2022年7月22日金曜日

ヤマニヨバレテイル/蓑輪朋和さん

蓑輪朋和さんは、展覧会タイトル《ヤマノヨブコエ》に寄せて、
山道具を意識した意匠の鎚起銅器を3種、ご用意くださいました。






マグカップ・ドリップポット・ケトル



鎚起銅器の職人として従事しておられるため、個人として作家活動をする時には頭を切り替えるべく、これまではあえて鎚起銅器ではないものを制作・出展してこられたのですが、今回はその縛りも解いて、山の声の聴こえる人ならではの、実用の鎚起銅器が初お目見え。








ケトルとマグカップの持ち手は、畳めてコンパクトになるのが山仕様。
軽量化を優先しなくてもよいオートキャンプやバイクツーリングでの携行をイメージしていますが、お家の中でも、相当かっこいいと思います。

銅器は熱伝導率がよいので、お湯が早く沸くのは燃料の限られたアウトドアでもうれしいこと。
マグカップは、お湯を入れると熱くて飲めないのでご注意を。
クーラーボックスにビールと共に忍ばせて行けば、ひえっひえのうれしいプハーーーーが目に浮かびます。







色の仕上げは3アイテムとも、3色をご用意。
ドリップポット(3色)とケトル(2色)は展示品が売約済になりましたが、追加のご注文を承ります。

お渡しできるのは年内ギリギリどうか… とのことですが、
来年のうれしい時間のために、今からご準備、いかがでしょうか。





ドリップポットは、容積と持ち手変更のオーダーも可能です。
(価格は内容によって変動します)

上の画像の左側は蓑輪さんが愛用しているポット。
直火にかけたいというリクエストがあり、今回の持ち手は右側の形状になったとのこと。


ケトルとポットの持ち手の籐蔓は、蓑輪さんが巻いて仕上げています。
緩んだり不具合のあった時には、お直しいたします。





アウトドア用のコンロに乗っているのは、蓑輪さんのお知り合いが愛用中のケトル。

外側・内側の経年変化の味わいを、どうぞご覧ください。





オブジェも大変素敵です☆



◆蓑輪さんは7/23・24(終日)在廊予定です。


2022 SUMMER EXHIBITION
ヤマノヨブコエ

2022年7月12日(火)~24日(日)

OPEN 11~17時 ※最終日16時まで
CLOSED 7/15(金)・20(水)


2022年7月16日土曜日

包(くる)まれて眠る/松田路子さん

茨城県笠間市から初出展の松田路子さんには、うつわとオブジェをご出展いただいています。

白い絵付けの涼やかなうつわと、《雨雲》シリーズのオブジェたち。







《 包まれて眠る 》

雨雲と葉っぱ






《 包まれて眠る 》

雨雲と月夜






《 包まれて眠る 》

雨雲と水たまり




「眠ってばっかりになっちゃった!(汗)」と路子さん。


なんだか、しあわせそうに眠っています。

起こさないように、遠慮しながら写します。


《追記》

オブジェの傍らに添えられた ”水たまり” は単品でお求めいただけます。
若者(女性・複数)がはまってくれて、
ゆたかで柔軟な思考に触れさせていただけたことも、うれしかったこと

どんなふうに置こうか、あれこれ思いを巡らせて選んでくださった水たまり。

アリスは穴に落ちて行きましたけれど、
松田路子さんの水たまりは、ゆらゆらと、沈ませることなく受け止めながら、
どんな世界をみせてくれるでしょうか。


やさしい ”水たまり” もういくつか、ございます。







《 包まれて眠る 》



《 包まれて眠る 》 に寄せて

くるまれてねむる
は、一日をヘトヘトで過ごしても、夜、毛布を巻いて、眠る時の
至福の時を
思いながら作っていたのですが、

ここ最近は、
あまりにも辛いニュース、、、を見ながら、
この毛布が、最強!の毛布で、
どんな場所で、どんな状況化で寝ようとも、
この毛布にくるまれて眠れば、安心して眠れる、、、

そんな毛布ならば良いのに、、、と、思いながら作っておりました。

「眠る」は、万人に与えられた休息の時間。
目の開いている人も作ってみましたが、
目を閉じている人の方が、見たひとが、何か、
それぞれの世界を投影出来るようにかんじております。







