2025年12月12日金曜日

喫茶室特別展示/鈴木雅詩 日本画展②

 《 ヒラタヒロヒコ展 》

2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   12/12(金)17(水)

▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》

在廊日 ヒラタ:12/9、各週の土日(午後から)
     鈴木:12/
13、
20、21(13時~)

________________________________

鈴木雅詩さんの作品についてのコメントをご紹介いたします。

今回は「場所」にこだわり表現してみた、とのこと。

コメントに添えたリンク先は、私が気になって検索した中で出会ったサイトです。
後半、だいぶ脱線しましたが、作家のバックボーンと併せて、
いつかの旅の手がかりに。


▶ガラスの反射があるため、作品画像は角度がついています。
岩絵の具の質感や透明感など、ぜひ実作品を間近でご覧ください。





「美人林」

十日町のブナ林、スッと伸びる木々とそれが湖面に映る様子を描きました。
夏の終わりのさみしさを表現しました。

松之山ドットコム⇒ 






「龍ヶ窪」

津南町の湖、湖面に映った木々の様子が美しく描きました。
雨上がりで澄んだ水面と鬱蒼とした木々が神秘的な場所でした。


津南町ホームページ⇒

津南町観光協会⇒







「神通峡」

山形の中心地、寒河江市からほど近い大江町・左沢(あてらざわ)にある渓谷です。
大学卒業後赴任した土地で、川辺で芋煮会に混ぜてもらい人の温かみを感じた地です。


山形県公式サイト「やまがたへの旅」⇒
大江町観光物産協会HP⇒






「鳥海山」

酒田市からほど近い遊佐町から鳥海ブルーラインで1100メートル登った風景です。
毎週末通いスケッチした記憶があります。
春先にだけ現れる滝や残雪、早い雲の流れなどが印象的です。


やまがた山⇒
旅東北⇒






「丸池様」

鳥海山麓の湧き水が溜まった池です。
古くから信仰の対象とされてきました。
倒木も朽ちることがなく底まで見渡せる澄み清らかな心になるような場所でした。


やまがた庄内観光サイト(観光スポット)⇒
やまがた庄内観光サイト(特集)⇒


_________________________


ちょっと脱線しますが

上記、庄内観光サイト(特集)の記事↑は
2021年の日付でアップされたもの。
いいレポートだな~ と思いながら読んでおりましたところ、
文末の〈ライター紹介〉によると、奇しくも鈴木さんと同じく埼玉のご出身の方でした。


素敵な偶然✨ と思いながら
プロフィールを読むにつけ、そのご活躍ぶりに
岩手は遠野に移住した、件の「富川岳さん」のことが思い起こされました。

岳さんのことはこちらをご参照ください⇒ 
10月10日のトークイベントin富川屋さんは、大盛況で語らいの尽きぬまま熱く執り行われました🐐✨


こちらのライター・國本美鈴さんも、地域おこし協力隊としての任期を終えられたのち、
どんな活動をしておられるのかな、、、 
なんて、

いえ、オモテに出るような方にならなくとも全然いいのですけれど(裏方こそが大事)
でもなんとなく、何かをなされているような気がして検索してみましたら、、、

わあ✨もう想像を超えたステージで、すっかりしっかり、
彼の地を担うべく、新たな挑戦の真っただ中におられました
🌱✨ 

FNNプライムオンライン⇒  


佐藤糀店さんは事業継承と創業90年の節目で名称変更され「さくら糀屋」さんに ⇒

オンラインショップもありますが、いつか訪ねる時のたのしみに。






《丸池様》作品部分


山形で15年、暮らされたという鈴木雅詩さん。
丸池様に沈んだ倒木が朽ちずに保たれているように、鈴木さんの様々
な記憶もまた
色あせることなく残り続けているのかなと思うような、鮮やかな風景画です。


そしてもうひとつ余談になりますが、鈴木雅詩さんが学ばれた東北芸術工科大学といえば、

私にとっては、かの長沢明先生の着任地であり、財田翔悟さんの母校でもあり、
山形ビエンナーレなど、大学や卒業生の方々の地域での取り組みの話題を聞くにつけ、
かねてよりとても気になっていた大学です。

