2022年7月1日金曜日

【御礼】竹本悠大郎 乾漆彫刻展

2022/6/18~28まで開催いたしました《竹本悠大郎 乾漆彫刻展》は、
季節が夏へと変わる中、無事に閉幕いたしました。





《 おもかげ-碧の情景- 》

2021  乾漆



兵庫県に生まれ、信州大学から上越教育大学(修士課程)を経て長岡造形大学(博士課程)へ、、、

その歩みを物語るように、それぞれの地から、ゆかりのある方々が幾人も
この度の初個展に駆けつけてくださいました。


公募展への出品を通して出会われた美術関係の方々も、遠路、複数人ご来訪くださいました。

在学生や大学関係者ふくめ、地元・県内のお客様にも多数ご覧いただき、
皆様との語らいからも、様々なことを感じ、学ばせていただいた会期でした。




《 おもかげ -a little brother ed.3- 》

2021 テラコッタ、木



作品の放つ気配に感じ入る部分は多々ありましたが、
竹本さんが歩んでおられる人生の豊かさを感じられたことも、印象深いことでした。

僅か3年足らずを過ごした長岡の地で、所属する大学研究室を核として仲間をつくり、地域の方に見守られ、遠方からも足をお運びいただき、県内の彫刻家の方々からは、卒業後も新潟に居てくれないかねと願われる、、、


どのひともそうであるように、真っ直ぐなだけの道ではなかったご様子だからこそ、
現在の在りようが、これからの更に険しき道のりの中で、
どれだけ大切なものとなっていくだろうかと、思いを馳せずにいられません。


そして、そんな今に抱くであろう感情に安易な形を与えるのでなく、
造形や素材をひたむきに追求する思考に触れさせていただけたことが、
「制作過程の思考の開示」を伴う展覧会ならではの、大変興味深いことでした。






《 百の音色 》

2021 乾漆、木



モデルとなった方々も訪ねてくださいました。

その中のお一人は、私の上越時代に縁のあった方だと知り大変驚きました。
それぞれ暮らす場所や職業が変わるという人生の ”旅” を経ながら、
今日、2人ともが長岡に居て、竹本さんの元で再会するとは!!


竹本さんは、大学院修了後(現時点では)美術教育に関わりながら
制作を続けていくことを希望しておられます。

どの地へ向かわれるのか、、、 
来春のことをすでに寂しく思うひとが少なからずおられて、私も思いを重ねますが、


旅の途中に出会わせていただけたことに感謝しつつ、
この後のご活躍をたのしみに追いたいと思います。






《 おもかげ -sepia-》

2022 乾漆・金箔



ご来訪の皆様、広報にご協力くださいました皆様、
そして素晴らしい展覧会を開催してくださいました竹本悠大郎さんと
お力添えくださった皆様に、心より感謝申し上げます。
ありがとうございました。





《 遠くへ 》

2021 乾漆



【 今後の竹本悠大郎さんの出展予定 】


◆「Articulation-区切りと生成-」

会期:20221022日(土)~1218日(日)
会場:栃木県小山市立車屋美術館













◆「長岡造形大学大学院造形研究科博士(後期)課程 修了作品展」

会期:202329日(木)~219日(日)
会場:新潟県近代美術館(長岡市)

※会期が近づきましたら、たびのそら屋でも詳細をご案内いたします。



2022年6月28日火曜日

hieroglyph

フォルム、サイズ、質感、彩色、、、様々な試みが込められた「ヒトガタ」の彫刻作品が展示される中、ちょっと異色なのが「hieroglyph」と題された2作。






【hieroglyph】(ヒエログリフ)は古代エジプトで神聖なものとされた象形文字。

異なる意味を持つ文字の組み合わせで、意味を表したり表音文字にもなるということに着想を得たシリーズ。







《 Hieroglyph-no.2 》

2022、ブロンズ、木




穏やかな表情の女性の頭部に乗る鶏。

関係性のないものを組み合わせた作品。


今作については、頭に乗るものが「鶏」であることについて特段の意味は無く、
雄鶏の造形への関心と、観る人によってヒエログリフ的に何を思い描くだろうか、、、
という興味が含まれているとのこと。






