2025年6月19日木曜日

《COREs 2/スピンオフ》大桂子展 開催のお知らせ ②詳細

先のトピックスで経緯概要を綴りました。以下、詳細です。
観覧や各企画にご参加希望の方は、駐車場のご案内や準備の都合上、
お申し込みをお願いします。

現段階での企画は以下のとおりです。
雄一郎さんが会場となる自宅を鋭意設営中。
桂子さんつながりのご友人の方々にシェアしていただけたらありがたいです。

変更やお知らせなどがありました際は、このトピックスに随時加筆いたします。





 つながりMap からつながる、広がる

《 大 桂子展 in 橋本家 》

【日時】 6/27(金)、28(土) 1016

【会場】 橋本家/上越市春日山町3丁目1652

【申込先】橋本雄一郎

  mail hashimotoyuichirou@gmail.com
  TEL 090-9422-7769



【企画内容】

①橋本家で桂子さんの作品展示、活動映像上映(1016時/フリー観覧) 

 雄一郎さんが②のツアーで不在の時間帯は、近美千代さんと田中忍さんがご案内。

 斜めの家の内覧は中野さんがご案内。



②つながりマップツアー(雄一郎さんcarに希望者各回限定3名乗車・約1時間)

(例)斜めの家内覧 ⇒ 春日神社参拝 ⇒ 山麓線の景色帰宅

 希望者3名が集まった時点、または11時、15時出発予定



③昼食会(1213時/希望者で乗り合わせて) 
 つながりマップ掲載の「北京菜館市役所前店」で、
 桂子さんが好きだったザージャーメンなどを各自注文。


④橋本家で茶話会(1315時)
 参加費 500円  (お茶菓子代カンパとして)


⑤交流会・夜の部27 1821時)

【会場】斜めの家/新潟県上越市大豆2丁目2−18 https://sites.google.com/view/nanamenoie

  桂子さんゆかりのお店のオードブルと飲み物(持寄り歓迎) 

  参加費/飲食(実費)3,000円~?+会場代(斜めの家 貸し切り代カンパ)1,000円 

  現段階の参加確定(橋本、ひぐち、近、田中、亀貝、そら屋)


___________________

 

その他のご案内


▶桂子さんが保存活動の糸口をつくることに尽力した「斜めの家」は、
クラウドファンディングを経て、宿泊もできる名建築として再生を果たしました。

宿泊体験は定員6名ということで、今回はスタッフが宿泊させていただきます。
(橋本、近、田中、ひぐち、亀貝、そら屋)

管理者の中野さんが、昼は内覧案内、夜の部にもご参加くださいます。


▶駐車場 (スタッフは斜めの家他、来客は橋本家に〜4台)

▶事前申し込み(再掲)
 参加時間の希望と車の台数を雄一郎さんまでご連絡ください。
 特に夜の部参加の方は、用意の都合がありますので、お早めにお申し込みください。
(締切日、後で加筆します)


▶つながりMapに掲載されていない方も、ぜひお越しください。 
  当日はMapの購入もできます。




2025年6月16日月曜日

《COREs 2/スピンオフ》大桂子展 開催のお知らせ ①経緯

開催中の展覧会《Kanazawa Printmakers 版画展Ⅵ》はいよいよ会期末。
最終日の6/18(水)は金沢から岩瀬さん、崎元さんに来廊いただき、16時にて閉幕です🌈


さて、今日は別件のお知らせです。

_______


出展者・林千賀子さんの紹介トピックスの文末で少し触れましたが、


(故・橋本桂子さんと大学同期でいらっしゃったので、もしや…と思ってお尋ねしたのですが、学内広し。
学科が異なったこともあり、おつながりは無いとのことでしたが、
林さんのご友人に、桂子さんを覚えている方がおられた、という話を書きました)


大変な賑わいをいただいた、2024年10月開催の《COREs /episode2 》は
橋本桂子さんにつながる9名の作家の展覧会(10/8~20)

