2025年8月1日金曜日

御礼/Daydream

猛暑、お見舞い申し上げます。


去る7/15~27に開催いたしました7月の展覧会《Daydream》は、
最終日も暑く、そして賑わいながら、無事に閉幕いたしました。

____________


暑さで気
が重くなりがちな夏ですが、
こころ躍らせ、
小さな旅をおたのしみいただけますように、、、


そんな気持ちで企画した展覧会でしたが、

出掛ける気持ちがそがれるような猛暑となり、
せっかくのお洋服も、試着するのがためらわれるかしら、、、と
案じながらの開幕でした。


そんな心配を払拭するように、連日、笑顔のご来訪をいただきましたことに、
まずはこころより感謝御礼を申し上げます。

暑い中、足をお運びくださいました皆様、どうもありがとうございました。






ブログに綴りたいことはたくさんあったのですが、
毎度ながら、一日の終わりには力尽き、、、 

会期終盤に、インスタグラムにいくつかをアップできたのみでした。

tabino_soraya


以下、長くなりますが、お求めいただいた作品の一部とともに、
展覧会を振り返りたいと思います。

たくさんの出会いのドラマがありました。






aoiroさんのお洋服は、涼やかな色、薄手のアイテムから旅立ちました






個人的にイチオシだった《チリチリレースのフレンチ袖のブラウス》は
試着すると実感していただけるパターンの素晴らしさ。
全色が旅立って、追加のオーダーもいただきました。

(お渡しまで今しばしお待ちください)






《原風景》



koko.switchさんのアクセサリーは、
ギャラリーでの展示ということで、一部の作品にはタイトルを添えてくださり、
ことば選びやイマジネーションへの感動もひとしお。

aoiroさんのお洋服とセットでお求めいただけたのもうれしかったこと。






《心の結晶》




 



左/《夜明け》と、ブローチでより一層素敵になるワンピ 


右/チリチリレースの赤いブラウスにとっても似合っていた
タイトル無しの赤い縁取りのブローチ


下/きれいなオレンジ色のスカーチョと、《そこに道があった》

最終日の運命的な出会い








色彩とタイトルが印象的だったのは石田賢一郎さんの作品も同様でしたが、
私は会期終盤まで、ただただ、その色彩のうつくしさに魅入っていました。


白い壁のギャラリーも、赤い壁の喫茶室も
様々な道のりを経た色の光の粒子に満ちて、特別な空間でした。












《やがてブルーになる》






《調和するリズム》部分




展示する会場のイメージやロケーションを重視する石田さん。

この場所に展示すると決まったのちに加筆してくださった作品↑

喫茶室の窓の外の緑の世界との重なりをイメージして描き上げてくださった作品↓





《森のなかの自分》 映り込みあり



外の景色の反射が生じうる、と想定されたこちらの作品↑は、
作品にとっての正面(作品を観る私にとっては背景)となる窓越しの緑とみごとに溶け合って、、、

あちらとこちら、

どちらが森かわたしか、、、


彷徨える不思議な世界が醸し出されていました。






左《森のフィルター》   右《湧き立つブルー》




大作には屋外に展示した様子を写した小さな写真が添えられていたのですが、
お客様が
「この絵の中に入るための扉だったりして…」とおっしゃったのは最高に素敵だったこと。

いつも計り知れない感性の奥行きに触れさせて
くださるお客様。。。

その色彩の世界に入り込むのはできそうだけど、、、
あちらからこちらの世界を眺める…??? それってどんなーー😆✨



この2つの作品の前では、飽きることなく見上げながら、色彩の粒子を浴びていました。


それが、この夏の空気の中でしたかったこと。
この展覧会にイメージしたことでした。



石田さんの元同僚の方々が多数お尋ねくださったのも、うれしかったこと。
かつて苦楽を共にしたであろう方々と、顔をほころばせての再会のご様子は、
キラキラと眩しい光景でした。





