2023年7月22日土曜日

御礼と次回ご案内

2023.7.8~18に開催いたしました《長谷川由香 染付のうつわ展》と、
同時開催・喫茶室特別展示《長島裕子 版画作品展「雑談中」》は無事に閉幕いたしました。




猛暑の日もありましたが、平日の最終日まで、たくさんのご来場、ありがとうございました。


毎度ながら、あれこれ語らいながら、楽しそうに選んでいただく様子を垣間見れるのがうれしい手仕事作品の展覧会。


今回もたくさんお求めいただき、お家で早速、使ってくださった様子をお聞きできたのも、
とてもうれしいことでした。





長島裕子さんの版画も、今回も大変好評でした。

増刷もあり、作品のお渡しはいましばらく後になりますが、
今年の夏の記憶とともに、暮らしの中で永く愛でていただけることを思い浮かべています。



今回も素晴らしい作品を寄せてくださいました長谷川由香さん、
また次回をたのしみに、お待ちしています。

2年連続で7月にご出展くださった長島裕子さん、
今年もうれしい夏のはじまりを、ありがとうございました。



SNSで発信くださいました皆様、広報にご協力いただきました事業所ならびに
新潟日報社様、まるごと生活情報紙様にも、感謝御礼申し上げます。

ありがとうございました。





可愛らしい方から、可愛らしい裕子さんへの
可憐さだけでなく力も感じるセレクトのブーケ✨涼やか




たびのそら屋は、8月は夏季休廊いたします。

次回展覧会は9/6より。
ギャラリーとしては、これまでにないスタンスで企画した、ワクワクな展覧会です。


21日には梅雨が明けたとのこと。
長岡では街中が花火に向けてそわそわし始める頃合い。


22・23日には、駅前通りで整備が進む複合施設「米百俵プレイス ミライエ長岡」で
オープニングイベントがあるとのこと。

んーー ソワソワします。


今、できること、これからに続くこと、
今、共に過ごせるひとを大切に


皆様、よい夏でありますように。





【次回】
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2023 September Exhibition
《 COREs 》episode 1

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9.6(wed)~ 9.17(sun)
open 11:00 ~17:00

closed  9/8(fri)9/13(wed)
last day  11:00~16:00

県内外6組7名の多彩なクリエイターにご出展いただきます。
出展内容等、詳細はまた改めてご案内いたします。

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g.m.design & art works  野本昌宏長岡市)
 Instagram  g.m.design&art works


たかだみつみ(長岡市)
 https://mitsumitakada.com/
   Instagram @ mi_tsu_mi_t


近藤 綾(長岡市)
 Instagram @ ayakondo_glass

SOUKA / 松永晋弥(東京都)宮田能吾(兵庫県)
 Instagram @ souka_brand

Asako Ogawa(東京/新潟)
 https://between.format.com/small_pieces_2


安藤光晴(長岡市)






coming soon



2023年7月15日土曜日

旅コーヒー/tonbi coffeeさん

展覧会ごとに異なるお店から取り寄せてご紹介している喫茶メニュー「旅コーヒー」。
今回は、群馬県高崎市にある tonbi coffee さんのお豆です。

2020年に開催した「どうぶつアート展」の折、
出展作家の 吉村浩美さん(乾漆彫刻)にご紹介いただいて以来、3度目のご登場です。




幅広い個性で取り揃えられたブレンドがどれも美味しくて、時々、思い出しては飲みたくなります。

前にオーダーしたのはいつだったかと思い返せば、長谷川由香さんの前回2021年の個展年)の時でした。

どちらも2年ぶりに、ようこそ、ようこそ。

夏に飲みたいコーヒー、ご用意しています。





今回のラインナップ(紹介文はHPより抜粋)