そのキャンパスに、去る10月末、知人からのお誘いのおかげ様で
念願叶って初訪問することができました🙌















鈴木さんが師事した元学長であり故・松本哲男先生(日本画)の代表作が”瀑布”シリーズであったことや、
大学の正面に造成された風と水で動く彫刻作品と、壮大な滝と、
目の前にひらけた天地を結ぶ水面の、圧倒的なうつくしさを思い返しながら、
このたびの作品を拝見できることが、なんとも贅沢な巡り合わせであると感じています。




2025年12月11日木曜日

鈴木雅詩 日本画展①(喫茶室特別展示)

 《 ヒラタヒロヒコ展 》

2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   12/12(金)17(水)

▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》

在廊日 ヒラタ:12/9、各週の土日(午後)
     鈴木:12/
13、20、21(13時~)






鈴木 雅詩 / Suzuki Masashi

 
【略歴】

1979  埼玉県生まれ

2002  東北芸術工科大学 芸術学部美術科日本画コース 卒業

2012  新潟県教員となり現在に至る

 

▶展覧会

2001~2004 「野桜会」 恵埜画廊 山形

2020      鈴木 雅詩 展  楓画廊 新潟

 

▶受賞歴

2006  白甕社美術展 白甕社賞

2009  第4回「川越を描くビエンナーレ」奨励賞

2009~2011、2016 ふるさとの風景展in喜多方 入選





(作品部分)




【メッセージ】

このたび、平田さんとのご縁により展示していただくこととなりました。

私は普段から怠け癖があり制作もなかなか進まないので、絵描きを再確認できる機会となりました。

山形で約15年、新潟で13年生活してきました。

この2つの場所は似ている所もありますが、全く違った一面もあります。

今回は「場所」にこだわり、表現してみました。

 




(作品部分)



鈴木雅詩さんとヒラタヒロヒコさんは、美術教員同士としてのおつながり。

精力的に個展を開催し、発表の場を広げてきたヒラタさんにとって、
鈴木さんは実力がありながら、そして発表したい気持ちも秘めていながら、
あまり展覧会活動をされないことが、もどかしく感じられていたご様子。

自身の個展に際して、鈴木さんにも発表の機会を提供ししたいというお気持ちから、
喫茶室特別展示のご提案をしてくださいました。


当初、ヒラタさんからお聞きしていた鈴木さん作品のイメージは、
「大胆に描かれたクレーン車などの重機などを、ちょっと面白い目線で描く日本画」
といったものでした。


それが実際に搬入された作品は、山姿や山林、水辺を描いた、
たびのそら屋ではあまり展示されることのない、クラシカルな風景画。

ヒラタさんにも予想外だったようですが、同時に
「こんなにも細かやかに描くひとだったのか」という驚きは深く、

初日にお越しくださった、やはり美術教員つながりのS先生もまた、
「まさか(鈴木さんは)こういう絵を描くひとだったとは…」と、
同じように驚いておられたのが印象的です。


鈴木さん、、 よほど秘めてこられたのでしょうか。

今回の展示は、内なる瑞々しい世界が勢いよく流れだすきっかけとなるのか、
あるいは森の奥に秘められた泉のごとく、
引き続き、人知れぬところで静かにうつくしさを湛え続けるのか、、



つながりのある方にも新鮮な出会いとなっております。

喫茶室特別展示/鈴木雅詩 日本画展。

展示作品へのコメントを次のトピックでご紹介いたします。



2025年12月7日日曜日

ヒラタヒロヒコ/略歴・メッセージ

 《 ヒラタヒロヒコ展 》

2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   12/12(金)17(水)

▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》

在廊日 ヒラタ:12/9と土日(午後から)
     鈴木:12/
13、20、21(各日13時から) 






ヒラタヒロヒコ  Instagram@ sanzui.hitsuji


【略歴】

新潟に生まれる

新潟大学大学院教科教育専攻美術教育専修修了

 

<個展>

新潟市美術館市民ギャラリー 93 )

アートギャラリーJOY-1 新潟市  94 )

新潟市美術館市民ギャラリー  99 )

新潟市西新潟市民会館  01 )  

トキ・アートスペース  東京・渋谷( 03 06 11 14 16 18 19 23 ’25

楓画廊アネックス 新潟市  04 )

屋外に設置したボックスに作品を展示し、毎月新作発表をする

 「月刊ヒラタヒロヒコ」をヒラタBOX in 楓画廊で行う  05.1006.9 

aiギャラリー 新潟市  06 )

