2021年6月27日日曜日

二人のそら展・Movin'on!

川田淳×森島明子「二人のそら展」

本日27(日)の 作家在廊は14時から です。



作家在廊で賑わいの週末。

梅雨入りしたものの今のところ天候に恵まれ、昼間は晴ればれ、暮れる頃にはしっかりと雨。

暑いけれどさわやかでもあり、こんな夏なら最高ですが。



気持ちのいいデッキでゆっくりと過ごしていただけるのもうれしい「二人のそら展」。

作家が暮らす加茂市から初めてお越しくださるお客様も多く、
今回もマスク越しに笑顔いっぱいの館内、うれしい出会いと再会の日々をいただいています。





ご来訪の皆様とのご様子から、川田さんと森島さんがこれまでの制作や暮らしを通して築いてこられた豊かな人間関係を垣間見ます。


日曜の今日は、森島さんが他の作家と共に加茂市行政に働きかけてきたことが実って、地域の子どもたちの造形教室が開催されるとのことで、お二人でそちらに参加してから長岡に駆けつけてくださるとのこと。


暮らしの中、人生の中に、アート、そしてその視点があることが広がるように、
アートにまつわる様々なアプローチに携わっておられることなども、
今回、興味深く伺っています。





まだまだ Move ☆

2021の ”二人のそら” に出会っていただけますように。








2021年6月25日金曜日

旅コーヒー・KKVELさん

「二人のそら展」会期中の喫茶メニュー「旅コーヒー」は、
三条市西潟に今年オープンした薪窯カンパーニュと自家焙煎コーヒーのお店、
「KKVEL」(クベル)さんのお豆です。






たびのそら屋の喫茶室では、展覧会ごとに異なるコーヒー屋さんから取り寄せたコーヒーを「旅コーヒー」と称してご提供しています。


かつて旅先(県外に限らず)で出会ったまた訪ねたいお店の中から、季節や展覧会のイメージで選んだり、展示作家さんゆかりの、訪ねたことのないお店さんの時もあります。


遠い国から旅してくるコーヒー豆を、丁寧に、個性を引き出しながら焙煎するコーヒー屋さんの煙突のある景色。


かつての旅と、いつかの旅を思いながら、アートの余韻とともにひとときをお過ごしください。






コーヒーはどれも美味しくて種類を絞れず、今回は6種類を少量ずつご用意しました。

いずれも中煎りから中深煎りというのはマスターの好み。
香り高く、華やかなお豆が多い印象です。


◆インドネシア・マンデリンは、マンデリン好きの川田淳さんのリクエスト。


◆インドネシア比べでご用意した「バリ島」(農薬化学肥料不使用)は、現地精製時の天然酵母発酵による香りが素晴らしくて☆ とつい推してしまうものですから早くも僅少。


◆今回の「ブラジル」も酵母発酵系の香り高さ。
お客様からの差し入れで初めて知ったKKVELさんですが、このお豆をいただいたときの驚きと感動。KKVELマスターもお気に入りのお豆。



高田での「caféたびのそら屋」に端を発する「旅コーヒー」は、当初、お客様の「旅」からもたらされたギフトでした。お土産にくださったお豆を、他のお客様とも一緒にいただいた、それが「旅コーヒー」のはじまり。(のちに、どこそこに行くなら買ってきてもらえますかとお願いするようになります(。-_-。)感謝



◆エチオピア・イルガチェフェ
いつもなら一番華やかなお豆としてご紹介するエチオピアが、今回は穏やかに感じてしまうくらい先述の「発酵系」のお豆はインパクトがありますが、でも日本酒と一緒で、ほどよい香りというのもありますね。穏やかに香りの余韻が続きます。


◆コスタリカは甘みの余韻が印象的。


◆ラオス(農薬化学肥料不使用)はアイスコーヒーでご用意していますが、ホットでもお淹れできます。
酸味が無い方が好きな方には、こちらが馴染みよいかもしれません。


いい出会いがありますように。







薪をくべる、のKKVELさん。
薪窯カンパーニュとコーヒーとこの景色。至福です。

https://sunisobaker.thebase.in/


2021年6月23日水曜日

24(木)は休廊日です

開幕しました、川田 淳 × 森島明子「二人のそら展」

24(木)は早速ですみませんが休廊日です。ご注意ください。

25(金)からの週末は作家在廊予定です。(文末に再掲)

