2024年12月14日土曜日

この道の先には/星の降る夜

猪爪彦一さんと蓑輪朋和さんの、作品世界の見事なハーモニーに感嘆しつつ、

喫茶室では蓑輪朋和さんと珈琲焙煎人「NAKAJI/中村さん」との、
コーヒーと道具を巡るつながりの温かさがうれしい展覧会《この道の先には》。


実は猪爪彦一さんにも、「NAKAJI」さんのお豆との、
うれしいコラボをしていただいております。






《夜空》2005年



今回の「旅コーヒー」、軽井沢の「NAKAJI」さんと蓑輪さんのつながりについては先のトピックスでご紹介しました⇒

「シングルを超えるブレンド」を追求しておられるNAKAJIさん⇒
今回はその豊富なラインナップの中から3つをセレクトさせていただきました。

その中のひとつ「星の降る夜」は
『信州の夜空に煌めく星からインスピレーションを受けて作り上げた味わい』と紹介されているブレンド。  

その素敵な名前に、猪爪先生の作品が思い浮かびました。


事前打ち合わせの際、蓑輪さんと猪爪先生の語らいの中でも、
キューブやさまざまな浮遊物が描かれた”星空” の作品のことが話題になっていました。


※「星の降る夜」は最終日前日、完売しました(謝)文末に加筆






ところが、搬入日、
漆黒の空が描かれた作品はあれど、”星空” の作品はありませんでした Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

展示作業が終わり、NAKAJIさんから届いたコーヒーをお味見していただきながら、
蓑輪さんがさりげなく尋ねてくれました。


蓑:そういえば、今回は”星空”はなかったのですねぇ。

猪:(!)そうでしたねぇ!

空:センセイ、こちらの壁が空いておりますっ('ω')ノ”☆

猪:旧作であれば、いっぱいあるんですが。。。

空:ぜひっ!(≧▽≦)






ということで、開幕日の朝、
無事に展示していただいた銅版画《夜空》猪爪彦一さん2005年の作。


喫茶室で販売している『銅版画作品集』にも収録されていますが、
当時、50代半ばの猪爪先生の星は、それはもう、ピュンピュンと飛んでいました☆彡






思い思いの方角に

なにを避けるでもなく

ぶるかること恐れず


ほうき星、まっすぐたなびかせ


燃え尽きようとも

星の降る夜







喫茶室には猪爪彦一さんの銅版画と作品集、
蓑輪朋和さんが職人として手掛けているコーヒーポットを展示・販売しています。









《舞人》




《精霊》




《森人》




《野性》





《異族》



猪爪彦一×蓑輪朋和《この道の先には》

会期末は
12/14(土)蓑輪朋和さんのみ在廊。
12/15(日)はお二人そろって、16時にて閉幕です。


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【12/14夜・お知らせ】

◆旅コーヒー「星の降る夜」は最終日前日、完売いたしました(謝)
他3種類をラインナップしています。どうぞおたのしみください。

▶「ミスターの一杯」
NAKAJI・中村さんが焙煎人になった2011年に初めてつくったという渾身のブレンド

▶「ノア」
やわらかい口当たりで冷めても美味しく、さらに甘くなるのでゆっくりと飲みたいコーヒー

▶「浅間ブレンド」
『毎日飲めるコーヒー』ブラジルやや深煎り60%、コスタリカ中深煎り40%
飲みやすいベーシックなコーヒーを、少し上品に仕上げる細やかなこだわりが
HPに掲載されています⇒