これはその続きのご案内です。





《COREs2》のことは、2024年9月~10月のブログにたくさん綴っていますが、
本当に盛りだくさんな展覧会で、桂子さんにつながる方、はじめての方、
連日、かつてないほど多くの方にご来場いただき、 
営業時間中、出会い、、、再会、、、ずっと語らい続け、
受け止めたいこと、伝えたいことがありすぎて、溢れて、、

連日連夜、夜更かししながらブログを書いていましたが、会期後半、頭はパンク、、、

力尽きて、野田英世さんと、ひぐちキミヨさんのことを
綴り切れなかったのが無念でした。。


ですが、私たちのドラマは生ある限り、とどまることなく続いていくのです。





2024《COREs2》のリーフレット/オモテ面



同リーフレット/中面




2025年1月末、たびのそら屋の2024年度の全ての展覧会を終えたのち、
冬季休廊期間中に取り組んだのは《特別企画2》として発案した「つながりMap」
の作成でした。


同じく桂子さんの友人でもあるカメガイアートデザインの亀貝太二さんに、
大変なご尽力をいただいて編集、完成させた「Relations Map」は、
県内外に広く交友関係を築いた桂子さんの、足跡ともいえる人的つながりを
視覚的に刻もうとしたものですが、

掲載にご賛同くださった77名の方からコメントを寄せていただいた結果、
地図というより読み物のような、両面刷りの1枚であるにもかかわらず、
ずしりとボリュームのある、想像を超えたものに仕上がりました。


(Mapは500円でお求めいただくことができます)





この完成を祝した宴は、去る3/8に亀貝さんのオフィス(新潟市・医学町ビル1F)で、
Mapのお渡し会を兼ねて開催しました。


その時のご案内⇒


急な開催だったこともあり、こじんまりとした人数でしたが、
ゆうにぃ、百さん、長岡からは野田英世さんが駆けつけてくださり、
桂子さんとは面識がなかったにもかかわらず私たちのMap制作に関心を寄せ、
見守ってくださっていた中村玄さんも
ご参加くださったのが、
とてもうれしかったこと。


故人とは出会ってなくても、今生きている人から思いを馳せたり、
その情熱の向かう先を応援する、、 そんな玄さんへの敬意を新たにするとともに
桂子さんもまた、そういうひとであったことに思いを巡らせ、、


この医学町ビルでの集まりの場で、かつて桂子さんとも時間を共にしたことを思い返しながら、
言葉にしきれないきもちと、完成の安堵が混ざった献杯をしました。


それを第一弾としての、第二弾。お待たせいたしました。

上越は橋本家をメイン会場として、雄一郎さん主催のもとに開催いたします。


___________________

つながりMap からつながる、広がる

《 大 桂子展 in 橋本家 》

6/27(金)、28(土) 1016

6/27(金)は「斜めの家」を会場に「夜の部」があります。
昼間は都合がつかない方はぜひ、こちらへご参加ください。



桂子さんの作品展示や、ゆかりの場所ツアー、斜めの家見学など、今回も盛りだくさん。

つながりMapの掲載や、桂子さんとのつながりの有無に関係なく、
どなたでもご来場いただけます。

次のトピックスで詳細をアップします🌿✨



2025年6月15日日曜日

旅コーヒーのこと/ラインハイトさん、ブランケットカフェさん、ブラジル屋さん

たびのそら屋の喫茶室では、展覧会ごとに異なるお店から取り寄せたお豆を
「旅コーヒー」と称してご紹介しています。

旅先で出会ったまた訪ねたいお店をはじめ、
県内・地元、作家の方々から好きなお店をご紹介いただくこともあります。


今回は、出展者の崎元美日さんから教えていただいた、
金沢市内の自家焙煎珈琲のお店の中から、いずこも気になりながら、
タイミングのあった3店のお豆をご用意しました。






館内には6名の作家による多種多様な版画の表現世界が豊かに繰り広げられていますが、
喫茶メニュー「旅コーヒー」もまた、
店主の方がお豆に込めたイメージの味わいに、それぞれの個性と奥行きが感じられて、
コーヒーの展覧会さながら、いつにも増して贅沢な喫茶室です。