《 包まれて眠る 》

雨雲と砂漠







束の間でも、安らかな眠りでありますように







壁面に飾った陶のフレームの作品は、路子さんと娘さんとの合作。
昨年、陶炎祭を訪ねた折に求めた作品です。


同じ一角に置いたのは絵付けの《抹茶碗》ですが、、、

それだけではないものとして配置しました。





砂漠に在りても、草花に囲まれし緑の夢を授けたもう

《 草花柄抹茶碗 》







玉ねぎの絵柄の鉢には、たっぷりと夢をよそいましょうか


むいても、むいても、夢ばかり









2022年7月15日金曜日

Fons(水、かなぁ…)/南雲まきさん


立教大学で准教授として勤務しながら、長岡造形大学大学院博士課程に在籍中の南雲まきさん。

従来より油絵で描いてきた「みずのかたち」の多くは、ふるさと南魚沼の八海山より流れる川の風景。

7/14の在廊日には、その 山 からの 水 に惹かれる方々との出会いが繰り広がりました。


◆複数枚数刷られている作品は、展示品以外はシートのまま保管されていますので、
平らな状態での額装も承ります。






《 Blink of sky 》

リノカット・リダクション

sold out

 
晴れた日の空を写す水面は
水であり 山であり 空






《 Eternal 》

リノカット・リダクション・小国和紙


雨の日に見えたままのモノトーンの水面






《 Fons 》

リノカット・リダクション

sold out



とりわけこちらの作品についての語らいは、
まきさんにとって、ひとつの転機となったご様子です。





「Fons」

ラテン語で「 泉」
まきさん語としては「 水、かなぁ… みたいな 」 意味だとか




ポートフォリオのファイルに収められた油画の作品写真をご覧いただいてわかる通り、
写真と見まごう写実表現を得意とするまきさん。

版画で写実を目指した作品たちに比べると、この「Fons」だけが、
異なるタッチで彫り進められていています。


まきさん曰く、これだけは(ちまちまと丁寧に彫らずに)彫刻刀の勢いに任せて彫ってみたとのこと。


これが描きたいものとして正解なのかわからないまま、おそるおそる展示したという作品。


なるほど

「水、、、かなあ・・・?」(疑問)

だったのですね。


それこそが面白い、という語らいの中に、
新たな展開へと大きく開けた瞬間があったご様子です。


刷る際のインクや紙も他の作品とは変えてあり、光沢のあるコピー用のインク(その名もPerfect)の
かすかな凸ラインは、見る角度によって反射の煌めきをもたらしていることなども、
改めて注意深く拝見しながら、


絵画、版画、ART、、、それを描くひと、観るひと、こころに持つひと、、、
その豊かさや奥行きを、改めて愉しませていただきましたこと、


したためておきたいと思います。






《  Rhythm Ⅱ 》

リノカット・リダクション・小国和紙



◆「リダクション」とは「彫り進み」のこと。

版を刷っては彫り、刷っては彫る、、、 ので最初の版には戻れません。
なるべく最小の版数(=色数)で仕上げることを目指しておられるとのこと。
薄い色から刷っていき、色の重なったところにも色彩が生まれることを考えながら彫り進めます。
計算して描く作品もあれば、「出たとこ勝負で」版を見ながら進めていくこともあるようです。
いずれにしても、私などは頭が混乱します(*ノωノ)


