2025年5月20日火曜日

作品紹介/金内沙樹

 《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)

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金内沙樹さんの作品は、いずれもキャンバスに油彩、2025年制作です。
画像は色彩を再現できていません。ぜひ会場で実作品をご覧ください。






今回も、大きく印象を変えた金内沙樹さんの作品。

こちらは昨年の一部 ↓





第9回Pegasusの会展(2024)金内沙樹



今年のDMに掲載された作品《光》は昨年の画風に通ずるところを感じ、
今回もその
路線を深めていかれるのかと思っておりましたところ、、、





《 光 》 

F4(333242㎜)


他の作品は、がらりと一変して、みどり!緑!🌿✨










《 ただよう 》 

    SM(227×158㎜)





《 ふゆうする 》 

   F3(273×220㎜)







《 うつろう 》 

    SM(227×158㎜)



制作当初は、青、だったようですが、

黄色が好きで、黄色に合う色を想いながら
描いていくうちにこれらの色彩になったとのこと。


画像は、このなんともいえない複雑な色彩を再現できていないのですが、

会場では、掴めそうでつかめない、雲のように変容していくものを描こうとした作家が
確かに描いた、そのおぼろげなものがみせる光景と、


目の前で今も混じり合い、うつろいを見せるかのような色彩を、
お客様がじっくりと愉しんでくださっています。






《 庭の詩 Ⅱ 》 

    S3(273×373㎜)





《 庭の詩 Ⅰ 》 

    S3(273×373㎜)







《 願い事 》 

   M8(455×273㎜)







右《 雲の詩Ⅰ》
左《 雲の詩Ⅱ》

P4(333×220㎜)






《 白昼夢 》

P30(910×652㎜)





これまで描いてきたモチーフは、
生き物であったり、人体(外見としての皮膚や筋肉、内なる世界たる内臓や骨など)や、
何かを内包したたまごのような、種子なるものが多かったようですが、
新たなものへと意識が広がった今回である様子。


それは昨秋のグループ展出展の折に、他の出展作家が描くやわらかな色彩のうつくしさに
惹かれたことが影響しているとのこと。


自身の中に「女性的な」色彩を、許す、かのように育て始めた一歩。

沙樹さんの、新たな冒険のはじまりを表しているようにも感じられます。






右《 心臓 》  S0(180×180㎜)

         左《 雲の子ども 》 SM(227×158㎜)








喫茶室に展示された《光》は、昨年と今年をつなぐ、展開の狭間の作品。


これからの変化を予見するような、

そこに向かう意思を感じるような、、、 


沙樹さんの幼少期からを知る方が、
「あの雲の中から、いまかいまかと、生まれたがっているみたいね」と、
うれしそうに愛でておられました。










▶このあとの在廊予定

5/24(土)金内沙樹さん(終日)、近藤充さん(午後)
5/25(日)金内沙樹さん(終日)、近藤充さん(午後)

猪爪彦一さんの在廊予定は残念ながら無くなりました。
5/25は16時にて閉幕です。