以下、お店とお豆のご紹介です。
お豆の解説は各店のサイトより引用しています。




自家焙煎珈琲 Reinheit(ラインハイト)⇒    金沢市田上さくら2丁目87

・ラインハイトブレンド(中深煎り)
    コクと甘み、バランスの整った、お店の顔的なブレンド

・ニカラグア サンタ アナ農園(中煎り)
    柑橘系のさわやかな香り、さっぱりとしていながらほのかな甘みも合わせ持つ

・マラウイAA(深煎り)
    香ばしさと軽やかな苦みが秀逸な一級品





オンラインショップから注文せさせていただいたのですが、

お豆と一緒にお店の写真を同封してくださり、
丁寧なメールには長岡に旅させるお豆たちへのエールも☕✨

展覧会に寄せてくださるお気持ちと併せて、なんともうれしい交流をいただきました。

お店では手作りケーキもご提供されているとのこと。
そこにはきっと特別な、うれしい時間が流れているにちがいないと、
いつかの旅に思いを巡らせます。









写っているミニアチュールは
うさぎのモチーフが人気の崎元美日さんの作品

《 flower crown 》Etching






自家焙煎珈琲 blanket cafe (ブランケットカフェ) ⇒  金沢市尾山町12−2


・オリジナルブレンド(中深煎り)
   モカが香る飽きのこない、こだわりのブレンド
(ブレンド内容:エチオピア、グァテマラ、エルサルバドル)

・グアテマラ カフェインレス(深煎り)
   グァテマラの生豆を使ったカフェインレスコーヒー(デカフェ)。
   加工場所のメキシコの天然水を使ってデカフェ処理をしています。
   ウォータープロセス処理でカフェインレスにしています。






オンラインショップもおありですが、私の注文のタイミングが遅くなり、
崎元さんのお言葉に甘えて、直々に買ってきていただきました。

観光地のど真ん中にある尾山神社の真下にありながら、
落ち着いた雰囲気でコーヒーも焼き菓子も美味しい、と崎元さん。

確かに、やわらかいお味のブレンドもさることながら、
差し入れてくださったビスコッティの美味しかったこと✨

お店の様子がわかるようにと、写真をFacebookにアップしてくださっています。
素敵なスマイルのマスター✨ 会わずともファン☕✨ 

崎元さんのFacebook(6月6日をご参照ください)
https://www.facebook.com/mika.sakimoto10


いつかお訪ねできた暁には、ショップカードに描かれた店名の由来とおぼしき
異国情緒のある「ブランケット」のこともお聞きしてみたいです。







版(スタンプ)が押された豆袋

「版画展」の中で出会うと味わいもひとしおです








▶ハッピーコーヒー  ブラジル屋 ⇒  石川県金沢市寺町1-6-40

・セラード スペシャルブレンド
ほどよい風味と上品な味わい、くせのないまろやかさを持っています。


・お店のおすすめ/ ニカラグア ブエノスアイレス・マラカトゥーラ
バニラのような甘味とコク、クリーミーな飲み心地、
地区独特の気候がコーヒーチェリーの発育を遅らせ糖度の熟成を助けています。


・崎元さんのお気に入り/ イタリアン・ロースト 







ハッピーコーヒー・ブラジル屋さんは、金沢市内で一番古い自家焙煎珈琲のお店さんとのこと。

オンラインショップは、現在は稼働されていないようでしたので、
崎元さんにイメージのリクエストを託して、買って来ていただきました。


「お店のメインとなるブレンド」のリクエストには、セラードスペシャルブレンドを、

「季節のおすすめか、崎元さんのおすすめを」のリクエストには、
店主さんが選んでくださった、(暑くなってきたので)すっきりさもあるニカラグア※   
 

その他に、崎元さんがずっと愛飲していたという照りっ照りに焙煎されたイタリアンローストも差し入れてくださいました。


※奇しくもラインハイトさんのニカラグア(農園違い)と飲み比べができる贅沢✨
私には馴染みのないニカラグアでしたがどちらも好印象。うれしい出会いとなりました✨




以下は崎元さんがFacebook(6月6日)に書いてくださった
ブラジル屋さん紹介のコメントからの引用です。
https://www.facebook.com/mika.sakimoto10