《 Hieroglyph-no.3 》

2022、乾漆、木

sold out



よく晴れた日の夕方、通常は自然光の当たらない、青白い照明のみで照らされたこのスペースが、壁から屈折反射した西日で赤く燃えるようだったひとときがありました。


この作品について表す言葉を探しあぐねていたのですが、
ハッとしながら魅入りました。







聖母のような穏やかなそのひとの、胸の内に秘められた雄たけびを聴いた瞬間でした。


そのひとに代わって、鳴きたもう

雄鶏。







いずれの作品も、観た人それぞれに異なる印象と語らいが生まれていることと思います。


作者が意図を限定し過ぎることなく、余地、余白を残すことも、
竹本さんの目指すところにあるようです。





ブロンズやテラコッタの作品も共に展示されていることで、
それぞれの質感の違いを、じっくりと感じることができました。





乾漆ならではのやわらかさの追求と、作家独自のタッチのバランスについて、
お客様との語らいを通して、竹本さんに何か気づきをもたらした様子の最新作《no3》





会期は名残り惜しくも最終日。
竹本さんは13時ごろより在廊、16時半にて閉幕です。







余談ですが、
ヒエログリフを調べていて、面白いものを見つけました。


「ヒエログリフ変換マシーン」✨

私の名前は鳥3羽+αで表されていました🌿🐤🐥🐤💕

鳥好きにはたまりません😊



2022年6月25日土曜日

旅コーヒー・豆工房

6/27(月)追記
本日は竹本さん在廊予定でしたが、所用にて急きょ不在になりました。
明日は最終日。13時より作家在廊、16時半にて閉幕です。

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今回の喫茶室メニュー「旅コーヒー」は、
先頃の「クラフトフェア松本」で出会いたてほやほやの、
松本市にある自家焙煎珈琲のお店「豆工房」さんのお豆です。


たびのそら屋の「旅コーヒー」は、こんなふうに旅先で出会ったまた訪ねたいお店さんや、出展作家さんからご紹介していただいたお店から、展覧会ごとに取り寄せてご紹介するコーヒーです。




松本市は竹本さんが信州大学1年時を過ごした地でもあります。

竹本さんには懐かしさとともに、私たちは作家の越し方と行く先に思いを馳せながら
いただきたいと思い、早速お取り寄せさせていただきました。




お店のHPは無いようです。
クラフトフェアで豆を求めた際に「発送もしています」とメニューの一覧をいただいたので、それを頼りにお電話注文。

お豆と共に、産地に思いを寄せるお店の思いが書かれたものも送ってくださいました。


ブラジルのYMAMOTO農園さんのお豆がメインの様子。
今度訪ねることができた際には、そのおつながりなども聞かせていただきたいと思います。





今回ご用意したのは、クラフトフェアの時に試しで買ってきて美味しかったブレンド2種とモカ。
焙煎度の表記はありませんが、いずれも中深煎りくらい。


オリジナル季節ブレンド《夏》
東ティモール、ロイヤルビーンズ(YAMAMOTO農園)、グアテマラ

まろやかなコクと甘み、穏やかな力強さを感じるブレンド。とても好みです。
重くなく、この暑さにも負けない。
アイスコーヒーはこちらのブレンドでご用意しています。


◆ピース9ブレンド
ロイヤルビーンズ、ウォッシュド・ミナス(どちらもYAMAMOTO農園)

「争いの無い平和な社会でこそ、珈琲はよりおいしくなります」
というマスターの言葉の添えられたオリジナルブレンド。

今だから言うのでなく、ずっと表明してこられたことなのではないかと思います。
平時が大事。傍観者にならず、思考停止にならず。
意識的に行動しないと守れないことがあると思う昨今。

