2025年5月17日土曜日

祝10周年/Pegasusの会

年に一度、それぞれの渾身の作を持寄り開催される「 Pegasusの会展」 。



事前の打ち合わせの際、猪爪彦一さんと近藤充さんは、
「第10回」という数字の節目にこだわることなく、いつも通り淡々と、
といった心境でいらっしゃるとお聞きしました。


確かに、作家紹介のページに記載した、お二方の長きにわたる作家歴を見れば、
日々の一作一作の積み重ねが今日であり、明日であるとも感じます。


とはいえ、の「10年」。

各々の仕事や個展活動と並行して「Pegasusの会」が継続されてきたことは
稀なる、尊いことであると思わずにはいられません。









猪爪彦一










金内沙樹






近藤 充

















結成当初はもうおひとり、沙樹さんと同じく近藤先生の教え子の方がメンバーにいらしたとのこと。

社会人として、仕事と並行して制作を続けるのは並々ならぬことであり、
現在の出展者は3人となっています。

年配者には、年月を重ねるごとの体力的な変化があるかもしれません。
若手には、追う背中の大きさや自身の道へのプレッシャーがあるかもしれません。

そうした心中は計り知れませんが、
歳の離れた作家が、対等な関係の中で互いに刺激を受け合う、というスタンスを維持しながら、
会が新たな変容への勢いを保っていることに敬服します。





開幕初日に届けられたのは、
沙樹さんのご両親様からの「Pegasusの会」 の10周年祝いのお花。

猪爪・近藤、両先生への感謝が込められているものと思います。



「教える関係ではなく、作家として対等な関係である」というスタンスでいてくださる大先輩方ですが、
沙樹さんが「Pegasusの会」だけでなく、一作家として独立した発表の場を得ていくことを、
願い、待ち望みながら見守ってこられたのではないかと思います。



その道筋が、とうとう開かれた昨年秋でした。


「Pegasusの会」の今後のことは、これから話し合われるとのことですが、
淡々と、続けていかれるのではないかと、、、


今後をたのしみにしながら、

新緑の中で作家と、お客様と、語らうことのできる、
会場としての時間を味わっています。


5/18(日)は作家三人在廊です。
どうぞお出かけください🌈






《 第10回 Pegasusの会展 》

5/13(火)~25(日)
OPEN 11:00~17:00   ※最終日は16時まで
休廊日   5/16(金)、21(水)
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▶猪爪彦一(油彩) 在廊  5/13(終日)、18(午後)、19(午後)

▶金内沙樹(油彩) 在廊  5/17、18、24、25(各日とも終日)

▶近藤 充(岩絵具・アクリル・テンペラ混合技法) 在廊5/18、25(各日午後)