私にとってコーヒーは、音楽や絵画と同じようにいつも傍らにあって、芳醇な香りで元気が出たり、手の中のカップの温もりに慰められたりする存在です。

旅というワードから、ただ美味しいだけではなく、道行となってくれるコーヒー店を紹介したいと思いました。

その一つ、ブラジル屋さんは特に思い入れのある店です。お付き合いは40年以上、最近は伺う頻度が減ってしまいましたが、変わりない店構えと味にホッとします。初代の店主は102歳、奥様共々お元気でいらっしゃるとのこと。まさにコーヒーパワー。

このご依頼のお陰で久しぶりにお店に伺うことができて、美味しいコーヒーをいただけます。





実はこの他にも、追加で別のお店さんのお豆もいただきまして、、、
メニューに載せきれないほど、ぜいたくに金沢コーヒーの味比べをさせていただいている会期です。


崎元さんが名前を挙げてくださった自家焙煎珈琲のお店さんは他にもあり、
今後のたのしみを、たくさんいただきました。




以下、長い余談混じりになります。


今回は、ほとんど初対面の崎元さんのご厚意に甘えて、あれこれと買ってきていただきましたが、
実は、こうしたことこそが、たびのそら屋の「旅コーヒー」のはじまりでした。



高田でカフェを営んでいた頃(2005~2012)、かつてのように旅に出る時間は無くなり、
休日は疲れ切って、近隣市町村でさえ足を延ばすことが無くなった、、、

そんな店主に、出掛けてきたからとコーヒー豆をお土産にくださるお客様がしばしばいらして、
居合わせた親しいお客様方と一緒に味わわせていただいていたのですが、


あるとき、それをちゃんとメニューにして、もっと多くの方に飲んでいただけたらいいなと思い立ち、
お客様が自宅用の豆を買いに行くときに声を掛けてもらって、
たびのそら屋の分も一緒にお願いするようになりました。

今ではオンラインショップも増えましたが、当時はまだまだ。

もともと、はるか遠く、海の向こうから旅してくるコーヒー豆を、
こだわりをもって丁寧に自家焙煎するお店が全国各地にあって、
旅したひとが、手から手へと、運び、もたらす、、

そこには道中の語らいや、様々な思い出も刻まれているに違いなく、、


それが、たびのそら屋の「旅コーヒー」。


カフェを一旦、閉じてからの数年間は、連れ合いと共にたくさん旅する時間を持てました。
何処に行くにも、自家焙煎珈琲のお店と地酒屋さんはチェックしてから出かけました。

また訪ねたい、心に残るお店がいくつかできたころ、喫茶併設ギャラリーを営むことになった折、

定番のコーヒーは定めずに、いろんなお店のお豆を用意して「旅コーヒー」としてご紹介することは、
何の準備よりも早くに決めてわくわくしていたことでした。


こうした多くをお伝えしたわけではなかったのですが、
崎元さんが「美味しいだけでなく、道行となってくれるコーヒー店を紹介したい」
と思ってくださったお気持ちが、とてもうれしいです。







《peekaboo》崎元美日/Etching




旅コーヒーを取り寄せるときは、いつも、ショップカードを少し、
同封してくださるようにお願いしています。

多くの情報をオンラインで得ることのできる時代ですが、手元の紙片をきっかけに、
あるときふと思い出すことが、旅のはじまりになるかもしれません。


お客様にとって、私にとって、いつかの旅の手がかりに。


(ブラジル屋さんは該当する媒体が無いとのことでしたので、
乱筆で恥ずかしながら、HPの情報を書き写したものを添えさせていただきました)