クールなお味です。
とがってないけれど、きりっとした印象。


◆エチオピア・モカ 
シダモ地方・イルガチェフェ地区・GⅡ・ウォッシュド

最高品質産地のモカ。
今回は上記2つのブレンドにオーダーが集まっていますが、実はこちらもさすがのお味。

あえての中深煎りでしょうか。
華々しさを抑えた、奥ゆかしさを感じる落ち着いたモカ。

竹本さんの乾漆彫刻に、印象が重なります。





喫茶室には、版画と小さい作品、論文などを展示しています。

どうぞゆっくりとお過ごしください。

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《竹本悠大郎乾漆彫刻展》

2022/6/18(土)~28(火) ※6/22(水)休廊日
OPEN 11~17 ※最終日は16時半まで


【作家在廊予定】

・会期中の土日:終日
・会期中の平日:6/23以外、
13~17時頃

◆6/25(土)14~17時は、隣接する「工房このすく」にてワークショップ開催のため、
その時間帯については竹本さんのギャラリーでの対応は限られます。ご了承ください。

※ワークショップは定員に達しました。


2022年6月24日金曜日

手掛かり

ここまでの展示風景は、竹本さんが美術家の飯塚純さんに依頼して撮っていただいたものを使用させていただきました。 
JUN IIZUKA オフィシャルサイト⇒ 

ここからは私の拙い画像で綴ります。(以下、竹本悠大郎 作品部分)





《 謳う 》

2022  乾漆・木



実はこれまで、こうした人物彫刻にはほとんど親しんできませんでした。
関係性が持ちにくかった、と言えばいいでしょうか。
この展覧会で自分自身が何を感じるか、ということがいつにも増して愉しみなことでした。


結果、毎日、何度もハッとさせられながら、
全身、全感覚で、この空間に満ちた作品のインパクトを味わって過ごしています。






《 遠くへ 》

2021 乾漆






同《 遠くへ 》



制作や研究に携わる方にも多くご来訪いただいており、作家在廊時には、批評的な視点で細部まで鑑賞していただいてのご講評が、大変ありがたい力づけとなっている様子を垣間見ながら、私自身は一鑑賞者として(すみません)、こころを空間に浸らせるようにして楽しませていただいています。


とても贅沢な展示です。


今展の空気、作品から漂う気配は、これまで味わったことのない新鮮なものに感じられ、

それは何に由来するのか、、、

彫刻についてのこういう経験がこれまであっただろうか、、、 


それは「この場」でできること、という私のテーマにつながる問いでもあって、
美術家の皆様の観点とは違うけれど、やはり一鑑賞者というのとも違う、

場の主宰者としての思いを巡らせています。







《 おもかげー碧の情景ー 》

2021 乾漆



7世紀に日本に伝わったという脱乾漆という造像技法や、
どこか古代彫刻、近代彫刻を思わせる竹本さんの人体モチーフの彫刻の受け止め方は様々です。

とある対話で出たように、
それを果たしていにしえの追随として語り終えていいのか、、、
(否、と思っています。)


竹本さんの論文(下記①)では「合理化が進められる現代において、脱乾漆技法による彫刻制作は時代にそぐわないものであろう。しかし…」と、この技法固有の「非合理的な工程」による試行錯誤がもたらすものについて述べるくだりがあります。