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◆Tobi-iro(鳶色) フレンチロースト

鳶色(とびいろ)すなわち、こげ茶色のことです。
香味のイメージはクーベルチュールチョコレートです。やわらかな苦味、 深みと粘性のある触感、微細な酸に彩られた深煎りコーヒーです。煙臭さや焦げ臭のないクリーンな苦味をぜひ一度ご体験ください。


別ブレンド「くちばし」から入ったお客様がいつかこの鳶色ブレンドの深い香味においしさを感じてもらえたらという願いもあります。

豆のセレクトから、ロースト、ブレンドと他では味わえない香味の世界を目指した、「艶美ブレンド」と並ぶメインブレンドです。


※アイスコーヒーはこのお豆でご用意しています。

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◆Enbi(艶美) シティロースト

香味のイメージは読んで字のごとく、あでやかで、美しいこと。
やわらかで滑らかな質感、やさしい酸、かすかな苦味のあるブレンドです。コーヒーの持つ魅力と奥深さをバランスよくまとめました。
しっかり淹れても、さっぱり淹れても楽しめる当店のメインブレンドの1つです。

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◆青田のピーヒョロ  シティロースト

店主のきまぐれブレンドですが、一応、しっかり考えて作ってます!
今年の青田のピーヒョロも、夏でも飲み易いホットコーヒーを目指しました。

ハーブを思わせる清涼感ある香りに、アンズや柑橘の明るく甘い風味。
シロップのようなトロリとした質感が特徴的ですが、後味は程よくさわやかです。
飲み進めるほどに甘くジューシーな風味がより感じられ、暑いこの時期でもとても飲み易いブレンドです。 

使用豆
・インドネシア・スマトラ「マンデリン・オナンガンジャン」
・コスタリカ・タラス「ドン・マジョ/エル・ハルディン」
・コスタリカ・レオンコルテス「モンテス・デ・オロ/カリサル・アリバ」

7月は、日本のあちこちで田んぼに植えられた苗の緑がとても清々しく、そしてまぶしく見える時期ですね。また、すくすくと成長する苗がとてもたくましく思えます。そんな理由で今月は、青田のピーヒョロです。ぜひ、お試しください。

季節によって●●ピーヒョロという感じで、全く違った味に仕上げます。

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◆Tonbi no Kucibashi  ハイロースト

香味のイメージはみずみずしいピーチです。
さっぱりとした清涼感のなかにピーチのような甘みをさがしてください。

「くちばし」と名づけたのは、当店のコーヒーへの入り口という意味もあります。
コーヒー初心者の方はもちろん、幅広い方に喜んでいただけるコーヒーです。

この香味が軽く感じましたら、次は、「えんび」、「とびいろ」と進んでみてください。





ブレンドのネーミングがとても素敵なtonbi coffee さん。


私は平野育ちゆえか広々とした眺めが好きなのですが、
会期中は、ほぼ街なかで過ごすため、空(そら)不足、平野不足、海不足。。。

今回、伸びやかなお味の「青田のピーヒョロ」と、爽やかな「トンビのくちばし」ブレンドに、
風そよぐ青田を上空から眺めるような、晴れ晴れとしたここちをいただいています。


ネーミングマジックでしょうか。込めた思いでしょうか。。。
至福☕✨🌿


上の画像は開幕前、新潟市からの道中、
青田越しの弥彦山。

ピ~ヒョロ~~🗻✨🐤



2023年7月13日木曜日

長島裕子「雑談中」

長谷川由香さんの染付のうつわ展と同時開催の、長島裕子さん版画作品展《雑談中》。

作品それぞれへの裕子さんのコメントを読むと、たのしさと味わい増し増しです。



◆画像は実際の色を再現できていません。
ぜひ実作品をご覧ください。

◆サイズは版の部分のおおよそです。

◆作品は全て2023年制作。
サイズ後ろの( ) 内の数字は、版を最初に作り始めた月日です。
作品の中にその数字が描かれていることもあり、それを探すのもひとつの愉しみ。