◆まきさんは7/14と最終日7/24の在廊予定でしたが、7/21の午後
在廊していただけることになりました。


◆アクリルボックスに収めた作品の展示替えもしてくださるようです。
そちらもどうぞおたのしみに。



2022年7月14日木曜日

庇(ひさし)/矢尾板克則さん

壁面の2作品のタイトルが「庇(ひさし)」なのですが、

作品「小屋」の庇も、気になります。





傾き加減も素敵な水色の「小屋」

sold out





影だとよくわかります







この破れ加減

LOVE








ピンクの 「小屋」

あり〼






画像は色味が再現できていません
実作品をご覧ください






すでに無いものも写っています

明るい色から旅立って、現在はクールな眺めになっています








矢尾板さんの在廊予定は初日だけでしたが、
その後も顔を出してくださり、うれしい再会が繰り広がりました。

この後も、時々、お越しくださるようです。
会えたらうれしいですね☆







矢尾板克則 作品集

『空っぽのフーケイ』


喫茶室にございます






作品集より 《 山 2020 》



◆矢尾板さんは最終日午後、在廊予定です。


2022年7月11日月曜日

ご来場に際してのご案内

◆7/15(金)は休廊日です。ご注意ください。
2022 SUMMER EXHIBITION  -ヤマノヨブコエ-

7月12日(火)~24日(日)※休廊日 15(金)20(水) OPEN 11~17時 ※最終日16時まで


◆立体作品が多数展示されています。

◆子どもさん連れのお客様は、手をつないでいただき、
展示台および作品に触れないようご注意ください。


◆混み合う日もございます。
駐車場は縦列駐車で枠内に停めてくださいますようお願いいたします。

◆うつわは即日お持ち帰りいただけます。


◆うつわ以外は、一部を除いて、基本的に会期後のお渡しです。


◆蓑輪さんの鎚起銅器は、展示品を見本としたご注文も承ります。


◆お支払いは、現金もしくは会期中のお振込みのみです。
お手数ですが、ご協力をお願いいたします。






【感染症対策について】

今春よりギャラリーからのお願いはひとつだけです。

◆咳・発熱等の体調不良のある方はご遠慮ください。


以上です。


◆手指消毒用のアルコールはご用意していますが、ご使用は任意です。

◆マスク着用も任意です。個々の事情に合わせてどうぞ。



会場入り口には以下のご案内を掲示しています。

****************************************

マスクの着用は任意です

ご自由にどうぞ

COVID-19はエアロゾル(空気)感染が主な感染経路であることを国立感染症研究所も認める中、私たちが日常で使用するマスクについて、新型コロナ感染対策に有効であるというエビデンスは無い、というのが世界の科学者たちの現在の着地点です。

一方で、長時間のマスク着用については様々な問題が指摘されています。

接触や飛沫が主な感染経路ではないことや、不織布マスクでは防げないことなど、
新たな知見を理解しながら、必要な対策を見直し、できうる対策として換気につとめてまいります。

どうぞゆっくりとお過ごしください。


*****************************************


日頃得ている情報によっては、この対応を疑問に思われる方もおられるかもしれませんが、

防がない上に長時間着用の弊害(マスク自体の不衛生や健康上の負荷等々)があることを理解すると、
私からお客様に着用をお願いしてよい代物とは思えず「任意」とさせていただくに至りました。


これからも、なんのために?を学びながら、理解し合うために語らいながら、
営んでいきたいと思います。


ご不明な点がございましたら、どうぞ遠慮なくお尋ねください。

maison de たびのそら屋




ヤマノヨブコエ/松田路子


松田路子 
/ MATSUADA Michiko(茨城県笠間市)

出展:うつわとオブジェ
在廊:7/12(終日)






《 雨雲と月夜 》

※会場では向きを反対にして展示しています



【メッセージ】


山の中に住んで、仕事をしています。
山からは、色々な音が聞こえてきます。

 

特に、夜の山から聞こえてくる、
あの鳴き声は、、、いったい何の声なのか?
山の中に入って、確かめたくなります。

 

もちろん、こわいので、入りません。
こわいけれど、
「こっちだよー」と、呼んでいるような、、、ヤマノヨブコエ。

 

満月の夜、山の中で、不思議ないきもの達が、集まって、演奏会を開いている。
そんな妄想をしてみました。








【プロフィール】

【陶歴】

1985 武蔵野美術短期大学専攻科金工科卒業
1987 ミュンヘン美術大学留学
1988 茨城県笠間市寺本陶房にて修行を始める
1990 茨城県立窯業指導所ロクロ科修了
1991 同・釉薬科修了


【個展】

銀座煉瓦画廊(東京・銀座)
陶庫(栃木・益子)
うつわ茜(秋田・横手)
日本橋・高島屋(東京・日本橋)


【グループ展】

戦国アート絵巻(茨城・桜川 真壁城跡)
ですから@PARTY展FUURO(東京・目白)
水と土の芸術祭(新潟市)泥花プロジェクト・アートユニット空土として参加
いつも静かに笑っている 茨城県陶芸美術館 県民ギャラリー(茨城・笠間)
日本橋・高島屋(東京・日本橋)
新宿・高島屋(東京・新宿)






ギャラリーには様々な「雨雲」作品が並びました。
会期中の天気予報が雨がちなのは
、もしかして・・・




開幕前日の夕方、路子さんも無事に到着。
ようこそ、ようこそ!