金沢の旅気分満載の《Kanazawa Printmakers /  版画展Ⅵ 》

いつもとは少し違う寂しさもこみあげてくる会期末。

6/18(水)岩瀬さん、崎元さん午後来廊で、16時にて閉幕です。
平日ですが、ご都合のつきます方はどうぞ、お出かけください🌈


2025年6月6日金曜日

KPM/林 千賀子

 《 Kanazawa Printmakers -版画展Ⅵ- 》

会期   2025.6.7~18
OPEN   11~17 ※最終日は16時まで
休廊日  6/12(木)

作家紹介、最後のおひとりとなりました。


いよいよ開幕。
2日目の6/8(日)には、国友さんと西谷さん以外の4名様がお越しくださり長岡で1泊。
翌日6/9の午後、お客様が区切れたあたりで帰途につかれます。

ぜひ直接の語らいをおたのしみください。







《 暫し  まどろむ 》



▶林 千賀子/HAYASHI Chikako ⇒ 

 lithograph

【在廊予定】

6/8 (12~17時)
6/9 (11~15時頃まで)





《 甘い匂い 》




1972  石川県 金沢市生まれ

1995  女子美術大学絵画科版画コース卒業 

                  :日本美術家連盟会員、女流画家協会会友、日本版画会会友

2024  第47回有名作家チャリティ作品展(金沢エムザ2F エムザギャラリー」    

      新緑の頃の絵画展(ギャラリートネリコ)    

     ゆきのはな 金沢札幌交流版画20人展(大丸藤井セントラル スカイホール ノーザンギャラリー 札幌 ) 

 2023      新緑の頃の絵画展(ギャラリートネリコ金沢)    

     個展「穏やかな日々」(ギャラリートネリコ金沢) 

2022      新緑の頃の絵画展 (ギャラリー トネリコ 金沢) 

                  100の愛展 (ギャラリートネリコ金沢) 

                  Kanazawa Printmakers 版画展 (石川国際交流サロン)   

                  日本美術家連盟北陸支部展    

2021       100の愛展 (ギャラリートネリコ金沢) 

2018      個展「天上からのオノマトペさん」展(gallery 颯) 

2017  女流画家協会 北陸巡回展(石川県立美術館) 

2016  「gift」展(クラフト広坂・金沢) 

2014  日本版画会 受賞者 選抜展出品     

                  「紙上の物語」展 (クラフト広坂・金沢) 

2013 日本版画会 奨励賞 (東京) 






《 春 》







《 彼方へ 》






窓を挟んで両サイドの壁面に林さんの作品











林さんは、大学でリトグラフを学ばれましたが、卒業当時は金沢市内にはリトグラフの制作環境がなく、
大学の大先輩にあたる寺尾ユリ子さんが立ち上げたシルクスクリーンの同好会に在籍し、
スクリーンプリントで制作をしておられたとのこと。
現在はそちらにも在籍しつつ、「金沢湯涌創作の森」の版画工房でリトグラフを制作しておられます。

制作環境があることは、特殊な道具を用いる版画家たちにとっては本当に重要で、
工房このすくは、長岡造形大学で銅版画を学んだ若者たちが卒業後も制作できるようにと、
大学教員であり銅版画家でもある岡谷敦魚さんらを中心に立案されたことが発端となっています。








 左)かくれんぼ   右)啄む




寺尾ユリ子さんのトピックスで「同世代」の話題を書きましたが、
それでいうと、林千賀子さんと私は一つ違いの同世代。
長岡の版画家では長島裕子さんと同い年になるのではないかと。

工房このすくで銅版画を制作する長島裕子さんは、8日まで新潟市で個展を開催中。
8(日)は最終日を迎える個展会場に行っておられると思いますが、
9日のお昼休みに、もしももしもいらっしゃれたら、お会いしていただけたらいいな。。。











同世代だからといって境遇は様々で、興味関心によって全く違う経験をし、
異なる価値観で、異なる景色をみていたりしますが、
だからこそ、その目線が追うものが気になったりもします。

同じくらいの年月を重ねながら、それぞれの道を今日も生きている。


お会いできるのがたのしみです。








と、書きながら気づいたのですが、

ここから先は版画展とは離れた話題になり恐縮ですが、、


林さんも、寺尾ユリ子さんと、そのトピックスで話題にした高橋洋子さんと同じく
女子美をご卒業…

そして「同世代」ということでは、
72年生まれ、ということは…! 橋本桂子さんと同期なのでは!?!


