「平野照子 陶展」会期中の喫茶室では
大橋麻耶さんの銅版画作品を6枚、特別展示しています
大橋さんは、先ごろご紹介した「工房このすく」のメンバーで、
10月の「猪爪彦一展」の会期中に開催されたお披露目の「オープン・スタジオ」にお越しくださった方には、
一部作品をご覧いただいていることと思います
その世界が、今回の平野照子陶展のイメージと、とても通ずるように思われて、
このたびの展示をご依頼させていただきました
ご本人のことも、制作への思いなども存知ぬまま、
ただ何度か拝見したその作品に惹かれてのご依頼でしたが、
お客様宛に制作コンセプトやメッセージを寄せいただいたところ、
いくつもの旅を経てきた方と知り、
ひそかに合点がいっています
観れば観るほど惹き込まれる世界は
かつて私も旅した地でしょうか
それともいつか同じ星を見たでしょうか
卒業制作の1枚
大学で銅版画を学ばれたものの、卒業後は銅版画の技法の性質上、制作環境が整わず、
思うように制作を続けることが叶わなかったとのこと
下記にご紹介するメッセージにあるように、銅版画のための工房を構えることは、
ここ数年来の彼女たちの切実な願いだったのでした
その喜びの深さを改めて感じながら、学生時代の作品と、今年制作された作品を味わい、
これから「工房このすく」で生まれてくる作品を、とてもたのしみに思います
今後の活躍と併せて、ぜひご高覧ください
◆購入をご希望の方はお気軽にお声掛けください。
大橋麻耶
2012年 長岡造形大学 美術工芸学科卒
~遠くてちかいところ~
いつか旅した記憶や、心の奥にふれた日々のことなどをもとに制作しています。
今年6月に「工房このすく」のメンバーとともに、念願の版画工房をスタートすることができました。
たくさんの方の協力で制作環境が整いました。
これからの作家活動に胸をふくらませています。