《 花器 》

器と花が合体した姿をイメージ
毛のうねりもある

塩ビ版ドライポイント・コラグラフ 凹凸版
h125×w149㎜/(213)


※色が異なるエディションが複数あります。
ご覧になりたい方は気軽にお声がけください。




《 上昇 》

月曜版画部で制作中に (刷り上がった時だけど)
秋田の旅をされたHさんのお話を伺った
紙風船まつりのイメージがふくらんだ

塩ビ版ドライポイント・コラグラフ 凹凸版
h100×w157㎜/(213)






※こちらは額装されていない別のエディションのもの。
ジェッソを用いたという炎みたいなところをお伝えしたく。
シートを貼りつけたり、コラグラフならではの面白さの出た刷り上がりに、
お友だちの旅エピソードが重なった作品🎈✨
裕子さんの最初のイメージも気になります。





《 雑談中 》

「何かに見える植物の姿シリーズ」からの組み合わせ
雑談のなかみは何でしょう?


エッチング・アクアチント
h105w×92㎜/(527)




《 聴いている 》

「オダマキの花びらの作った形」

集まった それぞれの人形が  小さな器のようでした

寝ながら聞いている人もいる…。

それぞれの時間。


エッチング・アクアチント
h75×w92㎜/(528)







《 夏の夜 》


「オダマキが姿をかえた」

首を傾けて見ると  歩いているような

夏の夜に  ゆらゆら飛んでいるような

当たりつきアイス食べながら…。


エッチング・アクアチント・塩ビ版ドライポイント
h145w×83㎜/(527)





エンボスがしっかりかかった棒のところも印象的です





《 ばら ワッペン 》

「ばらが咲いた」

ばらの消しごむハンコを 写しとって
塩ビ版の形で遊んでみました。

ばらのつぼみ  咲はじめ  満開
よこ顔 どの姿も可愛いですね。

塩ビ版ドライポイント・コラグラフ 凹凸版
h101×w96㎜/(527)

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※裕子さんお気に入りの自作の消しゴムハンコの絵柄を
写し取とって
塩ビ版で新たなデザインに仕上げた作品。
窓枠のようなアーチのフォルムはヤスリで整えるとのこと。
線のにじみも塩ビ版ならでは。 銅版画とは異なる味わいがあります。

モチーフ下部の影のような部分は塩ビ版をカットする際に割れてしまったカケラ。
花がらだけでなく、こうした偶然生まれたカタチを様々に見立てる裕子さんの眼。






《 絡まりやすい 》

植物のつるのくるくるを見ているのが好きで
そのまま絡まってしまった人。
抜け出せないのを喜こんでいるようです。

塩ビ版ドライポイント・コラグラフ 凹凸版
h160×w110㎜/(522)





《交信中》


「 小さな人のメッセージ

 解読できるかな…。 」


塩ビ版ドライポイント・コラグラフ
h160×w110㎜/(522)




※Instagramにアップしていましたが、
白地に紺のインクで刷られているのが染付みたいに思われて、
何を入れても入れなくてもよい由香さんの【灯台】と一緒にパチリ。

こういう、作家の意図せぬハーモニーが、うれしいのです。

「交信」しているかもしれない【灯台】。
てっぺんに、ぽちっと付いているのが「交信しやすそう」と言ってた裕子さん

ぽちっ、のついた小さい方は旅立って、すらりと背の高い方のみになりました




遠くても「交信」できるかもしれません




不揃いがたのしいうつわたち
賑やかに雑談中

(手前ふたつは sold out)



◆7/13(木)休廊日を挟んで、会期は後半へと折り返します。

《長谷川由香 染付のうつわ展》

【同時開催/喫茶室特別展示】 長島裕子 版画作品展「雑談中」
________________

2023.7.8(sat)~18(tue)
open 11:00~17:00
closed 7/13(thu)