◆このページの画像はすべて川田さん撮影 





 (上)雪椿  sold out

(下)明日の行く先



















展示台のミニフレームは即売いたします。
大きい作品は会期後のお渡しになります。
















【作家在廊予定】 ※6/24・30は休廊日です

6/25(金)森島 12~17
6/26(土)森島・川田  11~17
6/27(日)森島・川田  14~17 ※この日だけ到着が14時頃です
6/29(火)森島 12~17
7/ 1 (木)森島 12~17
7/ 2 (金)森島 12~17
7/ 
3 (土)森島・川田  11~17
7/ 4 (日)森島・川田  11~16 ※最終日は16時にて閉幕です






(左)「大きくなったなあ」

(右)moving





来た道を振り返り、新たに挑む

それぞれの制作の遍歴を思いながら、更なる行く先を追いたい

あらたなはじまりをいただいています。



「二人のそら展」

川田淳(写真) × 森島明子(日本画)

2021/6/22~7/4 

 
OPEN  11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 6/24(木)・30(水)



◆駐車場は店舗斜め向かいに数台分ございます。
ご不明な時はお声がけください。

◆作家在廊日はご来訪が重なることが予想されます。
ご不便をおかけしますが、縦列駐車にご協力をお願いいたします。


2021年6月21日月曜日

二人のそら展・作家在廊予定

2021/6/22~7/4  
川田淳(写真) × 森島明子(日本画)「二人のそら展」

OPEN  11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 6/24(木)・30(水)





開幕準備が整いました。

50号の大作から小品まで、お二人合わせて50点余り。
模索し、力を注いでこられた日々の蓄積、軌跡を感じます。







夏至の明るい陽射しの中、静かに開幕を待つ作品たち。

明日からはまた梅雨空の予報ですが、雨の日もきっと素敵です。





喫茶室にも展示しています。
併せてゆっくりとお楽しみください。




【作家在廊予定】 ※6/24・30は休廊日です

6/25(金)森島 12~17
6/26(土)森島・川田  11~17
6/27(日)森島・川田  14~17 ※この日だけ到着が14時頃です
6/29(火)森島 12~17
7/ 1 (木)森島 12~17
7/ 2 (金)森島 12~17
7/ 
3 (土)森島・川田  11~17
7/ 4 (日)森島・川田  11~16 ※最終日は16時にて閉幕です
 



明子さんの絵画教室の生徒さんたちから
素晴らしい胡蝶蘭が届きました☆☆☆ みごとです!!

 


エントランスのお花は夫のおかあさん、こちらも毎度ながらおみごと。
今展はスモークツリーと初夏の花たちがお迎えします。


喫茶室の「旅コーヒー」は、三条市の「KKVEL」さんのお豆をスタンバイ。



「二人のそら展」

” さあ、Movin'on! ”





Welcom


2021年6月19日土曜日

井田さんの朝顔

6/22に開幕する「二人のそら展」の作家、川田淳さん・森島明子さんが親しい作家の方々の中に、
私もつながりのある方が幾人かおられます。



そんなつながりを思う時、

今展に、もっとも居てほしい方のひとり、


井田英夫さんが、、、 居ない!!! 


その大きな不在を思いながらこの二人展を過ごすのは、私だけではないと思います。

プライベートブログに綴った追悼 → 





先ごろ、新潟絵屋さんでの「菅野くに子展」の折、店頭で配布されていた
「井田さんの朝顔」の苗を、私もひとつ、お分けしていただきました。






「井田さんの朝顔」は、2003年の「越後妻有大地の芸術祭」で日比野克彦さんが十日町市松代の旧・莇平(あざみひら)地域の方々と始めた「明後日朝顔プロジェクト」にルーツをもつ、旅する種。


その地は私の旧知の友人のふるさとで、おかあさまが収穫した山菜を送っていただいたこともありました。本来であれば出荷するためのものであったという、それはそれは立派な 山のめぐみの ”束”!でした。


一緒に採りに行くこともあるの?と友人に聞くと、母上の斜面(もしくは茂み)を進む勢いがすごすぎて、とてもついて行けないと言っていました。


そういうおとーさんおかーさんがたくさんいらっしゃる雪深い集落に、都会から「アート」がやってきて、新たなたのしみと、つながりとなった ”朝顔” 。


そこで実った種子を、広島に滞在していた井田さんに送ったり、育ててつないでこられた五十嵐菜穂子さん、もえぎ陶房の押見くみ子さんはじめ、今回の配布にもきっとたくさんの協力者の方々がおられることと思います。


ありがとうございます。



 



ただ、私はちょっと自信がありません。


朝顔を育てること自体が久々というだけでなく、
なんといっても休廊期間は私自身が ”旅” してしまうので、、、


真夏の不在を思うと、苗をいただいてよいものか、とても躊躇しました。


が、それならば、長距離移動をさせるのは無理としても
一時的にどこかに託せる形、、、 せめて短距離移動はできる形に、、、


そう、 小学生の夏休み!

