2025年10月18日土曜日

野坂衣織/喫茶室はたのし

野坂衣織 × 川村翠  2人展「Cantabile」

2025.10.8(水)-19(日)
OPEN    11:00-17:00 ※最終日は16時まで
休廊日  10(金)、15(水)
_________________________________


赤い壁の喫茶室に展示していただくのは、2020年以来、二度目となる野坂衣織さん。

この空間とのハーモニーを最大限にイメージした作品を、ご用意くださいました。





《山羊座》 


ボード、墨、水干絵具、岩絵具、金泥
F4(333×242㎜)/2024





2年前から習っているという日本画の、今回唯一の作品






《スーホの白い馬》

キャンバス、アクリル、セラミックスタッコ、胡粉ジェッソ
F10(455×530㎜)/2025




子どもの頃から好きで、よく描いていたという馬

留守にすることの無い暮らしなら飼いたいくらい、と仰います





《射手座》  《獅子座》

キャンバス、アクリル、砂
SM(227×158㎜)/2023







《 うららかな日 ~桜~ 》

キャンバス、アクリル、セラミックスタッコ、胡粉ジェッソ
F0(180×140㎜)/2025








窓辺の棚には水彩画の小さな作品とオルゴール







木箱を開けるとあふれだす色彩


ぎりり、ぎりり、と巻く感触のなつかしさ


たどたどしく、つま弾かれる、はかなき音色


ねじ止まれども、奏でるものあり







《無限未来》

sold out

アクリル、セラミックスタッコ、胡粉ジェッソ、
シナ材、オルゴール機器
220×120×80㎜/2020










《 Gemstone plants  ~Sapphire~ 》


アクリル、セラミックスタッコ、胡粉ジェッソ、
シナ材、オルゴール機器
182×97×72㎜/2020





タイトルにある【Gemstone】は【宝石の原石】

描かれているのは ”サファイアの実”✨


ラメがとってもきれいです。覗き込んでご覧ください。






オルゴール機器は接着されていないので
自由なたのしみ方を






《ハッピーエンド》

アクリル、セラミックスタッコ、胡粉ジェッソ、
シナ材、オルゴール機器
220×120×80㎜/2020






開けても閉じてもうつくしい








オルゴールと共通モチーフのミニアチュール3作品





《無限未来》 《奏》 《ハッピーエンド》

全てsold out






キャンバス、アクリル、砂
125×125㎜/2025





小さな画面から溢れ出す躍動の世界






喫茶室、ケモノ率高し、うれし




名残惜しき会期末。
作家在廊で最終日は16時にて閉幕です。


川村 翠/日々

野坂衣織 × 川村翠  2人展「Cantabile」

2025.10.8(水)-19(日)
OPEN    11:00-17:00 ※最終日は16時まで
休廊日  10(金)、15(水)
_________________________________


三角のグリッドをベースに描かれた青の世界が、川村翠さんのイメージですが、
喫茶室に展示された、日々を描いた具象画も印象的です。





《日々/海2》

sold out









潮騒が、 祭囃子が、


聞えてくるような







《日々/祇園祭》

いずれも227×158㎜/2025











《日々/鉢植え》







スマホで撮るだけでなく、

筆で描いて残したい、かけがえのない日々





《明け方》

《夕方》


アクリル、ジェッソ、ベニヤパネル
F0(140×180㎜)/2025





川村 翠/光のグリッド

野坂衣織 × 川村翠  2人展「Cantabile」

2025.10.8(水)-19(日)
OPEN    11:00-17:00 ※最終日は16時まで
休廊日  10(金)、15(水)
_________________________________



「波は三角の連続」という発想から水と光をテーマに作品制作している川村翠さん。

三角のグリッドを構成する直線のうつくしさと、
世界を満たす青の心地よさ。



▶画材はいずれもアクリル、ジェッソ、ベニヤパネル使用。






《 swim in 》 

sold out


606×727㎜/2024






《遊泳》1. 2. 3.

各 900×400㎜/2023







《静けし夜》

148×226㎜/2025

sold out








水中であったり、水面であったり、
思い思いに、青の世界をたのしんでいただいておりますが、


夜空の雲間から見える月みたい、、 

そんなふうに感じていただいた作品も。







《鏡と時》

sold out

210×150㎜






《ひだまり》

sold out

300×300㎜




こちら、ひとつの詩をもとに翠さんのインスピレーションで描いてほしいと依頼され、
1年越しで完成された作品《ひだまり》。


今回の作品構成は、翠さんの青の世界にやさしく投げかけられたこのひと粒から、
波紋が広がるように色彩の広がりがうまれた面もある様子。










《かおり》

148×196㎜/2025



キャンバスを用いず、ベニヤ板に下地を施して描くスタイルの翠さん。
パネルは木材を用意し寸法指定で知人に制作していただくとのこと。


側面を塗らず木肌のままを見せる作品は珍しく、
湖面に周囲の木々が映る様子を描いた作品ならではの意匠。








雪の白のかがやき

雨の降らない夏の祈り

歌うように、流れるように、、


たくさんのひととのつながりを育みながらの日々が、
在廊時のお客様との語らいから伝わってきます。








西日が映す木陰のきらめきと、たくさんの語らいを吸い込んで


素晴らしき二人展のフィナーレは

新たな物語のはじまり







《Cantabile》作品部分







▶会期末の10/18(土)19(日)はお二人揃って終日在廊。
最終日は16時にて閉幕です。



2025年10月17日金曜日

野坂衣織/花鳥風月

野坂衣織 × 川村翠  2人展「Cantabile」

2025.10.8(水)-19(日)
OPEN    11:00-17:00 ※最終日は16時まで
休廊日  10(金)、15(水)
_________________________________


野坂衣織さんが新たに取り組んでいるさなかの作品、四曲一双の屏風は、
「花・鳥・風・月」を表す4連作の構想で、
このたび《花》と《鳥》が完成してのお披露目となりました。


2作ともキャンバス、アクリル、セラミックスタッコ、胡粉ジェッソ
400×800㎜/2025






《花》

























《鳥》























開かれて(啓かれて)いる

招かれている


祝福  を目にすることができるなら


きっと こんな世界ではないかと






衣織さんによれば、《風》と《月》は、天から「降りてくる待ち」とのこと。


 私も、たのしみに待ちたいと思います。