初めてのギャラリーに、ひと足先に届いていた作品たち。
開幕を前に路子さんが駆けつけてくれてうれしそう☆

展示の最終調整をしていただき、スタンバイ完了。
いよいよ開幕です。


初日は松田路子さんと矢尾板克則さんが終日、長島裕子さんがお昼頃のみ、
在廊してくださる予定です。


今回の喫茶室の「旅コーヒー」は、松田さんゆかりの笠間から、
お馴染みの自家焙煎珈琲「夢豆」さんのお豆をご用意しています。


ギャラリーと喫茶室、併せてゆっくりとおたのしみください。






2022 SUMMER EXHIBITION  -ヤマノヨブコエ-

7月12日(火)~24日(日)※休廊日 15(金)20(水) OPEN 11~17時 ※最終日16時まで


【ギャラリー展示】
・松田路子(笠間市)うつわとオブジェ @michiko_matsuda_
・長島裕子(長岡市)銅版画ほか @andama10
・蓑輪朋和(燕市)鎚起銅器 
・矢尾板克則(長岡市)陶立体と器 @yaoita_katsunori

【喫茶室特別展示】ーみずのかたちー ・南雲まき(東京都) 油画・版画/リノカット  Facebook ⇒



ヤマノヨブコエ/長島裕子

2022 SUMMER EXHIBITION  -ヤマノヨブコエ-

7月12日(火)~24日(日)※休廊日 15(金)20(水) OPEN 11~17時 ※最終日16時まで


長島裕子 / NAGASHIMA Yuko(長岡市)

出展:銅版画ほか
在廊:7/12(昼頃のみ)・16・17・18・23・24(各終日)




《  苧環(おだまき) ②  》




【作家メッセージ】


植物や自分の身の回りにあるものの姿が、

何かちがうものに見える一瞬を留めて、

残しておきたいと思っています。





《 ばら 》




【プロフィール】


2009年から消しごむはんこで作品を制作し、グループ展等に出

2020年から「工房このすく」の「月曜版画部」
に参加

2021年9月「1周年記念 このすく展」(maison de たびのそら屋)にて銅版画を出品






《 名荷 》



銅版画の基本的な技法を習得しながら、様々な試みを続ける裕子さんの
独自の目線の、うつくしく、愛おしく、謎めいたものたち。


同じ版を異なる色で刷った作品や、同じ型を使った同じ絵柄を、異なる技法を用いた作品、
水彩を施した作品は、ラメが光に煌めいて幻想的な気配が増しています。


従来からの、花や花びらをモチーフにした作品に加えて、
今回はどこかに ”山” を描いてくださった作品もあり、それを見つけるのがまた愉しい☆







《 お茶の時間 》



長島裕子さんの版画は、額装でもシートのみでもお求めいただけます。
エディションナンバーのあるものは複数枚、販売できますので、
売約済シールが貼られていても、お声がけください。






《 うっこんこう 》





ギャラリーに展示している立体作家3名の作品と、空間を共有するように配置しました。

好きな器やオブジェと、好きな絵(版画)と、四季折々の緑のある暮らし。


たのしいときも、そうでないときも、

こころに寄り添うもののあること、



イメージしていただけたらうれしいです。





2022年7月9日土曜日

ヤマノヨブコエ/蓑輪朋和

蓑輪朋和 / MINOWA Tomokazu(燕市)

出展:鎚起銅器・オブジェ
在廊:7/16・18・23・24(各終日)

@minowmw 





【作家メッセージ】


ヤマノヨブコエというテーマによせて、山で使いたい道具を制作しました。

出展の鎚起銅器は軽量化と機能性を意識しました。
使い込むことで深みが増していく経年変化を楽しんでいただけたら幸いです。

表面のデザインは、アウトドアで使う際の擦れや変色などの大きな変化を想定した
模様や配色にしました。

もちろんアウトドアだけでなく、ご自宅でのくつろぎの時間にもお使いいただけると嬉しいです。

新作と旧作のオブジェも展示します。
立体作品では、工芸の枠にとらわれないように、
森林の中や山の頂で深呼吸する様なのびのびした作品の展示を心がけたいと思っています。