【在廊日】
◆長谷川由香  7/8・7/15    
◆長島裕子   7/8・9・10・16・17(午後)、平日(昼ごろ可能な範囲で)




2023年7月7日金曜日

長谷川由香/略歴・メッセージ

2023.7.8(sat)~18(tue) 《長谷川由香 染付のうつわ展》

【同時開催/喫茶室特別展示】 長島裕子 版画作品展「雑談中」
________________

open 11:00~17:00
closed 7/13(thu)


【在廊日】 
・長谷川由香  7/8 (お昼頃のみ短時間)・7/15    
・長島裕子   7/8(11時~)・9・10・16・17(午後)・
および平日(可能な範囲で昼の1時間程度)







長谷川由香/HASEGAWA Yuka


【略歴】

新潟市生まれ
東京デザイナー学院 工業工芸科 卒業
愛知県立窯業高等技術専門校 卒業
愛知県瀬戸市で磁器作家に師事
窯元 渓泉で作陶に従事
1996年  瀬戸市にて独立、東海地区を中心に製作発表
2004年  
新潟市にて開窯

展示会、クラフトフェア等、多数出展


Instagram  @some_tsuke_h.yuka Facebook @https://www.facebook.com/yuka.hasegawa416








【メッセージ】

今回、たびのそら屋好みの落ち着いた雰囲気にしてみました。

マイペースで制作していると夜遅くなってしまいます。
夏の夜、ラジオを聴きながら絵付けしていると
仕事なのに癒されてるなぁと感じます。

どうぞゆっくりご覧ください。









様々な染付けのシリーズがある長谷川由香さん。
展示する会場によって、売れ筋は随分異なるのだそうです。


たびのそら屋の個展では、しっかりと描き込まれたオトナ風味の絵柄にも人気があるのが特徴だとか。


うれしいことです。
たのしみながら選んでくださったお客様方のことを思い返します。



伝統的な祥瑞(ションズイ)の技法で、一点、一点、描かれたうつわ。


細密過ぎないおおらかな絵付けとフォルムに、量産品の磁器とは異なる手仕事の魅力を感じます。

磁器ならではの重なりの良さと丈夫さも、日常使いできる安心感。









今年は、うさぎ祭り、オーバル祭り。

前回たくさん届いた大きめの「鉢」は、サイズ違いの2点のみです。


たびのそら屋のリクエストから定番となった「五尺の盃」のほか、片
口も絵柄違いでたくさん届いています。

(片口は、容量の微妙な違いで価格設定が異なっています。ご注意ください。)






注目は、新作のこちらのシリーズ✨


一点、一点、描くように手彫りしています








この後は、 Instagram でもアップしていきます。




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【ご案内】

・専用駐車場がございます。縦列駐車にご協力をお願いいたします。

・お支払いは現金もしくは会期中のお振込みのみです。

・うつわは即売、版画作品は会期後のお渡しとなります。

・会期中の喫茶室「旅コーヒー」は、由香さんと同じく2年ぶりのあのお店✨☕
   ⇒ 高崎市にある 「トンビコーヒー」さんのお豆です

 
・自家製 梅ソーダ(スタンダードとスパイス入り)もスタンバイできました。


・今回は即売の展覧会につき、喫茶のご提供をお待たせすることがあると思いますが、
 ご容赦のほど、どうぞゆっくりとお過ごしください。







2023年7月5日水曜日

長島裕子/略歴・メッセージ

《長谷川由香 染付のうつわ展》

【同時開催/喫茶室特別展示】 長島裕子 版画作品展「雑談中」
________________

2023.7.8(sat)~18(tue)
open 11:00~17:00
closed 7/13(thu)


【在廊日】 
・長谷川由香  7/8 ・7/15    
・長島裕子   7/8(11時~)・9・10・16・17(午後)・
および平日(可能な範囲で昼の1時間程度)






『ばらワッペン』

(塩ビ版ドライポイント・コラグラフ 凹凸版)




