2019年10月1日火曜日

【御礼】「ヒデヨとキミヨ」二人展

9/21~29に開催いたしました「ヒデヨとキミヨ」
-スケッチ画家とイラストレーターの二人展- が閉幕しました

長岡在住のスケッチ画家・野田英世さんは、
今年4月の個展「ちかしさ」に続いてたびのそら屋で2度目となる展示でしたが、
直江津在住のイラストレータ・ひぐちキミヨさんとともに、
開幕初日の高木いくのさんのライブと閉幕前日のアーティストトーク、
二つのスペシャル企画を盛り込んだ、
パワー全開の素晴らしい展覧会を開催してくださいました

今回も、たくさんのはじめましてと、うれしい再会をいただきました

足をお運びくださった皆様、
二つのイベントを、ともにつくりあげてくださいました皆さまに
心より厚く御礼申し上げますとともに、
作家おふたりへの感謝を込めて、振り返りたいと思います

以下、つれづれになりますが
お付き合いいただけたらうれしいです





エントランスのお花はいつも義母が活けてくださるのですが
今回は夏の名残と秋のはじまりが盛り込まれました

それはまるで作家二人の朗らかさ、生きるちから
蓄えゆく人生の実りを表しているようでした




9/21 高木いくのさんのライブには、県内は上中下越から、
県外は東京、埼玉、金沢、愛知から足をお運びいただきました

私は7年ぶりに聴かせていただいた「生」のいくのさんの歌に
相変わらず涙腺決壊しながらも、しっかり感じ取りました


いくのさんは 進化 していました


「山のおうち」での日々を、なやんだり、笑い飛ばしたりしながら
積み重ねてきた中で紡がれる言葉、音色、、、

生きるいくのさんの「存在」そのものが、
前にもましてより一層、こころの奥底に届き

とめどない感動と余韻と、未来への確かな光を、ちからを、
与えてくれていること

絵に ちから があるように、
それが歌の ちから 



野田英世
「山のおうち」


ライブのことだけを語りたいのではありません
二人の作家を表すものが、
そこに集約されているように感じるのです




ひぐちキミヨ
「山のお家」



歌うひとの想いが伝わるように、
描くひとの想いも伝わること

聴くひとの想いは歌うひとのちからになり
観るひとの想いは描くひとのちからになり

集うひとの想いが、場をつくる者のちからになること


それぞれがどうしようもなく好きなもののために生きて、
その「好き」を持ち寄った展覧会でした

その場所に満ちる エネルギーは

愛 と呼ぶほかに何があるでしょう




いくのさんとライブスタッフさんたちのために
野田さんとひぐちさんが用意した長岡土産

厳選された中身もさることながら、紙袋に貼られた二人のアイコンが
もうこの上ないスペシャル☆☆☆



9/28の「アーティストトーク」は、もしや3人だけの四方山話になるのでは?と思いきや、
これまた各地よりあたたかいお気持ちでご来訪をいただき、
うれしく和やんだ空気の中で、あっという間の1時間

お二人から改めて聴かせていただいただお話に、初めて知ることがいくつもあって、
今回の作品を味わい直したり、今後の愉しみが倍増したり、、、



ひぐちキミヨ
「紅屋菓子店」


ひぐちさんの絵に人や生き物が描かれるのは、
その景色を見た時にもう彼女の中で物語が始まっているから



野田英世
「街の匂い」


その時のリアルを描く野田さんの絵には、その時いなかったひとは描かれませんが、
窓の向こう、小路の向こう、駐車された車の持ち主の今日一日、
どこかに同じように月を見上げているひとが居るような、、、




それぞれの旅は続きます

次回開催と再会を心待ちにしながら
きっとその日までの道中にも笑い合いながら過ごさせてもらえることの
うれしさと、心強さ

おふたりと、お二人が引き合わせてくださった皆様から、
開廊1年半というタイミングに、この上ない贈り物をいただいた気分です

確かなちからに替えて、次の展覧会に向かいます

どうもありがとうございました


maison de たびのそら屋


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次回展覧会はすぐです!

10月5日(土)~15(火)※10/10休廊
猪爪彦一 展 「忘れられた物語Ⅱ」

開幕初日には「ソプラノと古楽器の演奏会」を開催します
10/5(土)16:30開演

風間左智さん(ソプラノ)× 白澤亨さん(リュート等)

猪爪彦一作品の中で、間近に聴く、ヨーロッパ中世~ルネサンスの音色

こちらも素晴らしいことこの上ない
贅沢な時間になることと思います

お申込みをお待ちしています →