”行燈仕立て” にしてみようと思います。


「もしもダメでも、ほかの人がちゃんと育ててるから大丈夫」
と絵屋の美雪さんに言っていただけたのをこころの支えに。。。(ダメじゃん(*ノωノ)






「井田さんの種だから、大きくなるかもよー」とも言われました。


確かに!
朝顔の葉っぱって、こんなに大きいのでしたっけ?!(;'∀')


井田さん、この鉢じゃ、小さいかな!!!






2021/6/15 本葉4枚




上越の caféたびのそら屋 では、毎夏、ふうせんかずらを育てていました。

そうだ、 私なきあと(亡き、じゃないですけど) 
その種をついでくれている方々がおられました!!


2年前、その種をもってきてくださったお客様とのスペシャルな再会は、
本当にうれしかったです。



そうやってつながっていくものが、ちゃんとありますね。


誰もがいつも ”万全” じゃなくていい。

自分が万全でないときは、きっと誰かが、つないでいてくれますね。



全てが有限だから、

次の誰かに託したり、託されたり、
今、在るとき、会えるときを、

大切に過ごせたら、いいですね。






6/19 本葉5枚・つる1段目


面白い行燈の屋台骨ができました。

支柱を立てただけではダメと知り、”輪っか” があることの意味を知り、、、
試行錯誤、、、

この先の摘心がまた悩みどころです。


私はつるを誘導したり伸びすぎた芽を摘むくらいで、
それ以上に丁寧に育てたことがないのです。。。





井田さーん、どうかなーーー(;'∀')




2021年6月15日火曜日

二人のそら展 / 略歴・森島明子さん

2021/6/22~7/4  

川田淳(写真) × 森島明子(日本画)「二人のそら展」

OPEN  11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 6/24(木)・30(水)



【作家在廊予定】
川田 6/26・27・7/3・4
森島 6/25・26・27・29・7/1・2・3・4





◆ 森島明子 / MORISHIMA  Akiko 

 

『日本画と写真』それぞれの良さを知って貰いたい!

それは自分自身が思ったことでもあります。絵を描くということと写真を撮るということは遠くのようですが近くでもあります。

対象に心惹かれその奥にあるものを感じる事が作品を創る上での原動力になりその想いは共通するものだと思います。


私は岩絵具のキラキラした透明感がとても好きです。
それを重ねた色達が五感に語りかけるそんな絵が描けたらといつも思いながら描いています。

 

【略歴】

京都市生まれ 現 加茂市在住

嵯峨美術短期大学日本画科専攻科卒業

嵯峨美術短期大学日本画科研究生修了

 

2009年 新潟県加茂市に転居

2011年 『新潟県展』入選

     個展(山内堂・常設ギャラリー)

2012年 『第6回日本画公募展前田青邨記念大賞展』入選

       個展(三方舎・書斎Gally )

2013年 『新潟県展』入選

     『月光荘企画展』参加

2014年 『第14回常設ギャラリーを飾った作家たち展』参加(山内堂)

     『京都新聞チャリティー美術作品展』参加(以後毎年)

2015年『第1回ここあつまる展』参加(山内堂)

2016年『第1回KAMONKAI』参加(加茂市民ギャラリー)

    『第2回ここあつまる展』参加(山内堂)

    『第30回記念山内堂チャリティー作品展』参加(山内堂)

2017年『第3回ここあつまる展』参加(三方舎)

2018年『第4回ここあつまる展』参加(山内堂)

2019年『第74回新潟県展』入選



【入選】

京展・京都美術展・全関西展・青垣2001年日本画展・日春展・日展





お二人の略歴にある「ここあつまる展」は、新潟県加茂市にゆかりのある作家たちによる展覧会で、私は2018年の展覧会を拝見することができました。

その時はどなたともお話しすることなく、作品だけを堪能して帰ってきたのですが、思い起こせば受付で、他のお客様に朗らかに対応しておられたお二人が森島さんと川田さんで、


