2025年6月6日金曜日

KPM/林 千賀子

 《 Kanazawa Printmakers -版画展Ⅵ- 》

会期   2025.6.7~18
OPEN   11~17 ※最終日は16時まで
休廊日  6/12(木)

作家紹介、最後のおひとりとなりました。


いよいよ開幕。
2日目の6/8(日)には、国友さんと西谷さん以外の4名様がお越しくださり長岡で1泊。
翌日6/9の午後、お客様が区切れたあたりで帰途につかれます。

ぜひ直接の語らいをおたのしみください。







《 暫し  まどろむ 》



▶林 千賀子/HAYASHI Chikako ⇒ 

 lithograph

【在廊予定】

6/8 (12~17時)
6/9 (11~15時頃まで)





《 甘い匂い 》




1972  石川県 金沢市生まれ

1995  女子美術大学絵画科版画コース卒業 

                  :日本美術家連盟会員、女流画家協会会友、日本版画会会友

2024  第47回有名作家チャリティ作品展(金沢エムザ2F エムザギャラリー」    

      新緑の頃の絵画展(ギャラリートネリコ)    

     ゆきのはな 金沢札幌交流版画20人展(大丸藤井セントラル スカイホール ノーザンギャラリー 札幌 ) 

 2023      新緑の頃の絵画展(ギャラリートネリコ金沢)    

     個展「穏やかな日々」(ギャラリートネリコ金沢) 

2022      新緑の頃の絵画展 (ギャラリー トネリコ 金沢) 

                  100の愛展 (ギャラリートネリコ金沢) 

                  Kanazawa Printmakers 版画展 (石川国際交流サロン)   

                  日本美術家連盟北陸支部展    

2021       100の愛展 (ギャラリートネリコ金沢) 

2018      個展「天上からのオノマトペさん」展(gallery 颯) 

2017  女流画家協会 北陸巡回展(石川県立美術館) 

2016  「gift」展(クラフト広坂・金沢) 

2014  日本版画会 受賞者 選抜展出品     

                  「紙上の物語」展 (クラフト広坂・金沢) 

2013 日本版画会 奨励賞 (東京) 






《 春 》







《 彼方へ 》






窓を挟んで両サイドの壁面に林さんの作品











林さんは、大学でリトグラフを学ばれましたが、卒業当時は金沢市内にはリトグラフの制作環境がなく、
大学の大先輩にあたる寺尾ユリ子さんが立ち上げたシルクスクリーンの同好会に在籍し、
スクリーンプリントで制作をしておられたとのこと。
現在はそちらにも在籍しつつ、「金沢湯涌創作の森」の版画工房でリトグラフを制作しておられます。

制作環境があることは、特殊な道具を用いる版画家たちにとっては本当に重要で、
工房このすくは、長岡造形大学で銅版画を学んだ若者たちが卒業後も制作できるようにと、
大学教員であり銅版画家でもある岡谷敦魚さんらを中心に立案されたことが発端となっています。








 左)かくれんぼ   右)啄む




寺尾ユリ子さんのトピックスで「同世代」の話題を書きましたが、
それでいうと、林千賀子さんと私は一つ違いの同世代。
長岡の版画家では長島裕子さんと同い年になるのではないかと。

工房このすくで銅版画を制作する長島裕子さんは、8日まで新潟市で個展を開催中。
8(日)は最終日を迎える個展会場に行っておられると思いますが、
9日のお昼休みに、もしももしもいらっしゃれたら、お会いしていただけたらいいな。。。











同世代だからといって境遇は様々で、興味関心によって全く違う経験をし、
異なる価値観で、異なる景色をみていたりしますが、
だからこそ、その目線が追うものが気になったりもします。

同じくらいの年月を重ねながら、それぞれの道を今日も生きている。


お会いできるのがたのしみです。








と、書きながら気づいたのですが、

ここから先は版画展とは離れた話題になり恐縮ですが、、


林さんも、寺尾ユリ子さんと、そのトピックスで話題にした高橋洋子さんと同じく
女子美をご卒業…

そして「同世代」ということでは、
72年生まれ、ということは…! 橋本桂子さんと同期なのでは!?!


桂子さんは、林さんと同じく女子美の「絵画科」でしたが、
遺された作品からすると「版画コース」ではなかったように思われます。


林さんがいらっしゃったらお尋ねしてみなくては、、


ミラクル、起きちゃうのかな、、、

あるよ、あのひと(桂子さん)は、 そしてわたしも、
そういうとこ、 あるよ、、、✨


胸が逸りますが、

落ち着いて、落ち着いて、、🌿✨🐤



同期なんて一体何人いることか、
私だって大学同期の全員は知らないです

そんな大勢の人の中で出会えるというのは、
本当に、稀な、尊いこと。



橋本桂子さんについては2024年10月の展覧会《COREs2》のトピックス
(9月~10月にたくさんアップしています)をご参照ください。

こちらは閉幕後の御礼⇒

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(6/10追記)

林さんにお尋ねしましたところ、、、 やはり女子美は広かったです。。。
林さんと桂子さんは、直接の面識はありませんでした。
でも、つながりがありそうなご友人に早速尋ねてくださり、
その方が桂子さんとの語らいを覚えておられたと、教えてくださいました。

金沢から来た作家の方と、話題にできたこと、
直接ではないそのつながりの先に、桂子さんのゆかりをお伝えできたこと
ありがとうございます✨🌼






《 夢で あなたを想う 》



それぞれの胸に 誰を想うや


出会っていただきたい作品です



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【参考】

 ▶lithograph/リトグラフとは

再三お世話になります、
武蔵野美術大学「MAU造形ファイル」より ⇒