いつかの旅の話が尽きなかったひとときもありました。



太田亜矢子さんの作品世界は、まだまだ計り知れない奥行きで、
今回ようやく、その門をくぐることができたのがとてもうれしいです。


インスタに書きましたが、亜矢子さんが「壁掛け」のシリーズに名付けた「tool」は、
「こころのための道具」を意味します。


そのことにしばしば思いを巡らせました。







パタパタパタと、相次いで3方向に旅立ったカップ






最終日に迎えに来ていただいた二組の《阿吽》と壁掛けは

長岡の地で、新たな主様と善き日々を🌿✨






毎日が愉しかったのは
この方たちが居てくれたからであったのは間違いなしで








作家それぞれの熱き世界との出会いに、興奮が尽きなかった7月の展覧会

《 Daydream 》







最終日の搬出アフターは、みごとな夕焼け



長岡在住のaoiroさんとkoko.switchさんはもとより、上越の石田さん、加茂の太田さんも、
それぞれにご多用の中、遠路、幾日も在廊してくださり、


駆けつけてくださったお知り合いも、初めての方も、
皆さんゆっくり愉しんでくださって、

帰路の暑さを申し訳なく思いながらも、
本当にありがたく、うれしい毎日でした。

__________

会場で、実作品の色彩や、放つ輝き、手触り、存在感、
そして語らいをたのしんでくださいました皆様、ありがとうございました。


SNSで応援してくださる皆様、展覧会案内の設置にご協力くださる事業所様ならびに新潟日報社様、
いつも本当にありがとうございます。


おかげ様で、たびのそら屋は無事に上期を終え、これにて夏季休廊に入ります。


次回展覧会は9/9開幕。
3年ぶり2度目となるしんぞうさんの個展です。






しんぞう個展 「愛」 



会期    2025.9.9(火)~21(日)
OPEN    11:00~17:00 ※最終日は16時まで
休廊日   9/12(金)、17(水)


在廊日等の詳細は、会期が近づきましたらアップいたします。

▶しんぞうさんのInstagram⇒  

sinzow_art




今年の下期は、チカラみなぎる個展と二人展が続きます。
どうぞおたのしみに。







朝は緑の光で満ちるギャラリーが、夕焼け色に染まった搬出アフター


作品搬出で景色が一変するのはいつものことなのに


つい先ほどまでの朗らかな談笑や、いずこ


蝉の鳴き声と相まってか

にわかに心もとなく


白昼夢?


否、


それはたしかにあったこと




太田亜矢子/片口



寂しさと、安堵の入り混じる

夏の日の夕暮れ






「夏、終わった!」くらいの気持ちになりかけましたが、

まだまだこれからでした。


渇水の上越方面や各地の田畑を案じております。

なんとかこの夏をしのげますように。


夏の終わり、秋のはじまり。
また元気にお目にかかれますように🌿✨



2025年7月12日土曜日

Daydream

2025 SUMMER EXHIBITION 《 Daydream 》  

7/15(火)~ 27(日)
11:00~17:00 ※最終日16:00時迄
休廊日 7/18(金)、23(水)






暑い日が続いています。
皆様、お疲れ様です。

館内は、目には涼やかに。
けれど作家が作品に込めた情熱は熱い、展覧会《Daydream》 

最初の週末(3連休)の在廊予定

19(土)石田賢一郎さん(13時頃~)
20(日)太田亜矢子さん(13時半頃~16時頃)
21(月)aoiroさん、koko.swichさん(どちらも13時頃~)


※画像は販売済みのお品も写っています。
色彩は再現できていません。実作品をおたのしみください。
 






koko.switch















aoiro



















太田亜矢子





















石田賢一郎











💐aoiro / 洋服 @aoiro.lb   7/15(11時~)・21・27(13時~) 

💐石田賢一郎 / 絵画 @kenichiro099 7/16・19・25・27(各日13時半~)

💐太田亜矢子 / 陶 @toshukohu  7/16、17、20、25、27(各日13時半~16時頃)

💐koko.switch / 刺繍アクセサリー @koko.switch  7/17・21(13時~)24・27(14時~)




2025年7月11日金曜日

Daydream / aoiro

   2025 SUMMER EXHIBITION 《 Daydream 》

 7/15(火)~ 27(日) 
 11:00 ~ 17:00 ※最終日16:00時迄
 休廊日 7/18(金)、23(水) 

▶ 7/14   Instagramに開幕前の様子をアップしました ⇒ @tabino_sora


【出展者】 インスタアカウント・在廊予定

◆ aoiro / 洋服(長岡市)@aoiro.lb   7/15(11時~)・21・27(13時~) 

◆ 石田賢一郎 / 絵画(上越市)@kenichiro099 7/16・19・25・27(各日13時半~)

◆ 太田亜矢子 / 陶(加茂市)@toshukohu  7/16、17、20、25、27(各日13時半~16時頃)

◆ koko.switch / 刺繍アクセサリー(長岡市)@koko.switch  7/17・21(13時~)24(14時~)・27(13時半頃~)