のちに、たびのそら屋に二人そろってお越しくださり、
話の流れから「ここあつまる展」の作家でいらっしゃることを知り、

しかも印象的だった写真と日本画のお二人でいらっしゃると知った時の、
驚きと、うれしさといったら、、、


出会っていたのだなぁ。。。

そして共通の知人も、幾人もいらっしゃるおふたり


いろんな思いを巡らす今展です。



二人のそら展 / 略歴・川田淳さん

2021/6/22~7/4  

川田淳(写真) × 森島明子(日本画)「二人のそら展」

OPEN  11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 6/24(木)・30(水)




(作品部分・DMより)
第14回新潟フジカラーフォトグランプリ・自由部門銀賞・受賞作
https://www.fuji-icom.co.jp/blog/gp14/





◆ 川田 淳  /  KAWADA  Atsushi 


ここ数年『写真を撮る』ということについて考えたりしています。

web
上には天文学的な数のイメージがあふれ、
自分ごときがささやかな何かを投じたところで意味などあるのだろうか?
街に出てスナップをと思っても、プライバシーとか肖像権とかいろいろ……。
言いたい事は山程あるけれど、人様を不快にさせてまで撮ることの意義とは?

そんなことを考えて『撮らない日々(撮れないかしら?)』が増えました。

でも……と思った矢先の新型ウイルスの流行。


大上段に構えたテーマとか、燃える様な情熱とかは無いのだけれど、
ちょうど転換期にある自分の写真と、新しい何かを見つけなければという意気込みを
ご覧いただければ幸いです。

 


【略歴】

新潟県加茂市出身 

写真体験は家のレンジファインダー機にて始まる。

中学の必修クラブで写真クラブに入る。

──諸先輩の高級一眼レフに対し廉価なレンジファインダーでは……。

腕の差を機材の差と勘違いしてフェードアウト。

20代、美術印刷会社に入社

以来写真の魅力に触れ、現在に至る。

 

【入選】

JPS展、新潟県展、NPP展、新潟フジカラー フォトグランプリ


 

【受賞】

2017年 第11回 新潟フジカラー フォトグランプリ   銅賞

2019年 第13回 新潟フジカラーフォトグランプリ  グランプリ

2020年 第14回 新潟フジカラーフォトグランプリ  銀賞

2020年 第18回 JPA展 奨励賞

 

【グループ展】

2015~2018年 『ここあつまる展』

 

                    



◆上記受賞コンテストを検索すると、川田さんの受賞作もご覧いただけます。

川田さんの写真は、ただ視覚に訴えるものを切り取っただけでないような
なにか、こころに届くような、
たいせつなものを写しているように感じます。


作品にハッとさせられた瞬間、
自分の中の、無意識・無自覚のたいせつなものに、つながるような


それが何だったか、、、 何処だったか、、、

今展で、改めて感じたいと思います。





2021年6月11日金曜日

次回展覧会のご案内「二人のそら展」

2021/6/22~7/4  
川田淳
(写真) × 森島明子(日本画)「二人のそら展」

OPEN  11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 6/24(木)・30(水)






会期が近づいてまいりました。
新潟県加茂市在住の川田淳・森島明子夫妻による写真と日本画の二人展。


本当は、昨年6月に開催を予定していたのですが、予期せぬこのコロナ禍、

難しい判断が迫られる中、県内の状況もさることながら、
遠方の大切な方々にもお越しいただきたくて、おふたりは延期を決断されたのでした。


どんな一年を過ごしてこられたでしょうか。


未だ、もやもやとした状況が続いていますが、それならば、それはそれとして、と、
今できる ”一歩” を刻むおふたりです。



彼らのそら

あなたのそら


交わるところ



いつも通り、基本的な感染対策につとめてまいります。


長岡では初めての展示となります。
作品にも、作家本人にも、出逢っていただきたい展覧会です。


どうぞお出かけください。





【 作家メッセージ 】

 

「写真」と「日本画」という異なるジャンルの作品を一緒に展示するということに
不安を感じていました。

観に来てくださる方が戸惑われるだろうか?

でも方法は異なっても伝えたいという気持ちは同じです。

写真が好きな方は日本画を、日本画が好きな方は写真を。

少しでも興味を持っていただければ嬉しいです。


川田淳・森島明子