2018年10月15日月曜日

秋の宴たけなわ

10月4日から14日まで開催した
長谷川由香-染付のうつわ展- が閉幕しました

お越しくださった皆様、
心惹かれるお品に出逢ってくださった皆様、
どうもありがとうございました



今回はいろんな意味で、これまでとは違った緊張感を持って
臨んだ会期でした

私にとってはどの展覧会も全てが初めてのことで、
毎回、とても緊張して会期を迎え、
毎回、作家やお客様からたくさんのことを教わり、
毎回、新たな感動を抱くのですが、

今回のような、生活の道具としてのうつわの個展というのは、
これまでの展覧会とはまた違う要素が大きいもので、

果たして・・・?

と思うことの多い会期でした




でも、お陰様で、
本当にお陰様で。。。

ありがとうございます

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例えば、今回依頼した「五勺の杯」をはじめとする「酒器」のこと

依頼に応えて由香さんは呑まない人なのに片口や枡も
試行錯誤しながら制作してくださって、
私はイイ!と思うけれど、果たして?!!
ということだったり、

由香さんが本来好きなのはもっと渋めの柄だと知って、

日頃の人気柄は定番として外せないとしても、
由香さんが本当に描きたいものを入れて下さい、

とリクエストして届いた「祥瑞」の染付が素晴らしくて、
私は感動したけれど、果たして??!!

というようなことだったり・・・


うつわや染付の好みは人それぞれで、手持ちの食器や、
お酒を呑むか呑まないかも千差万別な中、
果たして???

ということ

うつわの並べ方にしても、
その良さをちゃんとお伝えできるかしら・・・ とか
細かいドキドキは、他にもたくさんありました




由香さんにとっては、どれもが自分の掌から生まれたコたちなので
お客様に届くことは等しくうれしいに違いなく

私も、お客様がひとつを選ぶためにうれしくも悩ましい時間を過ごされる様子や、
それぞれの食卓のストーリーを感じられることが微笑ましくて、

「決断」を終えた後の晴れ晴れとした笑顔に立ち会えることが、
なんともうれしい毎日だったのですが


そういったあたたかい笑顔の中に、
酒器たちも、祥瑞の染付たちも、
しっかり、たくさん迎えていただけましたこと

ホッとしましたーーー(*ノωノ)


大変励みになります
ありがとうございます



毎度、思うことですが、
この始まったばかりの拙いギャラリーにお品を託してくださること、
主宰者として時を共にさせてもらうことで作家さんの人柄の奥にある芯
のようなものに触れさせていただけること、
今回も感謝と感動は尽きません




余韻さめやらぬままに、週末からは次の展覧会が始まります
10月20日より二つの展覧会が同時スタートです

【太陽の間にて】
長岡造形大学 学生5人による展示
「おなじ窓、それぞれの景色」
10/20~28 ※24休廊

【月の間にて】
Michika Yamada 展
10/20~22


改めて日程の詳細をアップします

芸術の秋、実りを捧げる宴もたけなわ
どうぞお出かけください