最後になりましたのはこちら
家崎 萌 さん
上越市生まれ
佐賀大学卒業後、東京で小学校教諭として8年間勤務のちUターン
上越教育大学大学院 修士課程修了
兵庫教育大学大学院博士課程在籍
現在、アーティスト・イン・レジデンスでプラハ在住
10月にご参加された「弥彦野外アート展」の折に
こちらの作品を搬入展示してくださったのち
プラハへ旅立たれました
この時取材していただいた記事が
新潟日報 2019/12/4 文化欄の「にいがたの気鋭」
に大きく掲載されています
「作家紹介ファイル」にも綴られているのでどうぞご覧ください
つまり、ひと月以上も我が maison にイン・レジデンス
してくれている作品
「棲家たち」
(すみかたち)
廃材を組み合わせ、のみで削り、やすりをかけ、色鉛筆で彩色されています
「場を移動すると、何が起こるか」は、子ども時代からの関心事でした。
2017年末からのチェコ・プラハでの研究が現在に至ります。
特にプラハでの経験は、場所の移動について深く考えるきっかけとなりました。
異国で自分の在り処を不確かにさせることが、逆説的に「居場所」のテーマの強い意識に
つながったと感じます。
また、内側と外側を持つ造形は、「アカデミックな彫刻」とは別の面白さがあると感じています。
内側への感覚は、見るというよりも、共に「在る」、そのものに「なる」感覚に
感じられるのです。
(作家紹介ファイルより抜粋)
先に「作家紹介6」でご紹介した、なぎまいこさんの作品「ÉTRE 」
への理解も深まるような一文です
勝手な解釈ではありますが
こういうリンクに出逢うのもうれしいグループ展
作家たちそれぞれの生き様、暮らしの中で追究されていく核心
カタチあるものに表現され、世に放つことで確かめ、掴み、越えていく、、、
そしてもう、そこには居ない様子を
感じさせていただいている「エックス展Ⅹ」は
22(日)16時までです
出番はまだかまだかと待っていてくれた「棲家たち」
個人的にはかつてないほどにシンパシーを感じる作品です
小部屋の明かりをつけに行く度に
おはよーー
今日もよろしくーー
おつかれーーー
おやすみーー
と挨拶するのです
一緒に過ごせるのもあとわずか
だいぶ寂しいけれど、みんな旅びとだものね
どうもありがとう
どこかの空の下、また会いましょう