを
きっと一番見ていてくれたのがくるみの樹

出会い、再会
晴れの日も、雪の日も
笑い、歓び、うれし泣き、かなし泣き

たくさんの方々と思いを重ねながら
高田・西城の四季が巡りました


今回、「一般社団法人 アトリエ 村山 陽」を担っておられる長女の志野さんが、
「懐かしいでしょう」と、
絵葉書の原画なので非売品ではあるのですが、
この絵も展示に加えてくださいました


flow展には、このくるみの樹の下を通って、
「caféたびのそら屋」にお越し下さっていた方々が
本当にたくさん、遠路ご来訪くださいました

年月を経て、場所を変えて、また再会できること

絵の中の、くるみの樹に見てもらえた気がします


flow=流れ には源があります

maison de たびのそら屋にとって、
そのひとつがこの絵に描かれたここ
青田川、知道橋のたもとです

そんなことを長岡界隈で新たに出会ったお客様方に
お話できたことも、とてもうれしいことでした


縁あって今度は「柿川」のほとりにたどり着きました
ここにも見守ってくれる先住の木々たち

この流れの向かう先

願いながら
ゆだねながら

新たな2年目がはじまります


2019年4月6日土曜日

【御礼】開廊一周年

本日2019年4月6日
maison de たびのそら屋は、お陰様で、開廊一周年を迎えました

ギャラリー窓からの桜は


4月2日・3日の降雪の後
4日に二輪ほど咲きほころび


5日、flow-er!(開花)

そのうち川向うのお宅が見えくなるくらいの
花景色になります


昨年は2日に咲き始めて6日には満開を迎えていましたが、
今年はゆっくりの春

素晴らしい展覧会を過ごさせていただきながら迎えた
再びの春です




この一年、足をお運びいただきました皆様、
拙い運営にお力添えくださいました作家・クリエイターの皆様、
美術・報道関係の皆様

改めて、こころより厚く御礼申し上げます。

様々な表現の場であることを願って
これからも、ひとつひとつの展覧会・催しを味わいながら営んでいきます

皆様にも、日常の中の少し特別な、
旅のような時間や出会いがありますように



開廊一周年記念企画 ー flow展 ー は
4月7日(日)までです

6(土)・7(日)は両日ともに夕方16時までの営業です
ご注意ください

6(土)16時~ いよいよ「かめもなか」ライブ開催です☆
料金500円 

※当日のお客様には「和菓子のミニお弁当」はご用意できませんが、
代わりの「かめもなかオリジナルアイテム」をどうぞおたのしみに


2019年4月3日水曜日

春待ちの雪と椿と音楽と

只今開催中の 開廊一周年記念企画 - flow展 -
本日4/3(水)は休廊日です

このあと、残すところ4/7(日)までの4日間となりました
昨日、今日はまさかの降雪

暖冬の年の春は安心できないよね、と
長年の雪国暮らしの経験から語られるのを幾度となく聞いてきましたが

まさにまさに
私の記憶の中にも桜が開花してから雪が降った年がありました



裏の桜は日ごとにつぼみを赤く染め
ほころぶ時を、今か今かと待っている様子です

この雪が、咲く前でよかった
週末は天気回復、気温も上がる予報です




◆4/6(土)には、春の「かめもなか」ライブ開催です
16時~ 500円(和菓子のミニお弁当付き)

ギターと透き通る唄声による
春のよころび溢れるひと時になると思います
どうぞご予約ください

たびのそら屋 0258(77)2981
md.tabinosoraya@gmail.com


flow展の後はすぐ、次の展覧会
「野田英世スケッチ展 ーちかしさー 」が始まります
4月12日(金)~21(日)※17(水)休廊



こちらの演奏会もどうぞお聴き逃しなく
西村優輝さんのチェロと、早川美穂さんの歌・声が奏でる
スケッチ作品から生まれる音楽の物語

4/20(土)16:30~ 入場料1,000円(定員20名)
ご予約は上記「かめもなかライブ」と同様です

2019年4月2日火曜日

旅コーヒー・艮珈琲店さん

喫茶室のコーヒーは、これまで
たびのそら屋が旅先で出会った自家焙煎の珈琲屋さんのお豆を中心に
展覧会ごとに取り寄せて、「旅コーヒー」としてご紹介しながらお出ししていました

今回はいよいよ、まだお訪ねしたことのないお店、
青森県むつ市にある「艮(うしとら)珈琲店」さんのお豆が登場です




只今開催中の「flow展」にご参加いただいている
青森県在住の陶芸家・猿田千帆さんにご紹介いただいた自家焙煎のお店です

取り寄せた3種類は、それぞれの味わいがありながら
いずれもきれいな余韻で、豆選びと焙煎のこだわりが伝わってきます




今回は大変ありがたいことに、見通し以上に喫茶室をご利用いただき
実はこの週末、用意していたいお豆がまさかの品切れ寸前(汗)

追加の取り寄せ分が届くまでの、中二日という時間に、
青森との距離を感じる一幕もありましたが
それが、旅 というもの

本日再び、ご用意が整いました

ラインナップはリピートで華やかなエチオピア・ミスティバレーと
グァテマラ・アゾテア ブルボン

展覧会の余韻とともに、どうぞお愉しみください



ちなみに「艮(うしとら)」さんのお豆が刻々と減っていく間、
メニューに加えさせていただいていたのは、
地元のお店「たつまき堂」さんのオリジナルブレンドでした

コーヒー豆を無しにはできないので、
バックアップのお豆をどこで買い足そうかと思案して、

1日目は近くのスーパーで「エチオピア」のお豆を見つけて
「艮(うしとら)」さんのエチオピアと飲み比べるのも楽しいかと思い
買い求めたのですが

2日目、まだ豆は届かない、どうする・・・ 
嗚呼!「たつまき堂」さんがありました!!

夜遅くまで機嫌よくなりわっておられる素敵なお店です
喫茶室でお出ししているオーガニックなお茶は、こちらで仕入れたものが多いのですが
コーヒーは利用させてもらったことがありませんでした

たつまき堂さん店頭ではテイクアウト用のコーヒーを出しておられるだけあって、
オリジナルブレンドは2種類とも、とてもいいお味でした

こちらも新鮮なお豆ですので「艮(うしとら)」さんのお豆と併せて
喫茶室にてスタンバイしています


この町に、好きなお店、頼れるひとが
少しずつできていくうれしさも
この一年のこととしてお伝えしたいことです