5/13~25に開催しました《第10回 Pegasusの会展》は、無事に閉幕いたしました。
2014年の第1回から5回までを新潟市内で開催したのち、
メンバーの金内沙樹さんが長岡在住ということで、
会場と猪爪彦一さんとのご縁もあったことから、
2021年の第6回から10回までをたびのそら屋で開催してくださいました。
作家の御三方と、各回に足をお運びくださいました皆様、
広報にご協力くださいました皆様に、心より感謝御礼申し上げます。
ありがとうございました。
定点観測させていただいた5年間には、毎回、様々なドラマがありました。
主には若手の金内沙樹さんにまつわるもので、作品の模索や変化のたのしみとは別に、
展示全般に関わる細部について、会場で交わされたあれこれが沙樹さんの中で昇華され
翌年に生かされて現れてくることは、小さからぬ感動のドラマでもありました。
ひとつひとつを慎重に、周囲のみならず自分自身にも確かめながら歩む沙樹さんの様子は、
他の作家の方々への印象とは随分、異なるものでしたが、
そこにこそ、最も大切なものが内包しているように感じられ、
ひとそれぞれの生き様や、大切にしているもののあること、その発露の仕方の様々に、
思いを巡らせました。
そうして5年。
たびのそら屋での最終年には、事前の打ち合わせ担当は近藤先生から沙樹さんに移り、
制作、展示作業、2回の週末をフルに在廊してくださったこと、その時の語らい、、、
駆けつけてくださったご友人たちと語らう様子にも、
すっかり頼もしさを増して感じられたのでした。
とはいえ、遥かに遠い遠い背中を見せるのは大先輩の猪爪彦一さんと近藤充さんで、
新たな模索を続ける猪爪さんの、作品のみならず制作意欲の迫力と、
同様に新たな挑戦をしながら、若い世代が創作し続けることを
(さりげないようにみせながら)後押しする近藤さんの気概を感じる会期でもありました。
最終回は少し寂しいものかと思いましたが、
今後の構想や、瑞々しい泉が流れ出す始まりのような瞬間も垣間見せていただけて、
今後の「Pegasusの会」の展開に、ワクワクする気持ちが上回る心持ちでした。
沙樹さんのご両親様からの10周年祝いのお花は、会期を通して見事に咲き続けてくれました。
5年前には今よりもはるかに未熟だった会場で、親心としては心もとない面もあったと思うのですが、
お母様とは個人としても語らうことのできる出会いになったのもうれしかったこと。
それは4月にご出展いただいた石原花音さんのお母様とも同様で、
作家や作品を通して、いろんな人生の宝物が、
展覧会の中で、芽生え、織りなされていく、、、
なんとありがたいことかと思います。
たくさんのユリが順番に咲いて、甘い香りにうっとりした毎日。
その勢いが終わるころに、お客様から見事な芍薬とカラー、
そしてまたとびきりの語らいをいただいたのもうれしかったこと。
ここからまた新たなはじまり🌱✨🌿
そんな気持ちになるお花でした。
それぞれの道を、悩みながら、たのしんで、
時に交わりながら、つながっていきましょう。
百戦錬磨のベテランのお二人に申し上げるのはおこがましいですが、
その先輩方と舞台を共にする若者の皆様の奮闘を、心からたのしみにしています。
また、たびのそら屋でも拝見できる日を願いながら🌈
もう少し書きたいこともあるのですが、
何しろ次回展覧会はすぐです!(6/7開幕)
その間にやること盛りだくさん。
まずは次回のご案内を。
2025.6.7~18
《 Kanazawa Printmakers -版画展Ⅵ- 》
OPEN 11~17 ※最終日は16時まで
休廊日 6/12(木)
主に石川県金沢市で制作しておられる6名の版画家たちの展覧会です。
隣接する「工房このすく」との交流がご縁で、新潟県内初の展示が実現します。
https://iwase72.wixsite.com/about-kanazawa-print