▶aoiro  


【略歴・メッセージ】


札幌生まれ長岡市在住

子供服を作り始めたのをきっかけに
現在は主に大人服を製作しています

シンプルなものからインパクトのあるものまで、着る人の個性のひとさじになれたら…

着心地の良い素材をお試しください
今回の展示は大人服となります








近年、新たな挑戦著しいaoiro さん。
昨秋の栃尾での個展がとても印象的でした。


手掛けるお洋服は、シンプルだけど、さりげなくラブリーだったり
生地のハリのよさが、クールだったり

着ているひとにはわかる、ここちよい肌触り、うれしいフォルム。

初めての方にも、ぜひ出会っていただきたいです。



▶一部アイテムはオーダーもお受けできます。
aoiroさんの在廊日は7/15・21・27(各日13時~)
それ以外の日の対応など、詳細は後日改めて加筆いたします。








aoiroさんとkoko.switchさんは、6月に開催された三条御坊市にも出店されたので、
そちらで会われた方も多数おられることと思います。

私はちょうど風邪をひいて伺うこと叶わず、、 この展覧会があってよかった~✨🙌


土日のイベントには行けなくていつも残念、、、そ
んな皆様も、どうぞお出かけください💐

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【ご案内】


▶お支払いは現金、もしくは会期中のお振込みのみです。

▶作品は当日、お持ち帰りいただけます。

▶専用駐車場がございます。枠内の縦列駐車にご協力をお願いいたします。

▶会期中は喫茶室を営業しています。
 

maison de たびのそら屋
新潟県長岡市呉服町2丁目1-5
0258(77)2981




Daydream / 太田亜矢子

   2025 SUMMER EXHIBITION 《 Daydream 》

 7/15(火)~ 27(日) 
 11:00 ~ 17:00 ※最終日16:00時迄
 休廊日 7/18(金)、23(水) 

◆ aoiro / 洋服(長岡市)@aoiro.lb  
◆ 石田賢一郎 / 絵画(上越市)@kenichiro099 
◆ 太田亜矢子 / 陶(加茂市)@toshukohu  
◆ koko.switch / 刺繍アクセサリー(長岡市)@koko.switch 









 太田亜矢子 / OOTA Ayako 

Instagram @toshukohu
在廊日 7/16、17、20、25、27(各日13時半~16時頃)



【略歴】


1974年 加茂市生まれ
2013年より加茂にて制作活動

1997年 京都芸術短期大学 陶芸コース専攻科卒業
1999年 愛知県常滑市にて制作活動(~2009)
2005年 京都女流陶芸展 朝日新聞社賞
2019年 加茂市展市展賞 新潟県工芸展入選
2019年 新潟県工展入選
2021年    同展   入選
2024年 新潟県芸展入選









【メッセージ


加茂で作品を作り始めてあっという間に十数年。
本当にゆっくりゆっくりですが、前へ進んで来ました。

日々の営みに揉みくちゃにされながら制作もしていますが、
出来るモノは、何もかもからかけ離れ、ポンとただそこに在る、という事になります。

いつもどんなモノが出来るか、怖さ、愉しさ、半々です。








数年前に加茂市内でのグループ展で拝見して以来、
自由なフォルムの陶器やオブジェが気になっていました。


このところはご家庭のことでも大変お忙しく過ごしておられるとのことですが、
メッセージに書かれた「揉みくちゃ」な日々の中から生まれてくるものたちの、
いとおしさを思います。



DM掲載の2枚目の画像は、、
お客様「ねこ~?💕」「シーサー?」
いえ、、、「狛犬」のようです😊


うつわ、花器など、間もなく到来するすべてに、わくわくしています。





2025年7月10日木曜日

Daydream / koko.switch

   2025 SUMMER EXHIBITION 《 Daydream 》

 7/15(火)~ 27(日) 
 11:00 ~ 17:00 ※最終日16:00時迄
 休廊日 7/18(金)、23(水) 

◆ aoiro / 洋服(長岡市)@aoiro.lb  
◆ 石田賢一郎 / 絵画(上越市)@kenichiro099 
◆ 太田亜矢子 / 陶(加茂市)@toshukohu  
◆ koko.switch / 刺繍アクセサリー(長岡市)@koko.switch 







koko.switch

Instagram @koko.switch 
在廊予定 7/17・21(13時~)24(14時~)・27(時間未定) 








【略歴】


子どものころからものづくりに親しみ、ビーズ小物やマスコット人形、着せ替え人形の洋服作りに夢中になる。

大人になり一度離れるも、2019年頃にSNSで見た刺繍アクセサリーに心を打たれ、独学で刺繍を始める。

季節や自然の移ろい、心に触れた出来事からインスピレーションを得て、抽象的なイメージをかたちにする刺繍作品を制作。

現在はオンラインストアのほか、イベントなどにも出店しながら活動中。









【メッセージ】


このたび「DAYDREAM」という素敵なテーマでの展示にお声がけいただき、とても嬉しく思います。
これまでの作品に加えて、夏の記憶を手繰るようにいくつかの新作を制作しました。

