たびのそら屋開廊以来、初めて「書」の作品も展示されたのもうれしい展覧会
長岡市生まれ
2005年 長岡造形大学卒
書家・篆刻家の柳沢魁秀に2011年より師事
古典を学びながら、デザイン書・アート書の世界を深める
2017年の元旦からは毎月の「書初め」も続けているとのことで
出展作は先月11月の書初め
「走」
決意を満たして大書に放つ
その潔さは
この一文字が生まれるまでの
たたかいの凝縮でしょうか
落款はその字に合わせてデザインしたものを
その都度ご自身で彫られます
今回は「走」という字に「靴を履かせてあげたかった」という
赤いヒール
逃げるために走るのではなく
優雅に、力強く、背筋を伸ばして
カッカッカッカッ!!!
闇の中も迷わず走れそうです
ん さん
ご公表されているプロフィールは最小限です
ですが「あなたとわたしをつなぐこころとことば」と書かれているように
作品を通してつながることができるよう、
作家の中にある大切なものを届けてくれているように感じます
作品タイトルは「ヨナ」
旧約聖書の「ヨナ書」の一部を表している様子
拝見させていただくのは二度目となる「ん」さんのペン画
前回は黒一色でしたが、今回は色彩が用いられているのが印象的です
透けて見える
うつくしいブルー
小さな作品ですが
自由で自在な世界を感じます