アウトドアに活躍するコンパクトなケトル




【プロフィール】

1979 上越市生まれ、燕市在住
2002 長岡造形大学産業デザイン学科卒業
2023 新潟県展 新潟日報美術振興賞
2004 燕手仕事展('10 '11 '12 … '22)
2006 新潟県展('07 '08 '09 '10 '11 '12)
2010   新潟県伝統工芸展('11 …
2011   個展(ギャラリーエムスタジオ/新潟市)
2013 個展(ギャラリーゆうむ/新潟市)

グループ展多数




蓑輪さんの作品は会期後のお渡しです。
仕上げのタイプは3種類。
展示作を見本に、後日作成のオーダーも承ります。




高校時代の登山部で山に出会ったという蓑輪さん。
30代半ばから再びご家族や職場の同僚の方々と、登山を楽しむようになられたとのこと。
実際に山に行くひとならではの道具の意匠に注目です。


たびのそら屋には愛車のオフロードバイクでいらっしゃることが多くて、
実は10年ほど前までバイク乗りだった私は、今は昔と懐かしく、、、
現役ライダーのひとを眩しく思いながら見送ります。


そんな蓑輪さんがつくるオブジェは、金属でありながらとてもあたたかい印象です。
今回は、たびのそら屋でこれまでに展示していただいた作品たちが再登場する予定です。


山のような、風のような、そして火も扱う御方です。

2022 SUMMER EXHIBITION  -ヤマノヨブコエ-

7月12日(火)~24日(日)※休廊日 15(金)20(水) OPEN 11~17時 ※最終日16時まで


ヤマノヨブコエ/矢尾板克則

2022 SUMMER EXHIBITION  -ヤマノヨブコエ- 7月12日(火)~24日(日)※休廊日 15(金)20(水) OPEN 11~17時 ※最終日16時まで


矢尾板克則 / YAOITA Katsunori(長岡市)


出展:陶立体と器
在廊:7/12・24(午後)







【作家メッセージ】



夏がやってきました。

カップやポット、小屋などを展示します。






【プロフィール】

1969 新潟県生まれ
1991 武蔵野美術短期大学 陶磁科卒業
1991 山本幸一に師事
1993 武蔵野美術大学 陶磁研究室勤務
1995 長岡市で制作活動をはじめる

 

【主な個展】

2021
うつわラジオ : うつわ祥見KAMAKURA concierge(神奈川/20)
あかまんま(群馬/14.12)
summertime blues&pops : うつわ祥見KAMAKURA(神奈川/2009)
noir/NOKTA (静岡/19.17.15)
gallery tanne (新潟)
not note mart : ISETANMART (東京)


2020  
usefuluseless : maison de たびのそら屋 (新潟)
fuuro (東京/18.16.15.13.11.09)


2018 
sumica
(神奈川)
ろば屋 (新潟/16.14.12.10.08.06.04)
小屋展 : THE BANK (神奈川)


2017 
a sad colored : CIBONE (
東京)
空っぽのフーケイ : gallery mu-an (新潟/16.15.14.11.10.09.08)
暮らし用品 (大阪/14)


2015 
浮遊スル冬 : artspace aburakame (岡山)
トライギャラリーおちゃのみず(東京)
壺中楽 (鹿児島/12.09)


2014
bonton (
兵庫/11)
うつわ楓 (東京/11.09.07.05.02)
ギャラリー炎舎 (新潟/12.11.08.07.05.02.01)

 

【主なグループ展】

2021 
low impact
島田篤+矢尾板克則 : 水犀(東京)
LOVE FOR キムホノ屋 : 水犀(東京)


2020 
象徴主義 : 水犀(東京)


2018
山本幸一+矢尾板克則 : ぱるあーと(京都)
三森早苗+矢尾板克則 : 桃居 (東京/16.14)
工芸、語りかけるけんちく展 : SFT GALLERY (東京)


2017 
resonance
周豪+矢尾板克則 : fuuro(東京)


2016
WATERMARK art & books
: WATERMARK art & craft
contemporary japanese crafts : BORNHOLMS MUSEUM (Denmark)
GAVE : galleri Rash (Denmark)
Danmark×Japan : galleri Vang (Denmark)

 



 