新潟大学旭町展示館  08 )

ギャラリーmu-an 長岡市  10 )

今井美術館ファクトリー 見附市  11 )

Kaede Gallery + full moon 新潟市( 14 '17 

Kaede Gallery_gardenにて野外展示を行う  18 )

医学町画廊 新潟市  (20)

医学町画廊1F展示スペースで、毎月新作を発表する

 「月刊ヒラタヒロヒコ2」を行う
  21.222.1 )

楓画廊 新潟市  22 24 )

新潟市越前浜海水浴場にて「ソラヲオヨグ」を行う( 24 )

 
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<グループ展> 

2001 新大・内野アートプロジェクト2001 うちのdeアート

2003 新大ートプロジェクト2003 うちのdeアート「共有」~新たなる視点から~

2007 ART CROSSING 2007 NIIGATA  内野から西区へ

    西区DEアート あつまるひろまる

2013 美術としての本 Artist's Books Kaede Gallery + full moon 

2020 My Sweet Home V - 作家の玩具箱 gallery827/楓画廊

2021 丹沢アートフェスティバル 田中現代美術研究所

2023 躯体 トキ・アートスペース






【メッセージ】


たびのそら屋での個展に寄せて

 

私は主に装置的な立体作品を制作しています。
 

その装置とは人の役に立つ利便性を追い求めるものとは真逆の、およそ役には立たないようなものです。

真面目か不真面目かと言われれば、おそらくちょっと不真面目なものと言えるでしょう。
私は作家として作品を作り始めてから今まで、大変真面目に少し不真面目なことに取り組んできました。

もちろん真面目であることは良いことでしょう。
しかし人間というのは真面目なだけの存在でしょうか。
真面目な部分と不真面目な部分が混在していてこそ人間であると思うのです。


真面目が尊重されちょっとした不真面目さえ許されない世の中は、余裕がなく息苦しい世界ではありませんか。
ちょっと不真面目な作品を作るということはある意味人間の本質を追求する行為であると考えます。


この度、たびのそら屋で作品の展示ができることを大変嬉しく思っています。
久保田さ和という素敵なオーナーが作り上げるギャラリーに自分の作品を展開した時、
どのような相乗効果が起こりどのような空間を作り上げることができるか楽しみで仕方ありません。

 

ヒラタヒロヒコ

 




ヒラタさんが作る”装置”は、

出会うひと、関わるひとを、
すべからく同じところへは導かない、装置。


同じ結果をもたらすことを意図しない、

むしろ予期せぬことを起こすための、
装置。



大変なメッセージを頂戴してしまいましたが、

それは開幕を前に、すでに静かに動き出しています。




展覧会はひとつの旅のようであると、常々思っています。

ヒラタさん流にとらえれば、ひとつの「装置」であるとも言えます。


このたび私が設えた「装置」といえば、ヒラタさんからの個展開催のご希望を受け、
会期を一年の締めくくりである12月に、セッティングさせていただいたことくらいですが、
そのことが重要であると、直感的に思っていたのでしょう。


私は、別の文脈で投げかけられていたひとつの”問い”が、
《ヒラタヒロヒコ展》という装置によって、
こんなふうに、一年の終わりにうつくしく”回収”されていくことに、
密かにこころを震わせています。


それは、私以外のひとには意味のないことかもしれません。


同じように、あなただけにとっての”何か”が、
思いがけず拓けるような、合点がいくような瞬間が、

もしかしたら、あるかもしれません。


雲の切れ間の青空のような

よい年の瀬のひとときとなりますように。





メインとなる作品は、お客様のアクションで変容し、完成されていきます。

足跡のない、雪原のような、はじまりの風景をご覧になりたい方は初日に。

作家とともに楽しみたい方は、ぜひ在廊日にお出かけください。



2025年12月5日金曜日

【12月・1月の展覧会】

例年より早い初雪、そして積雪を迎えている長岡です。
皆様、冬の支度はいかがでしょうか。

このあとの展覧会のご案内です。
12月の展覧会の詳細は別途アップいたします。






《 ヒラタヒロヒコ展 》

2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   12/12(金)17(水)

▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》

在廊日 ヒラタ:12/9、各週の土日(午後から)
     鈴木:12/13(午後)他、確定し次第加筆します 

      

Instagram@ sanzui.hitsuji











《 ワタナベメイ展 / 透ける風景 》

2026.1.14(水)~25(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   1/16(金)21(水)