考察は「素材のリズム」に着目した次なる論文へと続き(下記②)、どちらも私にはいくつかの「手掛かり」を含む、興味深いものでした。






《 告ぐ 》

2022 乾漆




質感、フォルム、まなざし、影、漆の香り、作家との語らい、
展示された論文の断片にもハッとさせられながら、

日頃そこはかとなく感じていること(必ずしも作品鑑賞とは関係ない出来事も含む)を、
改めて引き寄せ紐解く手掛かりを見つけるうれしさ。


「感じる」と「考える」、「黙す」と「語る」、新たな出会いと温故知新、
光と影、静と動、、、 それらのバランスが最高に気持ちのいい会期を過ごしています。


皆様には、どんなひとときになるでしょうか。
その日、その時の光の中を、どうぞゆっくりとおたのしみください。





同《 告ぐ 》



ご紹介した論文。


① 『脱乾漆技法による彫刻制作における技法と表現の関係
―鑑真和上坐像の造像過程にみる技法の獲得に着目してー』

大学美術教育学会「美術教育学研究」第52号 (2020):233-240


② 『彫刻制作におけるモノの働きと制作者の思考
ー素材のリズムと制作行為の相補関係を手掛かりにー』

大学美術教育会「美術教育学研究」第53号(2021):145‐152


◆会場には5つの論文を展示しています。
ご希望の方には後日、お送りすることもできます。





《竹本悠大郎乾漆彫刻展》

2022/6/18(土)~28(火) ※6/22(水)休廊日
OPEN 11~17 ※最終日は16時半まで


【作家在廊予定】


・会期中の土日:終日
・会期中の平日:6/23以外、
13~17時頃



◆6/25(土)14~17時は、隣接する「工房このすく」にてワークショップ(WS)開催のため、その時間帯については竹本さんのギャラリーでの対応は限られます。ご了承ください。

WS詳細 ⇒  ほぼ定員に達しましたがご希望があれば僅かに調整可能です。

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昨日6/23は、いきなりの真夏日の到来でしたが、今朝は恵みの雨。
二日前からの迷い猫を無事に保護できたので、
カラスも騒がなかったし、雨音がしても安心して眠れました☺




顛末はInstagramにアップしています



2022年6月20日月曜日

作家在廊予定について

《 竹本悠大郎 乾漆彫刻展 》

2022/6/18(土)~28(火) ※6/22(水)休廊日
OPEN 11~17 ※最終日は16時半まで

◆6/20(月)の作家在廊は、11時~15時頃に変更になりました。


在廊予定は
・会期中の土日:終日
・会期中の平日:6/23以外、
13~17時頃

を基本としていますが、平日については変更になる場合もございます。
ご容赦ください。


photo by Jun Iizuka







怒涛の開幕二日間、遠方からも多数ご来訪くださいましてありがとうございます。

皆様との語らいが作家にもたらすものは計り知れません。

作品のみならず展示資料も、ゆっくりとご覧いただけていることが、
大変うれしくありがたいことです。


展示されている竹本さんの論文は、ご希望の方にはお送りすることもできます。
遠慮なくお申し付けください。


平日は落ち着いた時間をお過ごしいただけることと思います。
どうぞゆっくりとご高覧ください。





今日は開廊前の地震警報に肝を冷やしながら作品の傍らに駆けつけました。
(昨日、どれが一番不安定かと竹本さんにお聞きしていたのです。


結果的に何ごともなくて安堵したのですが、

被災地の皆様にはこころよりお見舞い申し上げます。



平穏な日々の尊さに感謝しつつ、

今、できることを。



2022年6月17日金曜日

竹本悠大郎 乾漆彫刻展/作家メッセージ

2022/6/18(土)~28(火) ※6/22(水)休廊日
OPEN 11~17 ※最終日は16時半まで

《 竹本悠大郎 乾漆彫刻展 》


6/17夕刻、作家と仲間たちによって展示が整いました。
作品の実質量だけでなく、そこから放たれるエネルギーで館内が満ちみちています。


彫刻だけでなく論文や制作過程の資料、版画作品も展示しています。
喫茶室の展示もお見逃しなく。どうぞゆっくりとご高覧ください。


以下に作家メッセージと略歴、在廊予定を掲載いたします。


photo by Jun Iizuka





【 作家メッセージ 】

私たちの選択は,自分自身の意志であるようにみえて,実のところ歴史や文化によって形成されている側面が強いものです。そもそも日本に生まれなければ,私が漆を扱うことはなかったでしょう。そういった意味で私は,たまたま(・・・・)乾漆でヒトガタを作っています。