長島裕子/ NAGASHIMA  Yuuko


【略歴】

2009年から消しごむはんこで作品を制作し、グループ展等に出品
2020年から「工房このすく」の「月曜版画部」に参加
2021年9月「1周年記念 このすく展」(maison de たびのそら屋)
2022年7月「SUMMER EXHIBITION ヤマノヨブコエ」(maison de たびのそら屋)にて
銅版画、塩ビ版画を出品







『夏の夜』

(エッチング・アクアチント・塩ビ版ドライポイント)







【メッセージ】


植物、器、おやつの時間、というテーマに!と制作し始めましたが

おやつの時間はまだ形にできず。

私の中の「植物の姿から見えてくるシリーズ」のひとつを

「雑談中」というタイトルにして

自分の好きな時間を思いました。

たびのそら屋さんの喫茶室に漂う時間を楽しんでいただけたら嬉し
いです。


この度は長谷川由香さんの染付のうつわ展とご一緒させていただき有難うございます。








『雑談中』

(エッチング・アクアチント)




毎週月曜の夜に開かれる「工房このすく」の「月曜版画部」で制作する長島裕子さん。
描きたいものも、試したい技法も、尽きないとのこと。


今回は、腐食の工程を経る銅版画と、塩ビ版の凹版画(ドライポイント)、コラージュのように作った版を用いたコラグラフなど、凹凸、様々な技法を織り交ぜた作品をご出展。



搬入が終わり、あれや、これや、 あれも、これも、、、 
愉しくて、素敵!✨


まさに「雑談中」みたいな長島裕子さんの喫茶室特別展示。

奥のガラス棚まで、ゆっくりとおたのしみください。










2023年7月1日土曜日

【次回】長谷川由香 染付のうつわ展

2023.7.8(sat)~18(tue)

長谷川由香 染付のうつわ展

同時開催 喫茶室特別展示

長島裕子 版画作品展「雑談中」

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open    11:00~17:00
closed  7/13(thu)

【在廊日】
長谷川由香  7/8 (お昼頃のみ短時間)・7/15    
長島裕子   7/8・9・10・16・17(午後)、平日(12時半~13時半ごろ可能な範囲で)






2年ぶり3度目となる長谷川由香さん @

some_tsuke_h.yuka

  の個展をメインに、
喫茶室では、長島裕子さん @

andama10

 の版画展を同時開催いたします。


長島裕子さんといえば、昨年7月の展覧会《ヤマノヨブコエ》で素晴らしき作品をご覧いただきました⇒
1年ぶりに、またご出展いただけることがとてもうれしいです。


前回の《長谷川由香 展》2020年の喫茶室特別展示では、由香さんの染付けによく登場する植物モチーフつながりで、日本画の田中秀美さん(主に自ら育てた植物を描かれます)にご依頼しました。
(その様子は2020年7月のブログをご参照ください)


長島裕子さんも植物を描かれることが多いですが、
今回は、うつわをモチーフにした素敵な作品を拝見したのがきっかけでご依頼しました。


果たして、どんな作品が届くでしょうか。。。


「雑談中」というタイトルにもワクワクします。

団欒のひとときのうれしさが増すような、
うつわと、版画作品のハーモニーにをたのしみにしたいと思います。






◆作家メッセージ、在廊日等は、近日アップいたします。

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・専用駐車場がございます。縦列駐車にご協力をお願いいたします。

・お支払いは現金もしくは会期中のお振込みのみです。

・うつわは即売、版画作品は会期後のお渡しとなります。

・会期中の喫茶室「旅コーヒー」は、由香さんと同じく2年ぶりのあのお店✨☕

 こちらもどうぞお楽しみに。






【掲載/御礼】n‐assh

先頃、新潟日報さんのフリーペーパー「assh」(アッシュ)の長岡エリア版
「n-assh」(エヌアッシュ)にご掲載いただきました。







2023.6.22 vol.285


特集「文化香る個性派ギャラリー」にて。


38年の歴史ある「ぎゃらりぃ栗本」さんと、長岡の戦禍を生き延びた地域の歴史の生き証人のような蔵を生かした「Gallery 沙蔵」さんという、大大大先輩のギャラリーとともに掲載していただきました。

