2024年12月26日木曜日

出展者/大学院生

新年の展覧会《Progress2》に出展予定の大学院生5名の皆様は、
それぞれ学外でもご活躍中です。現況をご紹介いたします。





坪井麻衣子 《日々》


坪井麻衣子(絵画)大学院 造形理論 博士1年

坪井さんは、既に作家として県内外で活躍しておられ、ファンの方も多いことと思います。
県内では新潟市のギャラリーを中心に個展、グループ展にご出展。
たびのそら屋では念願叶って、このたび初めてご出展いただきます。
うつくしい色彩が織り成す画面に、作家が追求するものは、、、
作品と併せて研究者としての探求の淵を垣間見せていただけることがたのしみです。








宮川晴香《 melting ghost / no1 》



宮川晴香(彫刻)大学院 造形理論 博士1年
内海裕菜(写真)大学院 美術・工芸領域 修士1年

宮川さんの素材としての木、内海さんの表現としての写真、
それぞれへのアプローチを興味深く感じています。

おふたりはこの12月、ゆいぽーと(新潟市)での「長岡造形大AIR in ゆいぽーと」
に参加しておられました⇒
その取り組みの中で得たもの、新潟市での滞在制作の成果とその続きの展開を
たのしみにしています。






内海裕菜《 D_no_flower-10 》






高野穂乃香



高野穂乃香(鋳金)大学院 美術・工芸領域 修士1年

長岡造形大学からこの春、大学院に進学した高野さん。
上の画像の作品は、卒研会場の、見落としてしまいそうな場所に展示されていました。
その独立した一角で密やかに、たしかな光を放っているのが印象的でした。

▶12/25まで新潟市で開催されていた「雪梁舎 工芸 2024」⇒ には
修士課程に進んだのちに制作した下の画像の作品を出品し、審査員賞を受賞。


▶開催中:摂田屋6番街発酵ミュージアム米蔵にて
「六鋳展」に小物をご出品中 (~12/28まで)
詳細は米蔵のインスタグラムをご参照ください⇒






鋳銅水琴窟「慈雨」



こちらの受賞作は、工芸展では造形物として観ていただきたいということで、
「水琴窟」という用途を知らせる名はあえて外して出品されたとのこと。
(その造形はしっかりと評価されました☆

風にたなびく草原は緑青で彩色されたもの。
水琴窟として水を受ける場所に置かれた暁には、更に自然の緑青が育って、
新たな景色になっていけばいいと、高野さんがおっしゃったことも印象的でした。

銅を生かした技法と、独自の物語と、挑戦を感じる本作は、《Progress 2》にも
ご出展いただく予定です。
白に包まれた季節の中で、再び拝見できることがうれしいです。

雪に埋もれた草原を思ったり、
春に一斉に芽吹いた野山を思ったり。。。

こころ誘われる作品です。
鋭意制作中の新作と、造形に込める研究課題と併せてどうぞおたのしみに。








牧田 藍(油絵)大学院 美術・工芸領域 修士1年

絵画制作技術の探求と並行して、研究課題としては「地域」の中にARTを開くことを
テーマにしておられます。(詳細は年明け、本人によるコメントで改めて)

《Progress 2》では絵画作品と併せて、今年の夏に直江津(上越市)で開催された
「うみまちアート」に遠藤研究室有志で参加した際の取り組みもご報告していただく予定です。

この後の研究に際してのフィールドも、新潟市の方で見つかったとのこと。
牧田さんは絵画作品も気になりますし、今後の展開が幾重にもたのしみです。




牧田 藍《風景》


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2025.
1.15 wed.-26 sun.
NEW YEAR EXHIBITION  Progress 2 》

Tabinosoraya Presents / Feat.長岡造形大学学生・大学院生8名の展覧会

▶Open    11:00-17:00
▶Last day 11:00-16:00
▶Closed    1/17 fri.  22 wed.

▶出展者

・坪井麻衣子(絵画)大学院 造形理論 博士1年
・宮川晴香 (彫刻)大学院 造形理論 博士1年
・内海裕菜   (写真)大学院 美術・工芸領域 修士1年
・高野穂乃香(鋳金)大学院 美術・工芸領域 修士1年
・牧田 藍     (油絵)大学院 美術・工芸領域 修士1年
・下澤亮太   (油絵)美術・工芸学科 4年
・廣田勘太郎(絵画)美術・工芸学科 4年
・吉川環紀 (油絵)美術・工芸学科 3年