ただし,何事も始まりは偶然でしょうが,それを続けているということには本人の意志が働いています。とすれば,なぜ乾漆でヒトガタを作るのか?と問われることは多くありますが,それよりも,なぜ乾漆でヒトガタを作り続けられる(・・・・・)()()?という問いを立てて考えていく方が意味あることのように思えます。

 

現在,彫刻という領域は,人形やフィギュアや立体造形と呼ばれるものとの区別がなくなり,一括りに扱われつつあります。確かに,明治期から大正期にかけて,江戸以前の造形物と強引に切り分けられることで成立した「近代日本彫刻」は,本来,人形や置き物と明確に区分できるものではありません。その点では,彫刻がフィギュアなどと等価に扱われようとしていることの方が,自然な姿であるように思えます。

しかし,人形やフィギュアと彫刻との区分がなくなり一つになるということは,明治期に彫刻という概念が西欧より輸入されてから今日に至るまで,彫刻とは何かと問い続けることで積み上げてきた知が失われるということでもあります。

 

人形と彫刻とは,容易に区分できない複雑な関係にありますが,やはり,そこには異なる思想があるように思えます。素材と対峙し,素材に触れることで形を立ち上げる。そうして作られたヒトガタから私たちは,それが漆と麻布の張り子であると知りながらも,単なる物質を越えた精神性とでもいえるようなものを読み取ることがあります。この現実/虚構,実在/仮象が,一つの形において同時に存在するということの不思議さと意味について考えながら(あるいは考えられるからこそ),私は乾漆でヒトガタを作り続けています。

竹本悠大郎 




【 略歴 】

竹本悠大郎 / TAKEMOTO  Yutaro

1995  兵庫県生まれ

2018  信州大学 教育学部 卒業
         第47回 新潟県芸術美術展  新潟日報社大賞

2019  第82回 河北美術展  河北賞
         第93回 国展  千野賞

2020  上越教育大学大学院  修士課程 修了

2021  第95回 国展  新海賞

2022  第83回 河北美術展  河北賞

         第96回 国展  新海賞

現在 長岡造形大学大学院  造形研究科  博士(後期)課程在籍中


◆Facebook⇒ 



【 在廊予定 】
 
・会期中の土日:終日
・会期中の平日:6/23以外、
13~17時頃まで在廊予定。

◆会期中6/25(土)にワークショップが開催されます(定員6名・要予約)
 詳細は別途トピックスをご覧ください⇒ 



ご来場に際してのご案内(2022/6)

2022/6/18(土)~28(火) ※6/22(水)休廊日
《 竹本悠大郎 乾漆彫刻展 》についてのご案内です。


◆立体作品が多数展示されています。

◆子どもさん連れのお客様は、手をつないでいただき、展示台および作品に触れないようご注意ください。

◆傘は入口の傘立てをご利用ください。


◆リュックなどの大きいお荷物は、喫茶室の椅子に置いていただくか、事務室に預けていただけましたらありがたいです。


◆論文などの資料もあり、作家と語らいながらゆっくりとお過ごしいただきたい展覧会です。
混み合いました際はご不便をおかけすることもあるかと思いますが、ご容赦ください。


◆駐車場は縦列駐車で枠内に停めてくださいますよう、ご協力をお願いいたします。


◆少人数でのご来訪をお勧めいたします。


◆一部作品は販売いたします。
お支払いは現金もしくは会期中のお振込みのみで、お渡しは閉幕後となります。





【感染症対策について】

今春よりギャラリーからのお願いはひとつだけです。


◆咳・発熱等の体調不良のある方はご遠慮ください。

以上です。


◆手指消毒用のアルコールはご用意していますが、ご使用は任意です。

◆マスク着用も任意です。個々の事情に合わせてどうぞ。



会場入り口には以下のご案内を掲示しています。

****************************************

当ギャラリーでのマスク着用は任意です。
(着用のお願いはいたしません)

COVID-19はエアロゾル(空気)感染が主な感染経路であることを国立感染症研究所も認める中、私たちが日常で使用するマスクについて、新型コロナ感染対策に有効であるというエビデンスは無い、というのが世界の科学者たちの現在の着地点です。