写真はいずれも参考作品です。
どんな作品がやってくるでしょうか。


3枚目は私が愛用している、おうちのお皿(と呼んでいます)。
(実際はもう少し落ち着いた複雑な黄色です)
このシリーズはリクエストしています☆


あまりにも可愛いいので、多肉植物の剪定をした時にちょっと遊んでいました。
乗せたお菓子は鎌倉紅谷さんの銘菓「クルミッ子」。
らぶりーなもの尽くし。



”小屋” も展示されるとのこと。


もしかして山小屋でしょうか。。。



⇒ 7/10 搬入後追記
今回、やはりお手元が厳しかったようで、お皿はありませんでしたー
搬入前日に窯出しされた、出来立ての作品たちをお楽しみに。



2022年7月8日金曜日

【同時開催・喫茶室特別展示】-みずのかたち- 南雲まき

 《 ヤマノヨブコエ 》会期中の喫茶室では、
南雲まきさんの作品展《 みずのかたち 》を同時開催いたします。
以下、作家略歴とメッセージのご紹介です。






《 Dreaming of the sky 》




南雲まき / NAGUMO Maki(東京都)

出展:油画・版画(リノカット)
在廊:7/14・21・24(各午後)

Facebook ⇒






《 eternal 》




【作家メッセージ】


私の作品は水がテーマです。

水は自分の存在と、他の生き物たちや土や山、空を媒介してくれるもののように感じています。
その水のさまざまな姿を通して、表せるものを模索しています。
油彩が表現の中心ですが、近年、油彩と並行して版画制作を行うなかで、「リノカット」という版画の技法にたどり着きました。

今回、油彩と版画を初めて並べて展示します。
両方をご覧になって、どのようにお感じになったかを教えて頂ければ嬉しく思います。







《 Nebla 》



【プロフィール】


新潟県南魚沼市出身(1982年)

東京学芸大学 教育学部 芸術文化学類 洋画専攻卒業

東京学芸大学大学院 教育学研究科(修士課程)美術教育専攻 総合美術コース修了 

長岡造形大学 美術 博士(後期)課程 在学中

金沢学院大学文学部 講師(〜2021年3月まで)

立教大学文学部 特任准教授(現在)

 


【絵画】

「女流画家協会展」マルオカ賞(2016年)

「女流画家協会展」リキテックス賞受賞(2017年、以降毎年入選)

「雪梁舎美術館フィレンツェ賞展」佳作(2019年以降毎年入選)

石川県「現代美術展」佳作(2021年)

銀座京橋サムホール展入選(2021年

石川県「現代美術展」最高賞(2022年)

独立美術協会「独立展」入選(2014〜2016年) 他

 



【版画】


International Print Exchange exhibition」(イギリス、2020年、2021年)

Mini print International de Cadaques」(スペイン、2021年、2022年)

Quiet Crow Press Exchange」(アメリカ、2021年)

Kazanlak Miniprint」(ブルガリア、2021年、2022年) 

「2022年 湯涌クリエイティブ夏季特別展 ながゆく」(金沢湯涌創作の森、2022年)他







《 Rain at dawn 》


これらの作品は、絵画でしょうか版画でしょうか、、、
実作品との対面がたのしみです。

プロフィールにありますように、南魚沼市のご出身。
まきさんのこころの ”ヤマ” は、八海山をはじめとする越後三山でしょうか。

いくつかの学校で教職を経たのち、現在は立教大学で准教授を務めながら、
長岡造形大学大学院の博士(後期)課程に在籍しておられます。


6月の展覧会の竹本悠大郎さんと同じく、「工房このすく」の運営メンバーでもある
小松佳代子教授(教育学)の研究室におられることもあって、出会わせていただきました。


昨年の「フィレンツェ賞展」(雪梁舎美術館・新潟市)で入選された大作を拝見したのちにご本人にお目にかかったのですが、作品についてのお話を伺うより先に、愉しくも謎めいた ”人となりに” 魅了されました。


遍歴をお聞きしていると話は海の向こうにまで跳んで、旅感沸騰。
お会いするたびにわくわくしていたら、今ではお会いしなくても、まきさんの笑顔を誘うお声が聞こえるようです。

長岡にご縁のあるうちに、たびのそら屋で作品を拝見したいという願いを、この度、叶えていただきます。


まきさんのFacebook⇒ では立教大学での授業の様子も紹介されていて、
作家としてだけでなく教育者としても、まきさんが考えておられることが興味深いです。