桂子さんは、林さんと同じく女子美の「絵画科」でしたが、
遺された作品からすると「版画コース」ではなかったように思われます。


林さんがいらっしゃったらお尋ねしてみなくては、、


ミラクル、起きちゃうのかな、、、

あるよ、あのひと(桂子さん)は、 そしてわたしも、
そういうとこ、 あるよ、、、✨


胸が逸りますが、

落ち着いて、落ち着いて、、🌿✨🐤



同期なんて一体何人いることか、
私だって大学同期の全員は知らないです

そんな大勢の人の中で出会えるというのは、
本当に、稀な、尊いこと。



橋本桂子さんについては2024年10月の展覧会《COREs2》のトピックス
(9月~10月にたくさんアップしています)をご参照ください。

こちらは閉幕後の御礼⇒

__________


(6/10追記)

林さんにお尋ねしましたところ、、、 やはり女子美は広かったです。。。
林さんと桂子さんは、直接の面識はありませんでした。
でも、つながりがありそうなご友人に早速尋ねてくださり、
その方が桂子さんとの語らいを覚えておられたと、教えてくださいました。

金沢から来た作家の方と、話題にできたこと、
直接ではないそのつながりの先に、桂子さんのゆかりをお伝えできたこと
ありがとうございます✨🌼






《 夢で あなたを想う 》



それぞれの胸に 誰を想うや


出会っていただきたい作品です



_______________

【参考】

 ▶lithograph/リトグラフとは

再三お世話になります、
武蔵野美術大学「MAU造形ファイル」より ⇒ 


KPM/西谷幸子

《 Kanazawa Printmakers -版画展Ⅵ- 》

会期   2025.6.7~18
OPEN   11~17 ※最終日は16時まで
休廊日  6/12(木)

作家紹介5人目です。




《 Afternoon 》




▶西谷幸子/NISHITANI Yukiko ⇒ 

 Screen print

(在廊予定はありません )

⇒ 6/13(金)午後にお越しいただけることになりました✨



1984  金沢美術工芸大学 油画専攻 卒業

2023~24 The Contemporary Miniprint of Kazanlak (ブルガリア)

2019~24 IPE版画展(イギリス)

2020      金沢美術工芸大学油画科同窓会展「現在地展」

1991  福井サムホール展91~95, 94,95奨励賞

1990  寺尾ユリ子氏にシルクスクリーンの手ほどきを受け、制作を始める

1989  個展(ギャラリーナビアネックス)

1987  個展(ギャラリーナビアネックス)

1986  北陸中日女流美術展86~89, 87,88奨励賞




《 春の宵 》















《 Crown 》





《 Flowers Ⅱ 》





ポストカード 3種





西谷さんは、寺尾ユリ子さんのスタジオで制作をしておられるとのこと。

喫茶室には寺尾さんの愛猫がモデルになった作品も。








《 サーニャ 》

sold out






《 Fish mint 》




折しもドクダミの季節。
ギャラリー窓辺にも咲いてきました。

イメージや匂いから苦手な方も多いようですが、「十薬」とも呼ばれる薬草です。
私は花の佇まいが好きで白十字と呼んでいます。

お客様とはしばしば、どくだみチンキの作り方が話題になります。
今年はお茶を仕込みたいのですが、花が咲く前のが効能が高いと教えていただいたことがあります。

 Σ(゚д゚lll) 今?!  