接触感染や飛沫感染が主ではないことや、残念ながら不織布マスクでは防ぐことができないことなど、新たな知見を理解しながら必要な対策を見直し、できうる対策として換気につとめてまいります。

今展は漆の香りが残る作品もございます。
五感全開で、どうぞゆっくりと展覧会をお楽しみください。


店主も状況に応じてマスクを着脱させていただきます。ご了承ください。


*****************************************


日頃得ている情報によっては、この対応を疑問に思われる方もおられるかもしれません。
上記に加えて長時間の着用の弊害(マスク自体の不衛生や健康上の負荷等々)についても理解すると、私からお客様に着用をお願いしてよい代物とは思えず、「任意」とさせていただくに至りました。


周囲の”目”のために着けておられる方も多いと聞きます。
場へのご配慮のお気持ちを寄せてくださる皆様、どうもありがとうございます。

これからも、なんのために?を学びながら、理解し合うために語らいながら、
営んでいきたいと思います。

ご不明な点がございましたら、どうぞ遠慮なくお尋ねください。



◆これについては展示作家の竹本さんとも語らい、認識を共有しています。
会期中は状況に合わせて、それぞれ着用を判断いたします。

maison de たびのそら屋


2022年6月3日金曜日

6/25 ワークショップ開催のお知らせ

《 寒天を使った 野菜の型取り 》

6/25(土)14:00~17:00

◆会場「工房このすく」(ギャラリー隣接・たびのそら屋からご入場ください)

◆参加費無料・要予約/定員6名(対象は中学生以上)

◆持ち物/手拭きタオル


※駐車場のご用意はありません。

たびのそら屋の駐車場は、展覧会と喫茶室へのご来場のお客様にご使用いただくため、
ワークショップにご参加の方は大変申し訳ありませんが、徒歩または近隣の有料駐車場をご利用ください。


◆ファシリテーター(進行)/竹本悠大郎・竹丸草子

◆申し込み・お問い合わせはメールにて竹本悠大郎さんまで。
E-mail:a206002@st.nagaoka-id.ac.jp








野菜を寒天で型取りして、石膏のレリーフを作ります。

見慣れた野菜の”型を取る”ことを通して、日頃あたりまえのように見ていた素材と形との関係性に目を向けてみる、その工程を通して塑像制作を感じて考えてみよう、というものです。

所要時間が3時間と長いのは、石膏が固まる時間を要するためで、途中30分程度の休憩をはさみます。

竹本悠大郎さんとともに展示作品を鑑賞する時間もあると思います。
ワークショップ体験の前と後とで、見え方や感じ方は変化するでしょうか。。。


気になります!!
営業時間中なので、私は大変残念ながら参加できませんけれども、
隙あらば工房を覗かせてもらおうと思います。

参加人数が限られています。
お申込みはお早めにどうぞ。



2022年6月2日木曜日

次回展覧会のご案内/竹本悠大郎 乾漆彫刻展

2022/6/18(土)~6/28(火) ※6/22休廊日

《 竹本悠大郎 乾漆彫刻展 》

OPEN 11~17 ※最終日は16時半まで

◆この展覧会は、学生の作品展示を支援する 長岡造形大学校友会からの助成を受けて開催いたします。




《告ぐ》

乾漆 2022



大変たのしみな展覧会が近づいてきました。

竹本悠大郎さんは、信州大学教育学部在学時より公募展での受賞を重ね、上越教育大学大学院で修士課程修了のち、現在、長岡造形大学大学院博士課程での3年目を迎えておられます。
(文末の略歴をご参照ください)


DMに掲載された作品《告ぐ》は、先ごろの第96回国展において2年連続となる「新海賞」を受賞した作品です。

【参考】長岡造形大学のHP 


これらの実作品を間近に拝見できることも楽しみですが、更に、今展は竹本さんにとって博士課程の集大成に向けた研究活動の一環でもあることにも、注目していただきたいと思います。