Instagram@ tanabei









 

12月と1月のDMは、どちらも作家作成なのですが、偶然にも似た色調で届きました。


窓の雪景色と相まって、モノトーンの世界を堪能することになるのか、
その陰影の向こうに、あらたなものを見出すことになるのか、、、

全容はいかに。





2025.12.4



▶そのあと2月、3月は冬季休廊いたします。

12月は年の節目ではありますが、たびのそら屋の年度としては1月末が千秋楽。
年越しはいつも、安堵するにはまだ早いような、幾分の緊張感を保って過ごします。

それでも年の瀬になると、一年のひとつひとつを思い返さずにはいられません。


いくつかのお別れの寂しさを、未だ信じがたいこととしてかみしめ
鼻の奥がツンとしたり

たくさんのあたたかな出会いに感謝したり、、、


展覧会では、多数の作家がご出展くださった上期の出会いの煌めきと、
「個展」もしくは「二人展」が続く下期は、
個々の作家のパワーに触れさせていただく度合いの強さが印象的です。


9月の《しんぞう 展》から《野坂衣織×川村翠 二人展》《山田貴広 展と藪沙織コラボ企画》は、
いずれも迫力の世界観で、色彩や素材、技法との出会いも充実していた印象です。


一年をしめくくる《ヒラタヒロヒコ展と鈴木雅詩特別展示》、そして新年を迎える《ワタナベメイ展》は、
作家の思考に追いつこうとする頭の体操的な要素と、
それはさておき、無心にその世界と戯れることのできる要素が予見され、、、

そして毎度ながら、そんな想像を大きく超えていくことは間違いなしの織り込み済みで、、


ただただ、クリスマスやお正月を待つような気持ちで、ソワソワと待っています。


足元の悪い季節ではありますが、どうぞおでかけください🌈





2025.12.5





まだ咲いていた花たちも

みんな雪の下。。。








2025年12月2日火曜日

【御礼】山田貴広個展

 2025.11.11~23に開催いたしました展覧会
《山田貴広 個展/焼き絵と木版画で観る-我が島の世界展-》と
喫茶室特別展示《藪沙織 アクリル画と、藪×山田コラボ版画展》は
無事に閉幕いたしました。
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小春日和に恵まれた最終日は、かねてよりファンの方々、親しいご友人、
そして先日のテレビを観て初めて、という方も多数駆けつけてくださり、
うれしい語らいの途切れない一日でした。


会期中は遠路、県外からも駆けつけていただき、作家の交流の広さを感じることがしばしばでした。

展覧会をたのしんでくださいました皆様、どうもありがとうございました。

SNS等での発信や、DMの設置にご協力くださいました皆様にも、こころより感謝御礼を申し上げます。




閉幕後は慌ただしく過ごしていましたが、
各方面の用事を終えて改めて振り返ると、未だ冷めやらぬあたたかい余韻が蘇ります。


山田さんと藪さんの作品で満たされた会場の風景は、その色彩ゆえか、素材ゆえか、
晩秋から初冬に向かうこの界隈の景色と思いのほか馴染みよく、

日暮れの早さに寂しさが増して感じられる季節の中に、まるで焚火のような、
新たな ”わくわくの火” を灯していただいたような印象です。






会期の日々を思い返すにつけ、藪さんが描く花鳥はもちろん、山田さんの空想の世界もまた、
目の前の世界と地続き、空続きのことに感じられ、不思議な気持ちになるのは

作家のリアルな生き様を垣間見させていただいたからかもしれません。

創造の世界を、こころから愉しむ人が目の前にいること。

この世界を愉しむ姿に触れること。

3つの技法それぞれの特性を生かした作品の素晴らしさもさることながら、
ひとがひとにもたらすことのできるものの奥行を、感じた会期でもありました。





山田さんがお客様と語らう様子に、改めて真摯な人となりを感じたり、
テレビ取材のインタビューに立ち会えたのもありがたいことでした。

放映では山田さんの工房や、野山のフィールドでいきいきとしておられる様子を
拝見できたのがうれしかったこと。

在廊日にはオリジナル技法の「焼き絵木版画」の実演をしていただいたり、
お買い上げのお客様にサインのイラストをさささと描く様子にも、
わくわく度、増し増しでした。


藪さんの在廊は最終日のみで、限られた時間の語らいではありましたが、
これからの制作についてのお気持ちを伺えたり、
絵画以外にも思いもよらないお顔(手業)のあることを知ることができたり、
やはりこちらもわくわくで、、、

