音楽と絵画をひとつに込めた
オルゴール箱
絵画より更に表情のあるテクスチャーは
アクリル絵の具に貝殻の粉が混ぜられています
素材 / シナ材・アクリル・セラミックスタッコ・胡粉ジェッソ・オルゴール機器
「無限未来」(2019)
「ハッピーエンド」(2020)
「奏」(2020)
蓋を開いたときに流れ出すのは
オルゴールの音色だけではないような
そして冒頭の作品 「AMABIE」
売約済のためご紹介を最後にさせていただきましたが、圧巻です
新型コロナの鎮静を願って、幾多の「アマビエ」が世に生まれていますが
こんなかっこいいアマビエを、どこかで見たでしょうか
「強いオンナ」のイメージが湧いたという野坂さん
荒波にも負けぬ「 退 散!」の雄叫びが聞こえるようです
赤い壁にも映えますが、お求めくださった方は「金屏風」を背景に飾られるとのこと
いいですね! かっこよさ増し増し☆☆☆
ポストカードとしおり
「AMABIE」もございます
机上の赤いファイルは野坂さんのポートフォリオ
最初のページにしたためられた声明を転載させていただきます
ご自身のために紡いだ言葉が「自然回帰線」で出会った私たちにも
寄せる波のように、そよぐ風のように、届きます
野坂衣織 (NOSAKA IORI)
statement
「内なる風景を構築する」ことこそ、私にとっての絵の醍醐味になるのでは。それは私の入学した美大の実技試験のテーマのひとつであった。
それまで自分の外側に風景はあると思っていた私には、この実技は目からうろこだった。
自分の内を探っていくと、そこには、だ円形の顔に真ん丸の目をした首の長い人たちが住んでいた。自然や重力が地球とは違うようで、時々その人たちは空を飛んだり、とても大きな花を楽器として奏でていたりしていた。その人たちは、私と合わせ鏡なのか、私が元気だと、その人たちも何か楽しそうな様子で、逆に私が疲れたり落ち込んでいたりすると、その人たちも穴蔵のような所に入ったきり出てこなくなる。
だから、私と私の内なる風景のためにも「感じる心・楽しむ気持ち・心身の健康」を大事にしていかなければ、と強く願い描き続ける。
内なる風景を、よりよく構築するには、私自身が「構築物」になることが大前提なのだと。
これからも一生かけて私自身と私の内なる風景に向き合いたい。
「どうぶつアート展」と同時開催中・野坂衣織 展「自然回帰線」
終盤を迎えます
2020/6/24~7/5 ※7/1 休廊日
OPEN 11:00~17:00 ※最終日は16:00まで