彼の研究は、漆という素材や「脱乾漆」の技法との関りを通して感じる「素材のリズム」の探求、「制作者の思考や感覚」、言語化しにくいそれらを「伝えるということ」についての考察などが含まれます。


今展では完成された彫刻作品だけでなく、これまでに修めた論文や、ドローイングを元にした版画作品(リトグラフ)なども展示される予定で、素材の選択や ”選ばれなかった形" など、制作過程の思考にも触れていただけるのではないかと思います。



竹本悠大郎さんにとって初の個展は、たびのそら屋にとって初めての「彫刻の個展」となります。

それが完成と過程を含む、進展の途中を垣間見ることのできる展覧会であることが、私にとってはこの上なくうれしく、楽しみなことです。



緑を帯びた初夏の光の中で佇む作品たちを思うと、今から胸が高鳴りますが、
その想像を悠々と超えていく世界の到来を、静かに待ちたいと思います。




【作家略歴】

竹本悠大郎 / TAKEMOTO  Yutaro

1995  兵庫県生まれ

2018  信州大学 教育学部 卒業
         第47回 新潟県芸術美術展  新潟日報社大賞

2019  第82回 河北美術展  河北賞
         第93回 国展  千野賞

2020  上越教育大学大学院  修士課程 修了

2021  第95回 国展  新海賞

2022  第83回 河北美術展  河北賞

         第96回 国展  新海賞

現在 長岡造形大学大学院  造形研究科  博士(後期)課程在籍中


◆Facebook⇒ 


◆在廊日時 
・会期中の土日:終日
・会期中の平日:6/23以外、
13~17時頃まで在廊予定。

◆会期中6/25(土)にワークショップが開催されます(定員6名・要予約)
 詳細は別途トピックスをご覧ください⇒


◆作家メッセージは後日アップいたします。



2022年5月25日水曜日

【御礼】第7回 Pegasusの会展

2022/5/10~22に開催いたしました《第7回 Pegasusの会展》は、最終日も天候に恵まれ、
にぎやかに、無事に閉幕いたしました。





テラスの頭上をすっかり被った新緑が、少しずつ色濃くなっていくのを感じながら過ごす5月の会期。

勢いを感じるのは植物たちについてだけではありません。

作家たちの1年ぶりの「Pegasusの会展」への思いは、
会場での語らいの中で、たちまち来年に向かって転じていった様子でした。





ギャラリーの企画ではなく作家たち自らが、固定メンバーで、展覧会を毎年開催するということ、その準備の1年の重さを、改めて感じながら過ごさせていただいた、たびのそら屋では2回目となる「Pegasusの会展」。


自身や家族の状況が年々変化していく中、社会情勢も思いもよらなかったことが次々と起こる中で、見通せない1年後にまた照準を合わせて臨む、、、


その心の内は計り知れませんが、新たな一年が既にはじまっていることを感じるにつけ、

来年もまた、この御三方が元気に揃って、《Pegasusの会》ならではの展示空間が生まれる瞬間に立ち会わせていただけることを願って、たのしみに待ちたいと思います。





金内沙樹 《 集塊Ⅰ》

sold out


Instagramでのご紹介と重複しますが、こちら↑は

「花束にも見えて・・・」 
そんな言葉と共に選んでいただいた作品です。


作家が自身の「原風景」を「生活を形作る」金属の切粉を用いて描いた作品が、
お客様の目に ”花束” として映る、、、


「 ”抽象画” は難しい」と、いろんな意味で言われるのを聞きますが、
お客様の言葉に、抽象作品の味わいと、観る人の世界の豊さを学ばせていただきます。


誰かに花を贈る時、手渡す花を抱えながら、まるで自らがいただいたような、うれしい気持ちになりますが、旅立つ作品を通して、作家はこころに花束をいただくのかもしれない、、、と感じた出来事でした。