思い浮かべたのは、子どもの頃の夏。

白く光る道の向こうで揺れる蜃気楼、 通り雨のあと、地面から立ちのぼる土と緑の匂い、
まぶしすぎて世界がかすんで見えた午後の光――。


今回のテーマは「ゆらぎ」。

陽炎のように不確かで、けれど確かにあった感情や風景を、刺繍という静かな手仕事に閉じ込めました。

ひとときの夢を見るように、ご覧いただけたら幸いです。








数年前の地域イベント「かきがわひらき」で出会ったココスイッチさん。


ひとつ、ひとつのお品の中に、物語があるような、
そこからはじまるものがあるような、
細やかな手仕事でありながら、絵画のようにも見えました。


イベント時には、わあっ☆ とうれしくテンション舞い上がり、
あれこれ目移りしてし
まいますが、今回はまた違ったこころもちで、

いつかの夏の日にも、思いを巡らせながら、

ゆっくりとご覧いただけたらと思います。



画像は作品イメージです。必ずしも今回の出品作ではありません。
新作含め、この夏の出会いをどうぞおたのしみに。



2025年7月8日火曜日

Daydream / 石田賢一郎

   2025 SUMMER EXHIBITION 《 Daydream 》

 7/15(火)~ 27(日) 
 11:00 ~ 17:00 ※最終日16:00時迄
 休廊日 7/18(金)、23(水) 

◆ aoiro / 洋服(長岡市)@aoiro.lb  
◆ 石田賢一郎 / 絵画(上越市)@kenichiro099 
◆ 太田亜矢子 / 陶(加茂市)@toshukohu  
◆ koko.switch / 刺繍アクセサリー(長岡市)@koko.switch 


作家略歴とメッセージをご紹介いたします。







▶石田賢一郎 / ISHIDA Kenichiro 

Instagram   @kenichiro099 
在廊予定      7/16・19・25・27(各日13時半~クローズまで)


【略歴】

1961年   新潟県上越市(直江津)生まれ

1985年   中央大学経済学部卒業
    新潟県労働金庫に就職(以降、県内各地にて35年間勤務)

1989年  上越市内の旧洋裁学校を借りてメンバー6人で創作活動を開始
      本業の傍ら周期的にグループ展を開催

1993年 「上越大和」にて個展

2020年   新潟県労働金庫を退職
    「ライオン像のある館」(上越市文化財 旧直江津銀行)にて個展

2021年   上越市内にアトリエを開設
    直江津船見公園海岸にて「何の前ぶれもない3時間の展示」実施
    市内の商業エリアや福祉施設などでの作品展示を開始

2022年  「アトリエNEXT」に参加 以後、毎年出品
    「なおえつうみまちアート」に参加
    以後、同イベントに毎年地元作家と連携して参画、出品

2023年   上越市戸野目の築140年の古民家「こうじや」にて個展

2025年   長岡市「maison de たびのそら屋」にて企画展に参加








【メッセージ】


これまで私が過ごしてきた道のりを振り返ると、いわゆる「アート」と呼ばれるジャンルからは程遠い環境に身を置いてきたようです。

しかし、こうして自分のプロフィールを時系列的に眺めていると、作品制作者としては再三の空白時期や長期のブランクはあったものの、幸運なことに節目節目で現在の自分につながる大切な出逢いが何度もあったように思います。

また、当時の日常と現在の自分との不思議なギャップが私の制作の原動力やモチーフとなっているように感じることがあります。私のどこかから染み出てくる作品達はそんな自分自身を投影している「カタチのない具象画」なのかも知れません。

このたびの企画展「2025 SUMMER EXHIBITION Daydream」への出品が新たな出逢いのスタートになれば幸いです。








たびのそら屋で展示していただいた作家の皆様の中では、異色のキャリアでいらっしゃいます。

大変なお仕事であったのではないかと想像しますが、在職時からの創作
活動の、なんとアクティブでユニークなこと。


先のトピックスで触れたように、作品は販売せず手元に所有し、様々な空間に異なるシチュエーションで展示することで、新たに感じられるもののあることを愉しんでおられます。


Instagramにアップされているように、その作品は多彩で、
いずれも眺め続けていたいような、色彩の重なりに溶け込み
たくなるような画面です。


水面のきらめきのような、木漏れ日のまぶしさのような、
晴れの日、雨の日巡るもの、変容するもの、、、

抽象画にみえるそれは、人生のさざ波であり、
かけがえのないものを表すカタチでもあるのでしょうか、、、


今回は、事前に見せてくださった様々な作品の中から、この夏の空気の中で拝見したい、
展覧会イメージを増幅してくれるような作品をリクエストさせていただきました。


初めての方には今後もたのしみに、従来からのファンの皆様には、
これまでとはまた異なる装いでの出会いを、おたのしみいただけたらと思います。