山田貴広さん、そして藪沙織さんに、ようやく「出逢えた」と感じられた会期でした。



   



山田さんがウッドバーニングでひとつひとつ描いたチャームは、
本当にたくさん旅立ちました。

実は描くことよりもパーツを作る方が大変、というお品。
ご家族様の分をまとめて選んでくださるお客様も、複数おられました。

無垢の白木は、使用していくうちにまろやかな色味に変化していきます。

これからの日々を共にしながら、うれしい記憶がたくさん重ねられていきますように。






藪 沙織《 雀の子 6 》

sold out




藪さんが描く動植物もまた、
愛おしさ満載

こちらに描かれた白い実は、「ナンキンハゼ」の実とのこと。

折しもこの会期のために買い求めた花束に、それらしきものが含まれていて、
その名が気になっていたところ、お客様が教えてくださいました。

ナンキンハゼといえば紅葉のきれいな広葉樹。
少々思い入れのある木でもあったので、その実と知ることができたのはとてもうれしかったこと。


山田貴広さん、藪沙織さんともに、たびのそら屋では初めての展示で、
はじめましてのお客様も多かった展覧会。

作家の日々の活動を映したあたたかな交流を、たくさんもたらしていただきました。


渾身で個展に挑んでくださった山田貴広さんと、
喫茶室特別展示を引き受けてくださった藪沙織さんに、こころから感謝御礼申し上げます。

ありがとうございました。








ちなみに、ウッドデッキに立派に育っているのは「ハゼノキ」。
ウルシ科で、ナンキンハゼとは属性が異なりますが、こちらの紅葉もお見事。

枝先に房状になっている実は、かつては蠟燭の原料だったとか。
ここでは冬場の野鳥のご馳走になります。








歩道のイチョウもほぼほぼ散って、
大きなビニール袋いっぱいに詰めた落ち葉を回収に出したら、、、 
間髪入れずに冬の到来!







数日間の小春日和から一転、このあとはいきなり大型寒波の予報ですが、
次回展覧会は12/9日開幕です。





《ヒラタヒロヒコ展》

2025.12.9(火)~21(日)
OPEN 11:00~17:00
休廊日   12/12(金)17(水)


▶同時開催・喫茶室特別展示《鈴木雅詩 日本画展》


何が起こるか、繰広がるのか、、、 わからなさにわくわくするのは、こちらも同じ。

一年の締めくくりとなる展覧会です。
どうぞおたのしみに。










歩道のイチョウは市の回収に出しますが、
裏のハゼノキと中庭のもみじは、
落ち葉堆肥にしたり大地にお返しします











冬支度の完了まであと一歩

空模様に合わせながら、諸々の準備をしていきます









2025年11月23日日曜日

スピンオフ/街はずれのブルースシリーズ

会期終盤、山田さんがスペースの関係で展示しなかったシリーズを
即売品補充の際に、ストックボックスから発掘してしまいました✨🐥




自作のスタンド額に小さなウッドバーニングの作品を収めた「街はずれのブルース」シリーズ。

ウッドバーニングの技法の特性と、木の個性、そしてキャラクターへの愛がきゅっと詰まった作品です。

木の年輪や無垢の色味が生かされた額とあわせて、
キャラクターたちがとっても素敵なので、数点をピックアップして追加で展示させていただきました。




前半にご来訪くださったお客様、すみません。

ウッドバーニングの作品は版画とは異なり1点ものとなりますが、
創造主(作者)のクリエイトは無限大。

今後の展示会でも、続々と出会えるのではないかと思います🌈







ひとまずお馴染みのどうぶつたちを展示していますが
実はかなり不思議キャラもおりまして、、、

みんな「我が島」の住人

気になる方はお声がけください。




やさぐれ系


どなたもお洒落💕🐤




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山田貴広 個展    
焼き絵と木版画で観る -我が島の世界展-

2025.11.11(火)~23(日)
OPEN  11:00~17:00 ※最終日は16時半まで
休廊日  11/14(金)19(水)


【喫茶室特別展示】 
藪沙織作品(アクリル画)と 藪×山田 コラボ版画作品展