6月は梅仕事もあり、その前に5月の庭シゴトが終わってなくて焦っているところ。
白十字、どうかゆっくり咲いてください。


暮らしの中の愛おしいものが描かれているように見受けられる西谷さん作品。
どくだみを活用されたりもするのでしょうか…🍀✨












《 daylight 》







こちらには西谷さん、崎元さん、林さん、寺尾さんの作品が一緒に展示されています。

西谷さんと崎元さんの作品ファイルもございます。








 Clover 




小さい作品には、細やかな技法と愛おしさがぎゅっ。

ミニ額の作品は、即日お持ち帰りいただけます。

(お支払いは現金もしくは会期中のお振込みのみです)





KPM/寺尾ユリ子

《 Kanazawa Printmakers -版画展Ⅵ- 》

会期   2025.6.7~18
OPEN   11~17 ※最終日は16時まで
休廊日  6/12(木)






《 Happy day 》



▶寺尾ユリ子/TERAO Yuriko ⇒

Screen print / Intaglio  

※ Intaglio= 凹版画
今回はスクリーンプリントの作品のみをご出展です。


【在廊予定】

6/8 (12~17時)
6/9 (11~15時頃まで)
6/18(不確定/来られれば13時頃~16時)






《 From Mrs A 》



2022  International Art works Poems”Flowers for Monet“        1st Priz  (ドイツ)                           

    20th LESSEDRA WORLD Art Print Annval Mini Print (ブルガリア)

    41e Mini Print Intenacional de CADAQUES (スペイン)

2019〜2024  The Contemporary Miniprint of Kazanlak (ブルガリア)

2018~2024  The International Print Exchange (ダービー・イギリス)

2011 Japan-US art exchange exhibition’Warks on paper 2011

1998    個展(G-Wings 金沢)

1995    個展(INAX 金沢)

1989    日本美術展(マルタ国立美術館)

1988    日本具象版画展(東京)’88〜’92 ’89優秀賞

      日本美術展’88(国立博物館 ハンガリー)

 
パブリックコレクション マルタ国立博物館






《 春の風 》





寺尾ユリ子さんは、自身の作家活動と併せて、自宅のスタジオや金沢湯枠創作の森の銅版画工房で、
スクリーンプリントの手ほどきをしてこられたとのこと。


穏やかでかわいらしい語り口でいらっしゃりながら、
その作品の、なんと大胆でのびやかなこと!


岩瀬さん、崎元さんと共に搬入にお越しくださり、
遠路のお疲れも感じさせずに、長時間の展示作業をしてくださったことにもパワーを感じました。

長年のキャリアの中で、お人柄も含め、多くの方を魅了し、
たくさんの交流を築いてこられたであろうことがお話の端々から伺えます。







《 To the sky 》


展示作業後の語らいの中で新潟県内の作家の話題になり、
猪爪彦一さんの銅版画作品集をご覧いただいたり、近日開催される
高橋洋子さんの追悼展(親交のあった猪爪さんも共に出展)のことを話題にしたところ、

そのDMに記載された高橋さんのプロフィールを見た寺尾さん、
洋子さんと同世代、しかも自分も女子美だったの、、と

寺尾さんのプロフィールには作家活動の略歴しか記載されていませんが、
歳は数年違いだけれど在籍は重なりそうで、もしかしたら学内ですれ違っていたのではないかと、
急逝を悼んでくださいました。

洋子さんがご健在であれば、このたび出会っていただけたかもしれなかったことを惜しみながら、
ギャラリーHAFUさん(新潟市北区)での追悼展に思いを馳せました。












高橋洋子さんと同世代ということは、洋子さんと同い年の猪爪さんとも同世代✨

長年、制作発表を続けてこられた作家の言葉や作品、発するものからにじみ出る生き様に
感銘を受けることがしばしばあります。

辛酸甘苦は当然のごとく織り交ぜられていると思うのですが、
寺尾さんの作品の多くを占めるのは、歓喜であるような、、、


ギャラリーの”絵画”たる大作も、喫茶室のシンプルにデザインされた小品も、
みずみずしく、勢いのある、生命の賛歌のように感じられ、
こころの芯が震えるような気持ちです。







《 To float 》




8(日)9(月)在廊で、
最終日18(水)は調整がつけば、お越しくださるとのことです。


【参考】

Screen print/スクリーンプリント とは

岩瀬さんのトピックス文末でもお世話になりました
武蔵野美術大学「MAU造形ファイル」より