2025年5月21日水曜日

作品紹介/近藤 充

《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)
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作品はいずれも、岩絵具、アクリル、テンペラ混合技法によるものです。
画像は色彩を再現できていません。
質感、空気感とともに、ぜひ実作品をおたのしみください。






いにしえの壁画のような、おぼろげに描かれた異国の景色の断片は、
かつての旅を思うことと似て感じられます。


手元に残る、色褪せたメモや切符などの紙片から、
遠い記憶を手繰り寄せようとするときの、

もどかしさと、なつかしさと、時空を超えて思いを馳せる浮遊感。







《 街角 》







《 ミモザの頃 》






《 聖堂 》






《 広場で 》




私自身は近藤充さんが旅したヨーロッパや中南米は訪れたことが無く、
その国々の光景はリアルにはわからないのですが、
異国へのなつかしさというのは、どこか通ずるものなのでしょう、、、


そのおぼろげな画面に、
かつて一人旅をしたネパールの景色を重ねて思い浮かべます。


何処から来て、何処へ向かうのか

こちらが旅人であるにもかかわらず、
往来するひとの来し方、行く先に思いを巡らせた日。






《 臨む 》





《 帰路 》




喫茶室に展示された小品は、うさぎや猫、シロクマのほかに、「獏」も居て、
猪爪彦一さんの「異族」のシリーズに刺激を受けて(と笑いながら)
「実在しない動物」シリーズが生まれたご様子です。











《 蛍狩り 》







《 獏 》





《 雪ふる 》



日本マンガ・アニメ専門学校(新潟市)でデッサンの講師を務める近藤先生のお話は、
今の若者たちや先端の現場が垣間見えて、毎年の在廊時のたのしみのひとつでした。

先日、打ち合わせがなされた来年の「Pegasusの会展」は、
新潟市内に会場を戻し、近藤先生界隈の若者を交えながら、新たな展開を見せる模様です。


ベテランと若手が互いに刺激を受け合うPegasusの会。

近藤先生の若者たちへのまなざしや、
ゆらりと、自然体でありながら、挑戦の手を止めないご様子を窺うにつけ、

まだまだベテラン優勢か、、、

と感じるような語らいもありました。







若者たち

うかうかしてると

食べちゃうぞ


by. 獏





▶このあとの在廊予定

5/24(土)金内沙樹さん(終日)、近藤充さん(午後)
5/25(日)金内沙樹さん(終日)、近藤充さん(午後)

猪爪彦一さんの在廊予定は残念ながら無くなりました。
5/25は16時にて閉幕です。