恐縮するとともに、街なかの「個性」ある営みのひとつとして取り上げていただきましたこと、本当に光栄で、とてもうれしいご紹介をいただきました。


長岡・見附エリアでは新潟日報紙を購読しているお宅に配布されており、ちょうど「野田英世スケッチ作品展」の会期中だったこともあって、即日、複数のお客様から「見たよ」のお声をいただいたり、記事を見て初めて訪ねてくださったお客様がいらっしゃったのもうれしかったこと。


記念の紙面。
ライターさんにご快諾をいただき、アップさせていただきます。

【追記】新潟日報デジタルプラスのHPでも閲覧できます⇒ (次号が出るまでかな?)







取材時は、尋ねられるままに、とりとめのない話になったのですが、

高田の「caféたびのそら屋」のこと、
「ギャラリーmu-an」さんのあとに「maison de たびのそら屋」を営むことになったこと、
柿川と、喫茶室があったから決断できたこと、

ギャラリーならではのよろびと、喫茶室があることのよろこび、
お客様から教わること、旅コーヒーのこと、窓からの景色のこと、、、
2度目のお店には再会の喜びもあったこと、、、

この空間ならではのことや、大切にしている思いを、
限られた紙面で最大限に紹介してくださり、心底、感服です。




表紙の写真も、恐縮ながら、たびのそら屋館内のワンショット。


写っている鉢植えは、新潟市でお世話になった美容師さんから開店祝いにいただいたガジュマルです。

「福を招くといわれているので」との気持ちに、心強く励まされたオープン以来、5年を共に過ごしてきました。


そのとなりに写っている「LOVE」と書かれた石は、文中に出てくる「ギャラリーmu-an」の迪子さんが転居の際にそっと残して行ってくださったもの。


mu-an当時の展示作家さんの作品だとお聞きしています。
これまでの歴史を知る存在として、新たな日々も見守っていただけるように、お客様をお迎えする入口の窓辺に置いています。


どちらもオープン当初からの大切な存在ですが、そんな話をお伝えしたわけもでないのに(!)

初来訪・初対面の若きカメラマン・坂井優斗さんが、この二つを撮影してくださっていたとは。。。


私以外のひとにとっては、なにげない窓辺の風景だと思うのですが、

新潟日報社の担当者様とともに、そのシーンを表紙に選んでくださったことに、
驚くとともに感激でした。







日頃の紙面でも、こうした丁寧な取材を通して、かけがえのないものに光をあててくださっていることを思うと、世界は誰かにとって特別なもので満ちているように思えてきます。


受け止めてくださる感度や、見出すセンスに敬服しながら、
こちらはどれだけ伝えられているのか、細部を大切にできているかと、
身の引き締まる思いにもなります。


取材に際して、5年の日々を、こんなふうに、うれしい気持ちで、ある種の確信をもって語ることができたのは、ひとえに開廊依頼のたくさんの励ましや、足を運んでくださる皆様、素晴らしき作品との出会いをくださる作家の皆様のおかげです。


未熟さを思えば先は果てしないですが、

大切なものを大切に、

またコツコツと営んでまいります。






Special Thanks for 

リバティ・デザインスタジオ
和田竜哉 様
和田明子 様

表紙写真 坂井優斗 様
新潟日報社 高津和也 様

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「n-assh」の表紙の写真は、常々、長岡造形大学の学生に依頼して、
勉強方々、地域で力を発揮していただいているとのこと。
素晴らしい取り組みだと思いました。

私にとっても大変うれしい出会いとなりました。
今後の表紙にも、注目していきたいと思います。