花束といえば、エントランスの義母の活け花は今回はお休みだったのですが、
なんと開幕初日に、お客様から素晴らしい百合を頂戴しました。






とても珍しい八重咲きの百合の花。
甘い香りとともに、全ての蕾を順番に開きながら、会期末まで、
見事な華やぎでお客様を迎えてくれました。






お陰様で、素晴らしい展覧会でした。
ご来場の皆様はじめ、SNS等で発信してくださいました皆様、
DMの設置にご協力くださいました事業所の皆様に、こころより感謝申し上げます。






《Pegasusの会展》は、当ギャラリーにとっては唯一、毎年開催する展覧会です。


展示作家の皆様の毎年を追いたい気持ちを抑えながら、個展では1年置きであったり、グループ展では敢えて同じ顔触れにならないように心がけてきた中、連続開催のズシリとした趣きを知った今展でした。


来年も連休明けの同じ頃合いに開催いたします。

先のことはわからないですが、
わからないからこそ悔いなきように、それぞれの日々を重ねてまいりましょう。





次回展覧会は 6/18より《 竹本悠大郎 乾漆彫刻展 》です。

詳細は近日ご案内いたします。
どうぞお楽しみに。



2022年5月20日金曜日

Pegasusの会展/猪爪彦一

年間を通して県内外で多数の展覧会活動をされる猪爪彦一さん。

その中でも、年齢の離れたメンバーとともに開催する「Pegasusの会展」は、
特別な ”挑戦” の場として位置付けておられます。

略歴とメッセージはこちら ⇒ 

(作品は全て油彩・キャンバス)





《 光景 》

100×130㎜

sold out





《 夢 》

100×100㎜






《 山 》

100×100㎜

sold out





《 虹 》

100×70㎜

sold out







新たなマチエール、

新たな色彩、

とりわけ人物画の変化を、従来からのファンの方々も感じ、惹きつけられています。





《 少女 》

P6





《 旅人 》

P6

特にコメントをいただくのがこちらの作品↑

これまでの猪爪彦一さんの世界には、居なかったような。

赤い髪のそのひとは、まるで近藤充さんの世界からやって来たかのようにも思われて、

三者の作品を眺める位置に立ち、それぞれの世界を結ぶ回路のありや無しやを味わいます。






《 夜の入口  A 》

P8





《 夜への入口  B 》

P8



これまでにないグレーの色調が印象的な2作品。


《再掲・作家メッセージ》

現実のニュースが夢の中へ入り込んで

灰の色が私の画面を被いはじめると


行き場所を見うしなった鳥たちは

次々に天空へと飛び立っていった。



おそらくは多くのひとを被っているであろう「灰の色」を、
このように表すことのできる作家に、私は改めて感服します。



《 世情 》

P8



自身の頭の中の世界の何処か、を描くという猪爪彦一さんは、
これまでも生も死も、共に在るものとして描いてこられましたが、

近年、現実世界の世情を反映していることを感じながら拝見する作品は、
また殊の外、興味深く、その発する気配が心に染み入ります。





《 方舟 》

P6


かつて水平方向から沈みかけた様を描いた作品でインパクトを与えた”方舟”(2020個展)は、
今や垂直し、卵はゆるぎない直立。 


様々な思いを巡らすことの尽きない猪爪彦一作品です。

今年は11月に、たびのそら屋で個展を開催いたします。どうぞお楽しみに。 






《 日の出前 》

70×70㎜



光と影、夜と朝、生と死、、、 いずれも表裏であると仰る猪爪先生の中には、
灰の色とともに、朝焼けの茜も、紺碧の空も。





《 古都 》

SM




《 小川 》

150×100㎜



いよいよ名残り惜しき会期末。

5/21(土)は午後から、作家全員、揃って在廊。
5/22(日)は午後から、金内沙樹さん在廊で、16時にて閉幕いたします。

2022/5/10(火)~22(日) 第7回 Pegasusの会 展

OPEN  11~17 ※最終日は16時まで
CLOSED 5/13(金)・18(水)