6/22に開幕する「二人のそら展」の作家、川田淳さん・森島明子さんが親しい作家の方々の中に、
私もつながりのある方が幾人かおられます。
そんなつながりを思う時、
今展に、もっとも居てほしい方のひとり、
井田英夫さんが、、、 居ない!!!
その大きな不在を思いながらこの二人展を過ごすのは、私だけではないと思います。
プライベートブログに綴った追悼 → ☆
先ごろ、新潟絵屋さんでの「菅野くに子展」の折、店頭で配布されていた
「井田さんの朝顔」の苗を、私もひとつ、お分けしていただきました。
「井田さんの朝顔」は、2003年の「越後妻有大地の芸術祭」で日比野克彦さんが十日町市松代の旧・莇平(あざみひら)地域の方々と始めた「明後日朝顔プロジェクト」にルーツをもつ、旅する種。
その地は私の旧知の友人のふるさとで、おかあさまが収穫した山菜を送っていただいたこともありました。本来であれば出荷するためのものであったという、それはそれは立派な 山のめぐみの ”束”!でした。
一緒に採りに行くこともあるの?と友人に聞くと、母上の斜面(もしくは茂み)を進む勢いがすごすぎて、とてもついて行けないと言っていました。
そういうおとーさんおかーさんがたくさんいらっしゃる雪深い集落に、都会から「アート」がやってきて、新たなたのしみと、つながりとなった ”朝顔” 。
そこで実った種子を、広島に滞在していた井田さんに送ったり、育ててつないでこられた五十嵐菜穂子さん、もえぎ陶房の押見くみ子さんはじめ、今回の配布にもきっとたくさんの協力者の方々がおられることと思います。
ありがとうございます。
ただ、私はちょっと自信がありません。
朝顔を育てること自体が久々というだけでなく、
なんといっても休廊期間は私自身が ”旅” してしまうので、、、
真夏の不在を思うと、苗をいただいてよいものか、とても躊躇しました。
が、それならば、長距離移動をさせるのは無理としても
一時的にどこかに託せる形、、、 せめて短距離移動はできる形に、、、
そう、 小学生の夏休み!
”行燈仕立て” にしてみようと思います。
「もしもダメでも、ほかの人がちゃんと育ててるから大丈夫」
と絵屋の美雪さんに言っていただけたのをこころの支えに。。。(ダメじゃん(*ノωノ)
「井田さんの種だから、大きくなるかもよー」とも言われました。
確かに!
朝顔の葉っぱって、こんなに大きいのでしたっけ?!(;'∀')
井田さん、この鉢じゃ、小さいかな!!!
2021/6/15 本葉4枚
上越の caféたびのそら屋 では、毎夏、ふうせんかずらを育てていました。
そうだ、 私なきあと(亡き、じゃないですけど)
その種をついでくれている方々がおられました!!
2年前、その種をもってきてくださったお客様とのスペシャルな再会は、
本当にうれしかったです。
そうやってつながっていくものが、ちゃんとありますね。
誰もがいつも ”万全” じゃなくていい。
自分が万全でないときは、きっと誰かが、つないでいてくれますね。
全てが有限だから、
次の誰かに託したり、託されたり、
今、在るとき、会えるときを、
大切に過ごせたら、いいですね。
6/19 本葉5枚・つる1段目
支柱を立てただけではダメと知り、”輪っか” があることの意味を知り、、、
試行錯誤、、、
私はつるを誘導したり伸びすぎた芽を摘むくらいで、
それ以上に丁寧に育てたことがないのです。。。
井田さーん、どうかなーーー(;'∀')